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市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

市原市の保育の現状に愕然・・・

2023-01-20 | 子ども
写真は、先日視察させていただいた、市内のとある保育園。



もうすぐ卒園する年長さん。
みんなちゃんと”おつくべ”(←信州の方言で”正座”)して、
一生懸命ピアニカの練習をしていました。
小学校に上がっても困らないように・・・保育園もこんなことまで教えてくださるのですね。

園の方からは保育事情について色々とお話を伺って・・・
かなりショックを受け、自分の無能さにも腹が立ち。。

そうしたら今日ちょうどNHKで、そのとき聞いたお話と同じテーマが放送されていたので、
思わずテレビにかじりついて見てしまいました。

保育士の配置基準のお話です。

そもそも配置基準は国によって75年前からこんな風に決められています。

(NHK首都圏ナビのサイトより)

これで足りると思いますか?子どもの安全を保障できますか?
ましてや昔と違って今は、障害児や発達に遅れのある子どもも一緒だったり、
新型コロナの感染対策に神経を尖らせたり、
子どもの個性を大事にする保育を心がけなければならなくなったり。
この基準ではもうとっくに限界でしょう。

保育士の人件費は国や自治体が負担するのですが、
配置基準をもとに計算した人数分しか出ない仕組みになっています。

それではまともな保育ができないので、園が基準以上の保育士を雇うと、
その分は園の負担になり、運営を圧迫してしまいます。

そこで自治体によっては、基準を超えた保育士の人件費を、
独自に加算していたりします。

ある団体が、その加算の状況について、100の自治体で比較調査をしました。
その結果、
85の自治体が基準以上の配置について何らかの加算をしていたのですが、
14の自治体が基準のままでした。
実にショッキングなのですが・・・市原市もその14の自治体に入っているのです。

根本的には国が制度を見直さなければならないのはもちろんですが、
国がやらなきゃ市がやるしかないでしょう。

市原市も子育て支援策にはそれなりに予算を投じてきたとは思いますが、
こういった一般に表からは見えないけれど大事な部分について、
なぜ放置したままでいられるのでしょうか・・・。

これはなんとかしなければ。


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