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籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)

2012-12-24 23:53:22 | 観劇

 

今年の観劇の〆は 歌舞伎です。

菊之助初演の 『籠釣瓶花街酔醒』 の花魁八ツ橋。

 

籠釣瓶とは 一度抜くと血を見ないではおかないという

主人公佐野次郎左衛門所有の 家伝の妖刀のこと。

 

冒頭の写真は 花道のつけ際で 花魁八ツ橋がお馴染さんに

微笑んだところ。  微笑みが多ければ多いほど 花魁の格が

上がるといわれた。(微笑まれた相手はご祝儀を出さなければならない)

 

その微笑を自分に向けられたと勘違いをした 痘痕面(あばたずら)の

次郎左衛門が 八ツ橋に入れあげ 縁切りされ 恨んだ挙句 妖刀籠釣瓶で

切り殺すのです。

 

縁切りの場の 「おいらん そりゃ ちょっと そでなかろうぜ」 の 次郎左衛

門の科白が 有名です。

     

                                  

             のけぞって死ぬ 有名なシーン

 

八ツ橋が  中村歌右衛門、 中村福助、 坂東玉三郎

次郎左衛門が 松本幸四郎、 中村吉右衛門、 中村勘三郎

八ツ橋の間夫(まぶ、情人のこと)繁山栄之丞に

   市川團十郎、 中村梅玉、 片岡仁左衛門  と観て

今日は それぞれ尾上菊之助、 尾上菊五郎、 坂東三津五郎の

配役で4度目になります。

 

願わくば

凛とした様式美の菊之助、 屈折した悲壮感漂う吉右衛門、 

立っているだけで女心を鷲づかみする 仁左衛門 で

見てみたいものです。

 

        by    風呼                  

 

 

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