きょう5日は五輪最終予選・シリア戦を控える大事な一日。
当ブログもサッカーへの考察を徐々に深めていこうと思う。
手始めに、今季のJ1残留に必要な勝ち点・得失点差の数値目標を考える。
このように語ると、「目標は残留」と受け取られて、岡山にしばかれそうだが、
近年は10年の湘南、11年の福岡と「前年のJ2で3位」のクラブが
わずか1年で、しかも異次元の弱さで再降格というケースが続いている。
ゆえに、今季は札幌が降格の最有力候補であることは正直、論を待たない。
現在の札幌はJ1の18クラブのうち、23番目ぐらいの位置にいるとみるべきだ。
(つまり、下に3クラブいればいいや、という心構えでは、残留はおぼつかない)
そんなクラブのサポにとって、目安となる数値目標は頭に入れておいた方がよいと思う。
・・・と言っても、実はワタシは08年に、J1が18クラブになった05~07年を参考に、
残留に向けた3項目の数値目標を割り出したことがある。
- 勝ち点40以上&得失点差-10点台
- 総得点&総失点のブービー&最下位を回避する
- 「白星なし=引き分けを挟んだ連敗」が二ケタは赤信号
なお、08年の札幌は勝ち点18・得失点差-34・総失点最多70点・白星なし連続18節
上記の3項目をいずれも達成できず、ダントツの最下位で降格した。
ある意味、ワタシの数値目標の正しさを証明した格好になったとも言える。
そして、09年以降のJ1の戦績を見ても、上記の3項目はなお通用すると考える。
ただ、残留を千葉・磐田・東京Vの三つ巴で争った08年に対して、
09年以降は、箸にも棒にもかからない底辺2クラブが出現した後、
降格の残り一枠を一騎打ちで押し付けあう、というパターンが続いてきた。
- 09年:底辺は千葉と大分、柏と山形の一騎打ち
- 10年:底辺は湘南と京都、FC東京と神戸の一騎打ち
- 11年:底辺は山形と福岡、甲府と浦和の一騎打ち
よって、今季は数値目標よりも、まずは早い段階でブービー・最下位から抜け出せるか
この成否に注目しようと考えている。
なお、あす6日からのエントリーでは、J1の他クラブの分析に取りかかる。
同時に、札幌の新加入選手の紹介を並行して進めていく予定だ。