群舞が凄い!! と伝え聞いて急遽出かけました。
二世尾上松緑が創作し1967年に初演されたというこの作品は 現代でも新しい。
鎌倉時代、東大寺の二月堂でのお水取りで 集慶(じゅうけい)が過去帳を読み上げていると 何処からか青衣の女人(しょうえのにょにん)が現れる。実は女人は出家前の集慶の愛人だった。梅枝さんが切々と美しい。
練行僧が ボウリングのピンにように並んで まず一人、二人、三人、四人づつと並んでトンボをきる(バク転ではない)のにびっくり。10人もトンボが切れる人がいるのだ。
最後は 40人以上からなるという群舞。
左近や巳之助・児太郎・鷹ノ資も踊っているので見分けようとオペラグラスを使おうとしたがそれはヤボと気づく。これは全体を見る舞踊です。
夜の部その他は まず『宮島のだんまり』
菊之助さんの『髪結新三』
そうだこれは鰹の半身の話だったと思い出しました。
演者の顔が見分けられる近さで もう一度『達陀』が見たい。
残念ながらまだまだ空席が多いので行かれるかもしれない。
by 風呼 5月16日観