ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

J2も語る(下)

2012年02月29日 | サッカー

高柳に続いて、右肩手術の馬原にも鶴。折り鶴がいくらあっても足りねえ。

さて、今季J2を語る後編は、3~6位のプレーオフ(以下PO)に進むクラブを予想する。

結論から言えば、予想は不可能<おい

昨季J2の順位表を見ると、PO進出のボーダーラインとなる6位は千葉だったが、

7位京都と8位北九州も、千葉と同じ勝ち点58だった。さらに言えば、

5位東京Vから10位栃木まで、6チームが勝ち点差3の中にひしめく。

この大混戦に、山形・甲府・福岡のJ2をよく知る3クラブが加わるとなれば、

全22クラブのうち、どんなクラブがPOに進んでもおかしくないと思う。

極端なコトを言えば、昨季ぶっちぎりの最下位だった岐阜とか

新参入の町田松本も「PO進出は絶対にない」とは言い切れないと考える。

もう一つ、PO進出の可否を左右するのが、クラブの財務状況だが、

前回のエントリーで言及したように、ごく一部を除いて、どこも厳しいのが現状だろう。

特に心配なのが大分

さすがに今季いっぱいでまるまる3億円をJに返すのは相当に難しいと察するが・・・


  • J2天下取り物語

んで、その大分と甲府が今季始めた面白そうな企画だが・・・

率直に言って、宗麟と信玄では戦国武将としての格が違い過ぎると思う。

また、3号は

「立花道雪に対抗するのが山本勘助では身分も力量も不足。ここは典厩信繁では?」

「なぜニータンが千代じゃないの? 百歩ゆずっても高橋紹運では?」

と、その配役にかなり手厳しい。

両クラブのみならず、他のクラブも「参戦」して広がりを持てば、なお面白そう。

最上の山形とか、佐竹の水戸とか、織田の岐阜とか、黒田の福岡とか、加藤の熊本とか

・・・そこの宇喜多の岡山、 だまし討ちや毒殺の支度を始めないように。

まあ、戦国時代も今季J2も「京都攻略」がカギとなりそうではある。


J2も語る(上)

2012年02月28日 | サッカー

本題の前に高柳に千羽の鶴。ひざの同じじん帯に2回もメスを入れるのはさぞ不安だろう。

さて今週末はJ1に先駆けて、いよいよJ2が開幕する。

3~6位のプレーオフ導入や、昨季のFC東京のような無茶なクラブの不在で

混戦が予想される一方、湘南や熊本の債務超過濃厚や、皇潤が逃げた福岡といった

クラブの財務の窮状を伝えるニュースも続いている。むろん札幌も他人事ではない

いろいろな意味で岐路を迎えた今季J2を上・下2回で語る。

本日は自動昇格となる1・2位に入るクラブについて、ワタシの予想を述べる。

最初に山形・甲府・福岡の降格組だが、

いずれも監督交代や、攻守の核となる選手の移籍・引退といった

マイナス要素を抱えて、「1・2位は間違いなし」とするには決め手を欠く。

それよりも、昨季後半戦で白星を重ねた京都を本命視する。

宮吉・久保といった若いFWにハイタワー長沢も加わった攻撃陣は魅力十分だ。

森下の移籍で、後ろの方にやや不安を抱えており、序盤はもたつく心配もあるが、

1・2位は十分に射程範囲ではないか。 シーズン途中の主力の海外移籍がないとは言えないが

3年目のJ2となる千葉は、木山監督やFW荒田・藤田、MF田中らJ2を熟知する

人材が加わった。「ちばぎんカップ」を見る限り、敗れはしたが仕上がりは良さそう。

オーロイ負傷欠場で失速した昨季の失敗は繰り返さないとみる。

むしろ、オーロイがベンチの巨大な置き物と化しそうな気がする

昨季は無念の4位に終わった徳島は、柿谷・倉貫・佐藤が抜けた穴が不安。

だが、「昇格請負人」の小林さんが監督に就いたし、

西嶋・上里・ジオゴを擁して昇格を逃すのも何だかシャクなので、上位候補に挙げる。

この京都・千葉・徳島の三つ巴による、1・2位の席二つの椅子取りゲームというのが

ワタシが予想する今季J2の展開である。

しかし、この三つ巴に割って入るかもしれない「穴馬」をひとつ指名する。

東京V

昨季J2でトップの69得点をマークしたように、毎年「爆発力」のみは備えている。

菅原の引退や、富澤・菊岡・河野の移籍といったマイナス要素を抱えるが、

新加入の西やユース昇格組が機能したら、いきなり突っ走る可能性はあると思う(つづく) 


TMやらPSMやら

2012年02月27日 | サッカー

本題の前に中山記念について。ええ、本命のボックス馬券は全滅した。

ただ、重馬場だったので「1枠1番シルポートの単騎逃げ残りもある」と考えて

本命視していた4頭に1番から100円ずつ流した馬券も買い加えていたのよ。

ただ、そこでワイドを買ってしまったのが、ワタシのへタレなところだがorz

馬連だったら収支トントンに、馬単だったら黒字にできたかもしれないのに・・・

おかげで収支は4千円強のマイナスという残念な結果に。

ワイドで20倍も付いたら、普通は大喜びなのに、全く喜べねえ。

まあ、馬券は残念だったが、「中山隊長」フェデラリストの走りにはしびれた

さて、福岡、大分を相手にした札幌のTM2連戦も0対0、1対2という残念な結果に。

ノース不在やら、2日間でメンバー総とっかえやらの事情はあったが・・・

奈良&櫛引の若いCBが零封演出といった成果もあったけれど、

TM北九州戦も含めて「良い流れの時間帯に得点・加点できない」のが心配だ。

スカパーのJ開幕直前SPで、解説陣全員が17位・18位に予想したのも無理はない

<むろん野々村さんまで17位予想という事態に腹を立ててはいる

まあ、この週末のPSMでは、J1がJ2に苦杯を喫するケースが相次いだが・・・

J1同士が対戦した25日の「鳥栖対G大阪」は、

2対1の白星という結果以上に、鳥栖には収穫があった一戦だったと思う。

トヨグバは1トップとしてJ1でも通用しそうな印象。

新戦力の水沼や池田・野田・船谷・早坂・ミヌが競い合う2列目は今後が楽しみだ。

問題は両SBかな・・・かなり裏を突かれていた印象がある。

敗れたガンバも、負けてなお強しの印象。今ちゃん&遠藤の不在が響いたが、

ブラジル人2トップに二上&佐々木の前線4人は怖い攻めを再三見せていた。

前半に何回かあった決定機をモノにしていれば、勝敗はひっくり返っていたと思う。

ただ、後半に投入されたFW佐藤が、スカパーの解説を務めた前・徳島監督の

美濃部さんの前で、決定機を逃し続けたのはいただけなかった。

そして、26日は千葉テレビで「ちばぎんカップ・千葉対柏」を観戦。

千葉はDFの不用意なプレーから、工藤に決勝点を奪われたが、FW藤田やMF兵働らの

新戦力に手応えを得たのではないか。一方で、MF米倉の骨折リタイアはショックだろう。


  • ホークスOP戦

ともに広島を相手に、25日は3対1で白星、26日は2対3で黒星という結果。

1戦目は先発・川原がわずか4球で危険球退場。

2戦目は三番手・千賀が被安打4で3失点。

期待の若手投手2人には苦い結果となった。

一方で、1戦目でスクランブル登板したルーキー嘉弥真が2回無失点。

森福に続く「左の中継ぎ」として及第点の投球を見せた。

3時間半ルールの継続や、馬原の右肩手術の凶報。

中継ぎ・抑えの再整備が急務の中で、森福に続く「左の中継ぎ」として期待する。

  • NOAH後楽園大会

GHCジュニア戦は中嶋が石森を下し、次期挑戦者に平柳を指名。

3月の横浜大会では、小橋に代わって、武藤が潮崎と組むことに。

このタッグとのノンタイトル戦に秋山がクレーム。GHCタッグ戦を要求したが、どうなる?


中山記念の予想

2012年02月26日 | ギャンブル

荒川弘先生の曾祖父は「川俣事件」に加わって、北海道に逃亡したのか・・・

逮捕されても、おそらく不起訴で事実上おとがめなしだったと思うが。

さて本日は中山記念の予想。このカテゴリーはGⅠ限定のつもりだったが、

「キャンセル料を取り返す」と宣言したうえ、現地にも行くので、予想を明記する。

まず近年の中山記念の勝ち馬には、中山で実績を残した「中山巧者」が目立つ

<それゆえか、この10年間で2回制覇の馬が3頭も出ている

  • ローエングリン(03年・07年)中山9戦4勝2着1回3着1回
  • サクラプレジデント(04年)中山4戦1勝2着3回
  • バランスオブゲーム(05年・06年連覇)中山8戦4勝2着2回
  • カンパニー(08年・09年連覇)中山5戦3勝2着1回
  • トーセンクラウン(10年)中山16戦4勝2着4回3着2回
  • ヴィクトワールピサ(11年)中山5戦4勝

この観点から一番人気の8枠11番トゥザグローリーは消した。

トップハンデ58.5キロで差し切った前走の日経新春杯は見事だったし、

連勝でドバイWCに臨み、「母親越え」を遂げてほしいという思いはある。

しかし、中山では過去未勝利で、距離1800も少し短いような。

「前走GⅡの馬は過去10年未勝利」というジンクスもある。

この馬には12月に「有馬3年連続3着」を期待<ナイスネイチャ2世となれ

同じ観点から消したのが、2枠2番リアルインパクト

中山を含めて「右回りが不得手」(4戦未勝利)という印象が強い。

一方で、同じ観点から買うことに決めたのは4頭。

3枠3番フェデラリスト<中山3戦3勝&現在3連勝中(金杯は世話になった)

6枠7番ダイワファルコン<中山10戦5勝2着2回3着1回(うち芝1800は3戦3勝)

7枠9番フィフスペトル<中山7戦3勝3着1回(昨年9月の京成杯AHの残像が・・・)

これに中山の実績は乏しいが、5枠5番レッドデイヴィスを加えた

<右回りの芝1800は3戦2勝2着1回

3・5・7・9の馬単ボックス12通りに500円ずつ、計6千円で勝負

<事実上の馬連ボックス6通りに千円ずつだが、オッズを考えてこの買い方に

後は当日の馬場とパドックの印象次第かなあ。


この時期は本来、TMやらPSMやらOP戦について語るべきなんだろうけれどね・・・

まとめて明日に回すので、勘弁して下さい。


ミステリ漫画二題

2012年02月25日 | 漫画・アニメ・特撮

きのう24日は4号の9歳のバースデー。

誕生会の買い物に出かけたついでに、いろいろ新刊本を買った。

Jのオフィシャルガイドや、札幌を特集した「Jリーグサッカーキング」4月号も

すでに店頭に並んでおり、いよいよ開幕が近いことを実感した。

同時に、それらの書籍に載っている高柳の笑顔を見るのがつらかった・・・鶴

漫画は池田邦彦「シャーロッキアン!」2巻と山口譲司「江戸川乱歩異人館」3巻を購入。

全く毛色が異なる2作だが、古典的ミステリを下敷きにした漫画は面白い。

「シャーロッキアン!」は、本筋とは離れた部分の仕掛けも楽しい。

「青い紅玉は語る」は、ホームズ譚の「青い紅玉」が下敷きと思わせて、

クライマックスの舞台となるショット・バーの名前が「ノーベリ」

つまり、「黄色い顔」を下敷きに、探偵役の車教授がひとりの女性をめぐって

誤った結論を出しかけてしまったことを暗に示していた。

また、エラリー・クイーンが「我が青春の名探偵」だったワタシには、

「儀式はふたたび」にあった探偵小説の蔵書のコマ(72P下部)に

「Xの悲劇」「Yの悲劇」らしき本がチラリと出てきたことがうれしかった

<背表紙に「of X」「of Y」の表記が見えた

年代を考えるに、戦前のバーナビー・ロス名義の原書かも。うーん、欲しいぞ。

・・・しかし、車教授の「老いらくの恋」はどうなってしまうのか?

まさか「這う人」のような結末にはなるまいな?

「乱歩異人館」の方は、予想していたことだが、とにかく「蟲」が不気味だった。

さすがは大槻ケンヂの「裏・乱歩ベストワン」である。

山口氏の絵も悪くないが、いつか丸尾末広氏による漫画化を期待する。


  • キリンチャレンジ杯

日本3対1アイスランド

いやあ、「ハンドスプリング・スロー」なんて久々に見たわ。盛り上がったねえ。

ルール上は反則になってしまう、とも聞いていたのだが。