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財政出動の限界

2011-09-29 11:44:18 | FP
私たちは第二次世界恐慌に入ってしまったのか。アメリカの経済学者ポール・クルーグマン氏はバブル崩壊後の日本政府および日銀の政策を批判し続けていたのだが、2007年以降の金融危機に対し、アメリカもあの頃の日本と同じ事をしていると自虐的に述べている。本来のクルーグマン氏の主張はもっと大胆に、財政出動しろということだと思うが、政府の行動にも限度がある。実際の経済動向は、日本でも、アメリカでも、幾ら金融緩和しても、生産や消費活動が活性化しない。金利水準が0に近くなると、当然、投資家の意欲は失われる。どちらが先かの議論は別にして、銀行や投機筋は投資先が冷え込んでいる危険性を察知すれば、安全性を重んじて、国債購入に変える。国債に金が集中すれば、国債の金利は下がるが、民間の資金需要は減退し、経済の活性化が妨げられる。政府の財政出動には、所詮、競争原理は働かないので、無駄も多くなる。こうして、不況時に、各国政府の国債依存が深まると、経済規模の弱い国から、破綻が始まる。こうして、世界同時不況の足音が高くなっている。

Y-FP Office Japan

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