ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

23年回顧/十大ニュース

2023年12月30日 | 日記・その他
あすは当ブログの最後を飾る替え歌ネタを掲載するので、
きょうは今年を駆け足で振り返る。まずは札幌のベスト&ワースト試合について。

ベスト4・29横浜FC戦(4対1)/ワースト4・15浦和戦(1対4)

生観戦4戦のうち唯一の勝ち試合をベストに挙げざるを得ない。
シャーク浅野のドッピエッタに加えて、



公式プロフにこんなことを記していた相手の33番のプロ初得点
おがめたし。この試合で運命の赤の糸がつながったとみる
なおソフトバンクの試合はとうとう1戦も生観戦できなかったorz

続いて恒例の今年の十大ニュースを発表する。
  • 10位:15年クラシック世代がリアルもアニメも席巻
27日に最終話を放映したアニメ「ウマ娘」3期。
キタサンブラックを主人公に、ドゥラメンテやサトノクラウンといった
15年クラシック世代に焦点を当てたが、リアル競馬もこの世代の産駒が席巻した。

皐月賞:ソールオリエンス(父キタサン)
ダービー:タスティエーラ(父サトノクラウン)
菊花賞:ドゥレッツァ(父ドゥラメンテ)
NHKマイル:シャンパンカラー(父ドゥラメンテ)
牝馬三冠:リバティアイランド(父ドゥラメンテ)
宝塚記念・秋天・JC:イクイノックス(父キタサン)

来年もこの勢いが続くのか。それとも初年度産駒から
早くもGⅠ馬が出たスワーヴリチャードあたりが割って入るのか。
  • 9位:功労馬が相次いで天国へ
これも競走馬の話だが、最高齢重賞勝ち馬のナイスネイチャ(35歳)や
最高齢ダービー馬のウイニングチケット(33歳)が虹の橋を渡った。
カワカミプリンセス(20歳)やシンコウウインディ(30歳)といった
「ウマ娘」でおなじみの名馬の訃報も相次いで残念。
ダービーのゴール直後のスキルヴィングの急死や
アスクビクターモアの熱中死といった現役馬の痛ましい最期も続いた。
  • 8位:「テキサス・ブロンコ」テリー・ファンク死去
訃報と言えば、ジェイ・ブリスコやブレイ・ワイアット、
そして木戸修と、今年も多くの有名プロレスラーが鬼籍に入ったが、
最も世間にインパクトを与えたのはこの訃報だったと思う。
多くのギター・キッズを生んだ入場曲「スピニング・トー・ホールド」
ともに、その名前が長く語り継がれることを願う。
  • 7位:有名ミュージシャンが相次いで天国へ
さらに訃報と言えば、今年は有名ミュージシャンの訃報が実に多かった。
高橋幸宏と坂本龍一のYMO2人だけでもインパクト大なのに、
ジェフ・ベック、ティナ・ターナー、鮎川誠、谷村新司、もんたよしのり、
大橋純子、KAN、BUCK-TICK櫻井敦司、チバユウスケ・・・
今年の喪失感はデヴィット・ボウイとプリンスを亡くした16年に匹敵する。
  • 6位:大谷翔平が例年と同じく人間離れの活躍
ダブルヘッダーの第1戦で完封勝ち&第2戦で2打席連続本塁打。
史上初の2季連続「二ケタ勝利&二ケタ本塁打」
日本人初のMLB本塁打王。史上初の2回目の満票MVP。
ドジャーズに移籍して臨む来季、打者専念でどんな数字を残すのか楽しみだ。
  • 5位:藤本ソフトバンクが54年ぶりの12連敗
かつての優勝争いの常連で、昨季もゲーム差なしで首位に惜敗した球団が
ここまで勝てなくなるものかと・・・試合を見るのが怖くなった。
ロッテとのCS3戦目を含めて野球の怖さを痛感した一年になった。
  • 4位:金子拓郎がディナモ・ザグレブに移籍
20年の鈴木武蔵以来の札幌からの欧州クラブ移籍。レンタルとはいえ、
関東大学2部から発掘した逸材がここまでステップアップしたか
という感慨があった。まあ、戦力低下に苦しむ予感もあったが・・・
そのネコタクだが、ディナモによる買い取りオプション行使の報道が
騒がしくなってきた。はたして札幌のフトコロにはいくら入るのか。
  • 3位:侍ジャパンが3回目のWBC制覇
1次ラウンドから7戦全勝という強さもさることながら、
準決勝メキシコ戦の逆転サヨナラ勝ちとか
決勝アメリカ戦の「大谷対トラウト」とか
神はいる そう思った大会だった
  • 2位:レジェンド選手の相次ぐ引退
サッカーの小野伸二・野球の松田宣浩・プロレスの武藤敬司
才能・実績に加えて、華やかさにも恵まれた3人がいっぺんに引退。
この3人に魅了されたワタシにとって、今年は大きな節目になった。
  • 1位:当ブログの終了を決意
12年の開設から干支が一周した年のひと区切り。長年のご愛読に改めて感謝。

  • TCK
東京大賞典を制したのは1番人気のウシュバテソーロ
ドバイWCを制した豪脚で外から差し切り、連覇を達成した。

そして馬券。

この「令和の変態」と化しつつあるドゥラメンテ産駒に
キタサン産駒の8枠9番ウィルソンテソーロの2頭軸の馬券も面白そうな

この「面白そうな」馬券に手を出して大正解
6・9の2頭を軸に1・2・5・8に流す3連複4通りを400円ずつ1600円
同じ組み合わせの3連単マルチ24通りを100円ずつ2400円
合わせて4000円を追加で購入したところ、1万6790円に増えた。

この結果、有馬記念・ホープフルS・東京大賞典の
年末3レースの収支は1万4000円→1万8000円超のちょい浮きに。
当ブログの最後の競馬予想がまずまずの結果に終わってホッとしている。

年の瀬の喜怒哀楽

2023年12月18日 | 日記・その他
きのう17日の中村俊輔の引退試合の顔ぶれを見ると、
この試合に出場したシンジの引退試合も
どれだけ豪華な顔ぶれになるのか、とワクワクしている。

さて本題。久しぶりに年の瀬の週末の喜怒哀楽でも。
HNL:ディナモ・ザグレブ0対0ハイデュク・スプリト
今年最終戦の「クロアチア・ダービー」は双方スコアレスに終わった。
逆転負けを喫したリーグ開幕戦のリベンジとはいかなかったが、
ネコタクがフル出場し、最高評価点(8.3)を得たことは喜ばしい。
そのダービーのダイジェスト動画がこちら
ディナモの「幻のゴール」はハンドによる取り消しやむなしとしても、
ネコタクの崩しをかなりフイにしたディナモの前線に怒りをおぼえなくもない。
元関脇の寺尾(錣山親方)が急逝。60歳はあまりに早い。
細身の体格から繰り出す回転の速い突っ張りと闘志全開の相撲に魅了された
ファンは多かったと思う。ただ、「思い出の一番」を語ろうとすると、
千代の富士に吊り落としで敗れた89年九州場所とか
初顔合わせの貴花田に敗れてさがりを叩きつけた91年春場所とか
敗れた相撲が思い浮かぶのが不思議。負けっぷりも魅力的だったということか。
木戸修・寺尾と縁深い人物を年の瀬に相次いで亡くした高田延彦の心痛や如何に。
朝日杯FSは1番人気のジャンタルマンタルが制覇。
牡馬も牝馬も2歳GⅠの勝ち馬は3戦3勝を遂げた格好に。
ワタシの馬券も何とかちょい浮きでイヴの有馬記念につなげた。

有馬記念と言えば、復帰した週にGⅠの2着に食い込み、
しかも前走を逃げて制したエコロヴァルツを追い込みで
馬券圏に導いた武豊はドウデュースとの本番が楽しみになった。
一方で出遅れ・暴走・ガス欠とシュトラウスに最悪の競馬をさせたマーカンドは・・・
有馬記念のディープボンドの鞍上は和田のままでよかったのでは

ワタシの漢字2023

2023年12月13日 | 日記・その他
きのう12日に発表になった今年の漢字は「税」
消費税率が5%→8%に引き上げられた14年以来2度目の選出となった。
まあ、渦中の裏金疑惑も「税金逃れ」の側面があるしね・・・

というワケで、きょうはワタシの今年の漢字を紹介。この一文字を選んだ。

「退」

20年「失」21年「沈」22年「空」から4年連続で後ろ向きな一文字ですまぬ。

振り返ると、スポーツ界に心浮き立つ話題が多かった一年だったとは思う。
WBCの無敗V。大谷のMLB本塁打王&2度目の満票MVP。
バスケ男子のパリ五輪出場決定。阪神対オリックスの関西シリーズ。
道産子アスリート・北口榛花選手の世界選手権やり投げ金の快挙。

ただ、それ以上に、小野伸二・松田宣浩・武藤敬司
Jリーグ・NPB・プロレス界の大物3人が引退した年として心に刻まれた。
札幌はネコタク移籍。ソフトバンクは12連敗。
7月の出来事を境に、そろってタイトル争いから撤退したし・・・

高橋幸宏・坂本龍一ほかの有名ミュージシャン。
ウイニングチケット・ナイスネイチャほかの有名競走馬。
その訃報にも気力が大きく減退した一年でもあった。
個人的にもいろいろな局面で「退き際」を考える年齢に差しかかった。

まあ、年の瀬を控えて、あまりネガティブな文章を記すと、
また凶事が降りかかるかもしれないので控えておく。
何しろ21年はベル麻痺で入院・22年はコロナ感染で隔離
最近の年の瀬はロクな目に遭っていないからなあ。

べらぼうに期待

2023年10月12日 | 日記・その他
蔦屋重三郎を主人公に据えた25年NHK大河「べらぼう」
横浜流星を主演に起用したことは当ブログもかつて言及したが、
当時の権力者である田沼意次・意知父子の配役が去る5日に発表になった。

渡辺謙&宮沢氷魚

この起用にがぜん視聴する意欲が湧いた。
というのは、この2人は20年のパルコ劇場の舞台劇「ピサロ」で共演したので。
しかも、主人公の侵略者フランシスコ・ピサロを渡辺が演じた一方で、
かつて渡辺が演じたインカ帝国最後の皇帝アタワルパを宮沢が演じた。
映画「スルース」のマイケル・ケインとジュード・ロウを思わせる
ちなみに「ピサロ」はピーターの、「スルース」はアンソニーの、シェーファー兄弟の作品

なぜワタシがこんな間柄を知っているのかと言えば、
2号の高校の同級生の舞台俳優もこの劇に出演していたので。
招待券をもらっていたのに、観劇前にコロナ禍で公演打ち切りの
憂き目を見たのが残念だった<後にWOWOWの放映を視聴

悲惨な最期を迎える田沼父子をこの2人がどんな人物像に仕立てるのか、
「風雲児たち」好きとして興味深い。
そして「風雲児たち」に絡み、以下の2人の配役も気になっている。

平賀源内 松平定信

「田沼と蔦重という身分違いの2人にどんな接点が出るのか・・・」
という出演者のコメントが5日の会見で出たらしいが、
「風雲児たち」好きは「キーマンは源内」と直感したのではないか。
蔦重の「吉原細見」に序文を寄せた源内が田沼とのパイプ役を務める、
というのは自然な流れに思える。

そして、田沼父子を追い落とし、「寛政の改革」で蔦重を処分する松平定信。
ラスボス級の存在感が求められる一方で、
この人は史実として、36歳で非業の死を遂げた意知より10歳も若い
「若きラスボス」を誰が演じるのか興味津々である。

  • ルヴァン杯
準決勝第1戦:福岡1対0名古屋 横浜M1対0浦和

名古屋は大嘉がスタメン出場も悔しい無得点。前半のみでユンカーと交代。
浦和はアンロペにPKを献上。終了間際には酒井が退場処分。

【映画】アントニオ猪木をさがして

2023年10月11日 | 日記・その他
昨夜のパ・リーグ最終戦は楽天0対5ロッテ
楽天は3併殺の拙攻ぶり。それは負けるわな・・・
この結果、ソフトバンク勝率0.5071/ロッテ勝率0.5072
ソフトバンクは1毛差で3位に転落し、CS本拠地開催を逃した。
14日開幕のCS1stは後日改めて語るが、正直勝ち上がれる気がしないorz

・・・そんな弱音を吐くと、「出る前に負けること考える馬鹿いるかよ」
張り手を食らいそうな。というワケで、去る7日に見たこちらの映画を語る。



プロレスラーのドキュメント映画と言えば、
天龍の引退ロードを追った名作「LIVE FOR TODAY」を思い出すが、
比較すると、良く言えば総花的な、悪く言えばまとまりに欠ける感。
引退試合のオカダ戦@両国というクライマックスが明確な「LIVE~」に対して、
こちらはプロレスラーやファンの証言のオムニバス構成なので仕方ないか。
試合映像も少なめなので、猪木信者にはもの足りないかもしれない。
猪木のような複雑怪奇な人物を2時間枠でまとめるのは無理難題とも言える。

ただ、ブラジル移民時代の10代の猪木を語る老人2人の現地証言や
1984年2月の「雪の札幌テロ事件」の内幕について
聞き手を煙に巻く藤原組長など興味深い映像も多かった。
札幌と言えば、銀幕で見る2002年2月の「猪木問答」の笑えることwww

もっとも、この猪木問答の当事者である棚橋が、当時の胸中を海野に語るシーンには
心ひかれた。猪木が去った新日本で棚橋がトップに立てた理由が分かったような。

「アントニオ猪木をさがして」というタイトルと裏腹に、
猪木に心酔し、その幻影を追い求めてきた世代よりも、
猪木に抗い、その引力に背を向けてきた世代が、より強く印象に残った。
ワタシにはそんな映画だった。

なおこの映画を見た人々に賛否両論の「とある猪木信者」のドラマ・パートだが、
世代・境遇によって、刺さる人と刺さらない人が真っ二つになるのはやむなしだろう。
作り手もそれを承知の上でわざわざ盛り込んだと考える。
ワタシは刺さった世代だが、80年代の小学生が当時は一般的ではなかった
「リベンジ」(注)という言葉を多用するなどシナリオの粗さは気になった。
注)リベンジは西武の松坂大輔が使ったことをきっかけに99年の新語・流行語大賞に選ばれた言葉

まあ、田口隆祐と後藤洋央紀の役者ぶりを楽しめたから良しとする。
特に田口は「パパわる」を見た時も言及したが、本当に演技が達者だ。