ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

真夏の祭典を考える

2012年07月31日 | プロレス・格闘技

モロッコ戦から一夜明けて起床したら、

北島は5位だわ、スペインは連敗で予選敗退だわ、本命の不振ぶりに驚いた。

一方で、本命と言えば、こちらの優勝予想も本命不在で難しくなりそう。

昨年は「内藤×中邑の決勝戦で内藤の初優勝」と予想し、顔合わせこそ当てたが、

肝心の優勝予想を外して、AKB倉持の予想に及ばぬという悔しい思いを味わった。

もうお分かりと思うが、本日はあす1日開幕の新日本G1クライマックスを語る。

結論から述べると、今年の予想も内藤の初優勝

根拠は3点。

  1. 棚橋・中邑・真壁・後藤の「四本柱」がひと通り優勝を経験
  2. 今年上半期のレインメーカーからの「置いてかれ感」を挽回
  3. 大会序盤のマッチメーク

1の結果、今年はこの四本柱よりも若い世代の優勝への期待感が高まっている。

じゃあ、オカダでよいのではとも思うが、G1まで制しては、

オカダの存在が突出しすぎる。このあたりでブレーキをかける気がする。

それに、オカダ人気は、もはや「G1初出場初優勝」を逃したぐらいでは揺るぐまい

また、新日本はG1に限らず、長期リーグ戦で「波乱の幕開け」を好む傾向がある。

1日・3日の後楽園2大会で、中邑&オカダとの連戦に臨む内藤はいかにも怪しい。

続いて、ブロック別の展開を予想する。

まずAブロック。IWGP王者の棚橋と12日の両国の最終戦で試合がない高橋は消し。

また、両国の丸藤×矢野は「決勝戦進出を目前に足元すくわれるカード」の匂いがする。

どっちがすくうのかまでは分からないが、

個人的には外敵・丸藤を相手に、「ヤノ・トー・ルー」人気が再燃する風景を想像する。

同じく両国の永田さん×みのるの遺恨マッチは泥試合の予感。決着が付かないのでわ?

引き分けで決勝戦進出という展開はG1ではあるまいと考えるので、2人とも消し。

残る3人から、決勝戦に進むのはアンダーソンと考える。

外国人選手を軽視するのが、例年のワタシのG1予想だが、

アンダーソンはすでに「お客さん外国人」ではない。春のNJCでも4強入りを遂げたし、

シングルの選手としても「G1ファイナリスト」の箔を付けてOKではないかと思う。

そしてBブロック。内藤が決勝に進むと仮定した場合、

両国でオカダと当たる真壁、中邑と当たる天山の仕事ぶりが重要になる。

一方で、5日の大阪でのオカダ×中邑の直接対決の意味が大きくなりそうな。

以上、「内藤×アンダーソンの決勝戦で内藤初優勝」をぶち上げて、終わりとする

・・・と言いたいが、優勝争いとは別に、気がかりなのが丸藤の身体である。

復帰後はグローバル・タッグリーグ戦にヨネと組んで参戦して優勝したが、

シングルの長期リーグ戦の参戦は初めてのはずだ。

その過酷さは日本屈指と言えるG1に、あの小さな身体で参戦して

故障が再発しないか、無事に完走できるか心配している。

KENTAが戻り、杉浦も復帰間近のNOAHが、今後のキーマンを再び失わないことを願う。


  • ロンドン五輪

メダルが増える・・・のはいいが、なぜ今大会は日本がらみで、こうもジャッジでもめるのか。

また、せっかくの金獲得も「マ●チの広告塔」の選手では素直に喜べぬ。大分サポはもっと複雑だろう

  • 高校総体

ベスト16のうち、西日本勢は大阪・岡山・島根・佐賀と、やや「東高西低」気味の大会に。

旭川実は終盤に追いつかれてPK戦で敗れ、流経大柏に雪辱ならず。


決勝T進出

2012年07月30日 | サッカー

予選第2戦:日本1対0モロッコ なでしこよりも男子U23が早く決めるとは予想外。

清武のハードラック、山口の宇宙開発が続いた時はスコアレスを覚悟したが、

永井がようやく決めてくれて助かった。権田もマヤたんもよく守ったと思う。

モロッコは楽な相手ではなかったが、ピムがアブラバトをなぜ外したのか分からん。

日本を熟知するあまり、「策士、策に溺れた」のか?


  • ロンドン五輪その他

ロンドン五輪ではちょっと注目して見てみよう

と記した途端に、アーチェリー女子団体が銅メダル獲得

くりぃむ上田がテレビで「オレ、今ものすごいアーチェリー射ちてえ」と言っていたが、

それは我が家も同じだ。南小岩においでよ<12本250円で射ち放題

  • J2

甲府3対1東京V 互いに退場者を出す荒れた首位攻防戦は甲府に軍配

岡山0対1千葉 ウノゼロ勝ちの千葉が2位キープ

湘南1対0北九州 勝ち点3を上積みした湘南、千葉・東京Vと同じ勝ち点49で4位 

  • JFL

ロック1対0長野 長崎2対0金沢 佐川4対3琉球 YSCC1対2讃岐

ロック、ほんこん上田のゴールで首位長野から金星。

純貴レンタル先の金沢は2位長崎に敗れて3連勝ならず。

3位佐川は雷による中断を乗り越え、琉球との撃ち合いを制した。

讃岐はYSCCを下して4位に浮上。

  • クラブユース選手権

予選第3戦:札幌0対4大分 1分け2敗で予選敗退という残念な結果に。

大分の高山に4失点。うち3失点が終盤10分間。酷暑の3連戦で力尽きたか。

  • 高校総体

道代表の札幌大谷は河合の母校の西武台(埼玉)に0対3の完敗。

旭川実は東山(京都)をPK戦で下し、流経大柏(千葉)との宮杯リベンジ戦に臨む。

なお、J注目のDF植田を擁する大津(熊本)は帝京三(山梨)にウノゼロ負けを喫した。

  • ホークス

初回に松田2ラン、2回に重盗と、大技小技を繰り出してロッテに4対2。

大隣は完投で8勝目。オールスター明けの初白星に花を添えた。

  • 新日本後楽園大会

昼の後楽園では、飯伏がロウ・キーからIWGPジュニア奪取。

  • 全日本後楽園大会

夜の後楽園では、大和が近藤を下してジュニア・ハイパー・リーグ制覇。

世界タッグ戦はゲット・ワイルドが防衛。敗れた真田・ドーリングは壮絶な仲間割れ。

船木×永田の遺恨の一戦は、船木が制して三冠挑戦を再びアピール。

なお、諏訪魔が大暴走の末のノーコンテスト。そして改めて週プロに宣戦布告。

現在の佐藤編集長は記者時代から新日本偏向記事が多く、

馬場全日本での小橋とも確執があった人物だからねえ・・・


パッカ来たりてナゴヤ撃ち

2012年07月29日 | コンサドーレ

ばくだん岩と化してメガンテを唱えろ、と言ったが、唱えたのはピクシーへのバシルーラ

「典型的なJ2のチーム」に敗れた気分はどーかね?<まだ根に持っている

まあ、「飛車角金銀落ち&中2日で北海道遠征」という相手に何とか五分の展開とか、

相変わらずCKからの失点が止まらないとか、注文を付けたらキリがないだろう。

だが、新加入トリオを起用した初戦で勝ち点3を得た、という結果を何よりも喜ぶ。

厚別に サポの笑顔の 大きな輪 シンヤが決めて 白星二個ニコ

久々の白星の狂歌に苦心。J1&パパとしての初ゴールおめ>上原

それでも、残留圏15位との勝ち点差は、縮まったとはいえ、13となお遠い。

正直、残留は厳しいという考えは変わらず。よって、さらに調子に乗ろうじゃないか。

「後半17戦は白星1個につき、先述した10万円宣言に1万円ずつ加算する」

名古屋戦の結果、まずは11万円に増えた。

もし札幌がJ1に残留を果たし、かつ後半戦で12勝を挙げた場合、

ワタシが来季支払うスポンサー料は22万円に膨らむ計算になるが、はたして。


  • 五輪サッカー

予選第2戦:なでしこ0対0スウェーデン 勝ち点1を上積みして、第3戦の南ア戦へ

  • J1

川崎4対1大宮 大敗した大宮、残留圏のがけっぷちに

柏4対1C大阪 同じく大敗のC大阪、こちらは降格圏に転落

神戸1対1G大阪 神戸の西野監督、前任のクラブに痛み分け

  • クラブユース選手権

予選第2戦:札幌0対1三菱養和 宮杯プレミアのリベンジならず。

最高気温35度超&熱中症による死者も出た昨日の群馬でよく戦ったとも言えるが、

勝ち点を取れなかったのは無念。本日の大分戦の白星が、予選突破の第一条件になる。

  • ホークス

スマイリー武田、攻守ともに長谷川に助けられて、プロ初黒星を免れた。

それにしても、11安打で2得点の打線が実に歯がゆい。 


名古屋戦の展望再び

2012年07月28日 | コンサドーレ

グラスゴーでは日本がスペインに勝ち、札幌にはパッカくんがやってきた。

「ジャイアント・キリング」の波に乗れ

相手の名古屋は18戦8勝5分け5敗。勝ち点29で6位。

首位を争う広島・仙台の両クラブからはやや水を開けられた。

また、FWでは玉田・ケネディ、MFではダニルソン・中村・磯村といった選手が負傷離脱。

加えて永井がロンドン五輪で悪目立ち中と主力の多くを欠く。

何かを起こすならば今しかない

札幌はテレ・ハモン・マエダの「デンジャラス・トライアングル」に攻撃を託す構えらしい

<個人的にはMJ風に「ディンジャラス・トライアングル」と呼びたい

前線の3人へのアウトソーシング・サッカーと言えば、

ブラジル人トリオを擁したジョエル・サンターナ時代の仙台が思い出される。

ワタシの好みのスタイルではないし、チームの窮状への「対処療法」と考えるが、

やりたいと思ったことは、とにかく何でもやったらよい。求めるのは結果のみ。


  • 五輪開会式

鐘の音と聖火の雰囲気には、アタマの中でアンダーテイカーの入場曲が鳴り響いたw

グレート・ブリテンの選手団入場で、1人ぐらい「シリー・ウオーク」をする選手がいることを

期待していたが。グレート・ブリテンと言えば、ポールの歌は「リヴ・アンド・レット・ダイ」

じゃなくて残念<007違い

  • 五輪サッカー

予選第1戦:日本1対0スペイン

試合前は「引き分け上等」だったのに、試合後は「もっと点取れや」となったのだから、

サカオタとは現金な人々である。もちろんワタシも。

  • クラブユース選手権

予選第1戦:札幌2対2横浜M

先制を許し、同点に追いつき、勝ち越したが、失点してしまった。

このように記すと、かなりの撃ち合いだったと想像できるが、

ガンバ×広島が5対5という壮絶な馬鹿試合をしでかしたので、全く目立たない

<この馬鹿試合でU19代表常連の広島・野津田がノーゴールだったのは不思議だ

  • ホークス

オールスター明けに、攝津・山田・大場でいきなりの3連敗orz

スマイリー武田に連敗ストップを託すが、高卒ルーキー頼みとは不甲斐ない。


リングサイドで恋をして・第10話/オランダ紀行・中編

2012年07月27日 | RSで恋をして

今回はツアーのメーンである97年2月2日の「フリーファイト・ガーラ」。

アムステルダムで開かれた格闘技イベントの思い出を語る。

まず印象に残ったのが、リングを囲むゲストの格闘家の豪華な顔ぶれ。

「欧州空手界の巨人」ジョン・ブルミン。「キックの帝王」ロブ・カーマン。

日本でも有名なアーネスト・ホーストやバス・ルッテン。ジェラルド&ニコのゴルドー兄弟。

イベントを主催したリングス・オランダの総帥クリス・ドールマンの大物ぶりがうかがえた。

次に印象に残ったのが、華やかなゲスト陣とは裏腹に、不透明な試合が続いたこと。

メーンは、ディック・フライがペドロ・パームを相手に、

ヒジ打ちやサッカーボール・キックを連発したあげく、1Rノーコンテスト。

成瀬はヴァレンタイン・オーフレイム(注1)を相手に、目尻を切って1Rドクターストップ負け。

長井はヨープ・カステルを相手に、急所へのヒザを食らって1RKO負け。

ジャパン勢の試合もスッキリしない結果が続き、田村がアンドレ・マナート(注2)を

スリーパーでしとめたのが唯一の救いだった。

ただ、後にリングスやPRIDEで活躍するギルバート・アイブル(注3)が前座を務めるなど

格闘技王国オランダの有望株を見ることができた大会でもあった。

最後に印象に残ったのが、サプライズな出会い。

大会終了後、帰りのバスを待っていたツアー一行の前を見覚えのある長身の男が通った。

「わあ、アーツだあ!」

異国のスポーツホールのロビーで、思わず発した日本語の叫びに、

こちらを向いたピーター・アーツの満面の笑みが今も忘れられない。

自分の価値を理解している者、自分をリスペクトしてくれる者を

見つけた時に、ヒトはあんな表情を見せるのか・・・としみじみ思い出す。

この後、ロビーは即席のサイン会&撮影会となったが、周りのオランダ人たちが

「このジャパニーズどもは何を騒いでいるんだ?」という表情をしていた記憶がある。

ワタシたちは逆に「アンタらは地元なのに、この男を知らんのか?」と言いたかったが。

ちなみに、このころのアーツは、すでに94年・95年のK-1GPを制していたが、

96年は3連覇を逃し、マイク・ベルナルドに3連敗(反則負け含む)と不振にあえいでいた。

しかし、上記の出会いの直後、97年3月に96年王者のアンディ・フグをKOして復活。

ワタシは「アーツが2号とツーショット写真を撮ったから」(注4)と今も信じて疑わない。

(第11話に続く)


注1・2010年K-1GP王者&ストライク・フォース元ヘビー級王者の

アリスター・オーフレイムの実兄。97年当時の兄弟の体格を思い出すと、

現在のアリスターの肉体は何か打ってやっているとしか思えん。

注2・オランダの名門「メジロジム」の現会長。94年のK-1GPにも参戦。

現在はアンディ・サワーほかのセコンドに付く姿が日本でもおなじみ。

注3・第4代リングス無差別級王者。しかし、戴冠直後に専属契約を無視して

PRIDEに電撃移籍。強いことは強いが、リング内外の素行に問題が多い選手である。

注4・ワタシは2号に「格闘技あげまん」の異名を付けている。

2号が見そめたり、いっしょに写真を撮ったりしたプロレスラーや格闘家、

相撲取りはその後、ブレイクするケースがかなり多いので。

3号もその血を引くらしく、赤ちゃんの時に初めて写真を撮ったプロレスラーが、

98年夏に来道していたバトラーツ時代のアレクサンダー大塚だった。

アレクは直後の同年10月のPRIDE4の総合デビュー戦で、

「路上の王」マルコ・ファスにTKO勝ちという大金星を挙げている。