北朝鮮で何が起きているのか。

中国の秘密会では北朝鮮の崩壊後が主要な話題になりつつあるようである。つまり、今の北朝鮮の国土が韓国領になった場合に備えて、話し合われているのである。しかし、周辺国の多くは、北朝鮮の動乱を望んでいない。韓国にしても、北朝鮮のすべての民を救済する能力はない。日本にしても、今、改めて、賠償の形で、彼らへの全面的な支援体制を作れる財政状況でもない。安い労働力は彼らが韓国とは違う国民であって、初めて、成り立つことである。もし、同じ国民になれば、それは差別である。世界がそのような差別をなくす方向で動いていることは確かなのだが、それが急激な形で来ると、苦しむ人も片方で生まれる。このように北朝鮮の崩壊を多くの国が望んでいないにもかかわらず、北朝鮮自体が自壊し始めているのではないかという危惧が生まれている。急に、軍事パレードを実施したり、金剛山観光などで、韓国との無用な軋轢を起したり、北朝鮮政権のトップのあせりか、彼らの間で争いが進行しているようにさえ感じるのである。それを一番知る立場にある中国で、もはやこの国を見捨てはじめていると聞けば、この国をよく知らない私たちは、もっとぞっとする。世界の独裁国家は一見、強固に見えても、一度、崩壊へと動くと、雪崩を打って、崩れ落ちる。

Y-FP Office Japan