ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

神に祈る

2016年11月30日 | サッカー

きのう29日のエントリーで、永源遥の訃報に絡み、ハル薗田に言及したが、

まるで呼応するように、飛行機事故の悲劇がスポーツ界を襲った。

サッカー・ブラジル1部「シャペコエンセ」の搭乗機がコロンビアで墜落

30日の「コパ・スダメリカーナ」(*)決勝第1戦に向かう途上だったという。

*欧州のELに相当。優勝クラブはナビスコ杯(現ルヴァン杯)優勝クラブとスルガ銀行杯で対戦

搭乗者名簿には、Jリーグに在籍していた指導者・選手が並び、日本にも衝撃を与えている。

その顔ぶれは以下の通り。

  • カイオ・ジュニオール監督(09年神戸監督)
  • DFチエゴ(10年京都)
  • MFクレーベル・サンタナ(05年柏)
  • MFアルトゥール・マイア(15年川崎)
  • FWケンペス(12年C大阪、13・14年千葉)=13年J2得点王

一時はMFモイゼス(15年福岡)やMFハファエル(09年札幌)も搭乗と報じられたが、

モイゼスは遠征メンバー漏れ。ハファエルは10月にUAEのクラブに移籍。この2人は難を逃れた

他の搭乗者にも、日本のブラジル人Jリーガーとつながりがある選手がいるかも。

安否が気遣われるが、「76人死亡」「ケンペス死亡確認」などの凶報ばかり・・・

上記の5人の中で、最も記憶に残っているのは、やはりJ2でしのぎを削ったケンペス

14年5月の千葉戦では「俺たちのフクアリ」で3季ぶりとなる黒星を付けられた。

井出のJ初得点に花を添えたとどめのヘッドにゴール裏で落胆したことを覚えている。

FWアレモン(05年京都・06年横浜FC)やFWデルリス(05年水戸・札幌)の

交通事故死にも思ったが、不慮の事故による現役選手の訃報が届くのはつらい。

まして、1クラブがまるまる消滅するような飛行機事故はダメージが大きい。

長距離移動を伴うフットボール・クラブは、

1949年の「スペルガの悲劇」(トリノの主力18人死亡)や

1958年の「ミュンヘンの悲劇」(マンUの主力8人死亡)といった

飛行機事故に遭う危険が高い。

特に、アウエー全戦で空の移動を強いられる北辺のJクラブはその危険と隣り合わせだ。

シャペコ市民の悲しみに、地球の裏側から寄り添いつつ、1人でも多くの生存を祈る。

なお、「コパ・スダメリカーナ」決勝は事実上、開催不可能になったが、

対戦相手のアトレチコ・ナシオナル(コロンビア)は、

シャペコエンセ優勝とするように南米連盟に願い出たという。

来月8日開幕のクラブW杯出場が迫るこのクラブもさぞショックだろう。

元気なプレーを日本で見せてくれることを願っている。


  • J1CS

決勝第1戦は、鹿島0対1浦和

「年間勝ち点1位が年間王者」に前進したことは是とするが、

それを導いたのが大伍をいけにえにした「家本劇場」というのが大いに不満だ。

この流れで、第2戦の主審が扇Oだったら、鹿島には目も当てられない一戦になりそう。


RIZINを非難する

2016年11月29日 | プロレス・格闘技

きのう28日はいろいろ残念な知らせがとび込んできた。

札幌が4選手と契約満了。永源遥の訃報(ハル薗田と同じ祥月命日とは)。

特にがっかりしたのは、坂田亘のRIZIN出場

26日に決まった「ギャビ・ガルシア対神取忍」と合わせて、RIZINには失望した。

夫唱婦随、もとい「婦唱夫随」の出場直訴で、小池栄子は女を上げたかもしれないが、

坂田は大いに男を下げた。出場会見にも夫婦で臨んでは、相手の桜井「マッハ」速人が

激怒したのも当然だろう。残念ながら、小池栄子抜きでは全く世間に届かないカードという現実もあるが

「タレントプロレスじゃないんだ」と桜井は苦言を述べたそうだが、

おそらく夫婦でリングに上がった、かつての「ハッスル」が念頭にあったに違いない。

当日の試合では、これ(視聴注意)を上回る惨劇になっても不思議ではない。

ただ、桜井も40歳を過ぎて、格闘家としては下り坂にあり、試合数も激減している。

かろうじて「ロートル同士の試合」として成立する可能性は残っている。

しかし、「ギャビ・ガルシア対神取忍」 これはもう正気の沙汰ではない。

身長差16センチ・体重差21キロ・年齢差21歳

「1985年生まれ」「1964年生まれ」の年齢差のみを考えても、

相撲に例えた場合、「鶴竜対旭道山」という無茶苦茶な顔合わせになる。

神取は自分が上回っている点として「経験値」を挙げた。

確かに「ミスター女子プロレス」として、北斗やブルと凄惨な試合をした。

時には女子プロレスの枠をはみ出し、藤原組長や天龍の胸も借りた。

ただし、それらはあくまで「プロレスのリング上」という話である。

87年7月のジャッキー佐藤の「心を折った」シュートマッチ。

今回は30年近い時を経て、神取がジャッキーの立場になるおそれが大きい。

いや、心のみならず、命にかかわる大怪我を負ってもおかしくはない。

そうなれば、女子の総合界には大きなマイナスである。

せっかくの「中井りん対村田夏南子」という魅力的なカードを台無しにしかねない。

さらに、「桜井対坂田」「ガルシア対神取」の2戦に共通するのは、

「これらのカードから総合の未来が全く見えない」という絶望感である。

これらの試合のせいで、少なくとも地上波において、

総合の未来を担うホープたちの放映枠が削られるかと思うと悔しい。

視聴率目当ての愚策が裏目に出て、数字的に惨敗することを心から願っている。


なお、札幌の契約満了については、選手往来が固まってから改めて語る。

ただ、惜別の思いを込めて、一枚の写真を紹介。

2004年2月24日。札幌の鹿児島・指宿キャンプ見学時の一枚。

中央のトリオは2号と3号と4号。大泣きの4号はこの日が1歳の誕生日だった。

ルーキーイヤーの上里(左)と桑原の初々しい表情が懐かしい。

この年の「J2最下位」の苦難を経験した札幌在籍の現役選手が消えるのは寂しい・・・


  • NPB

パ・リーグはMVPが大谷。新人王が高梨。タカを踏み台に、見事に栄光をつかんだ

<2人ともタカ相手に今季無敗。高梨はプロ初白星もタカ戦@草薙


悶絶の日曜日

2016年11月28日 | 日記・その他

PCとテレビの前でまる一日を過ごしたきのうの休日。

ほとんど動いていないのに疲労感いっぱいのダメ人間の24時間を振り返る。

  • 0:00

前日26日にWOWOWで一挙放映された「スター・ウォーズ」

エピソード1~7をBDにダビングしているうちに日付が変わる。

CX「うまズキ」を視聴後、ジャパンカップ予想&ブログ更新に取りかかる。

  • 2:45

2週ぶりの「タイガーマスクW」第8話をリアルタイム視聴。良回。

新日本のビッグマッチを蹴り、GWMのふく面Wトーナメントに向かうタイガーに、

日プロのWリーグを蹴り、虎の穴のふく面Wリーグに向かう昭和のタイガーが重なる。

旧作リスペクトの精神が読み取れるシナリオに悶絶

新日本から「平成のグレート・ゼブラ」の登場も期待させる流れ。

「隅田川決戦」という歴史用語もとび出し、プオタの心をくすぐる回だった。

  • 4:30

翌日(というか当日)のもろもろに備えて、ようやく布団に入る。

アイホをいじり、仙台のキム・ミンテを調べているうちに力尽きる。

  • 10:00

4号がはつらつとカヌーの練習に出かけた1時間後、イモムシのように起きる。

2号がハンバーガーをこしらえたので・・・

  • 10:45

地域CL最終日の大一番。三重対鈴鹿の「三重ダービー」をネットで追う。

三重4対1鈴鹿 三重がPK献上で失点後に2点を奪い返す前半に、

そして、三重が立て続けに2点を追加した後半に悶絶

ここまで今季の三重戦は5戦無敗の鈴鹿、6戦目で敗れてJFL昇格を逃した。

なお、続く試合は今治3対0三菱水島 1位今治・2位三重 岡田さんにも和波にもおめでとう

  • 12:30

J2・J3入れ替え戦の栃木金沢@グリスタをスカパー観戦。

第1戦は栃木0対1金沢 このアウエーの白星は金沢にはデカイ。

またもベンチ外の古田に落胆したが、後半44分に金沢決勝点という展開に悶絶

11月のホーム戦2戦で、栃木は続けて終了間際に失点。グリスタの神はいずこに。

  • 15:40

昇格POを後回しに、JRAジャパンカップをテレビ観戦。

キタサンブラックがまんまと逃走。府中に駆けつけた馬主にGⅠ3勝目を贈る。

リアルスティール5着&6枠12番サウンズオブアース2着という展開に悶絶

保険に買っておいた京阪杯の3連複が当たったので、ダメージは少なかったが

  • 16:00

昇格PO2戦をスカパー観戦。松本1対2岡山 C大阪1対1京都

後半に追いつきながら、終了間際に勝ち越しを許した松本に、

そして、終了間際に追いつきながら、勝ち越せずに終わった京都悶絶

「この試合を家で観戦出来て良かった・・・」という都倉のツイートに激しく同意

来月4日の昇格PO決勝は、C大阪岡山@金鳥(15:35KO)の桜桃対決

大熊清・元監督対長澤徹・元コーチの「FC東京対決」でもある。

  • 19:00

テレ朝「アメトーーク」仮面ライダー芸人・第2弾を視聴。

花爆弾にふっ飛ぶストロンガーと2号の雑なパントマイムに爆笑。

昭和ライダーの味わい深さに悶絶

  • 20:00

NHK大河「真田丸」第47回「反撃」を視聴。片桐様の冒頭ナレ死に悶絶

「うたのおねえさん」では「スケバン刑事」には勝てないわな。

  • 21:00

テレ朝「お菓子総選挙」を視聴。きのこは・・・きのこの山は・・・(遠のく意識)


ジャパンカップの予想

2016年11月27日 | ギャンブル

J2二大決戦&地域CL最終戦の日に、JRA府中開催ラストまで重なった。

こちらも大一番の第36回ジャパンカップを語る。

本日の都内は雨予報。直前まで買い方を迷いそうだが、まず2頭を軸に考えている。

1枠1番キタサンブラック 8枠16番リアルスティール

知る人ぞ知る「任侠シリーズ」(よしだみほ)の義兄弟コンビである。

キタサンブラックは12戦のうち11戦で3位以内という安定感。

さらに、「第36回」と馬主の語呂合わせもあって人気を集めている。

その馬主は自宅で転倒の災厄。お見舞いに「GⅠ3勝目」の朗報なるか。

リアルスティールは秋天2着からのローテが魅力だ。

ドバイターフを制したムーアとのコンビ再びも楽しみ。

ヒモ候補は以下の5頭。

父子制覇と重馬場上手に期待を込めて2枠3番ゴールドアクター

近年好走している「秋天からの古馬牝馬」2枠4番ルージュバック

皐月賞馬の5枠9番ディーマジェスティ&菊2着の7枠14番レインボーラインの3歳勢。

姉妹に続くGⅠ制覇なるか。ア共和国杯を勝った8枠17番シュヴァルグラン

3連複1・16-3・4・9・14・17の5通りに400円ずつ総額2千円投資

特にレインボーラインには期待したい。雨上がりの府中に虹を架けるか。

マイル路線とクラシック路線の「二刀流」はあまり好みではないが、

二刀流・大谷がベストナインW受賞を遂げたので「世相馬券」がありそうな。


  • JFLCS

第1戦@柏の葉は、流経大2対2ホンダ

古豪ホンダが前半2対0から学生相手に追いつかれた。らしくない試合運び。

これがCSの魔物なのか・・・来月4日の第2戦はホーム都田で挽回を図る。

  • 地域CL

決勝Rの2日目は、今治3対0三重 鈴鹿3対0三菱水島

2戦2勝の今治の2位以内=JFL昇格が確定 1次Rのスコアを三重にやり返した。

岡田さんのみならず、バリィさんも大喜び

一方で、三菱水島は2戦2敗&勝ち点0のままで、2位以上を逃した。

よって、本日10時45分KOの「三重ダービー」は2戦1勝1敗&勝ち点3同士の決着戦。

90分、PK戦を問わず、「勝った方がJFL昇格」という大変な一戦になった。


J2二大決戦を考える

2016年11月26日 | サッカー

昨季まで恋い焦がれた昇格POの舞台を「高みの見物」という幸せ。

この状況に不満はないが、あえて残念に思う点を挙げるとしたら、

こちらの超絶に高ぶる「非公式煽りPV」の札幌の出番が無くなったことか。

今年のPVアップを心待ちにしながら、あす27日のJ2二大決戦を語る。

  • 昇格PO第1戦

松本岡山 今季リーグ戦は松本の1分け1敗。

10月のホームでも、数的優位を生かせず、1対1で引き分けた。

だが、「引き分けOK」のこの一戦は松本優位と考える。

アルウィンに集うサポの圧倒的な後押しは、やはり大きなアドバンテージだ。

そして、岡山が上記の1対1から「1勝もできずに今季終了」という

泥沼にはまった事実も見逃せない<松本戦以降は8戦4分け4敗

双方の注目の選手。松本はFW三島

最終戦の横浜FC戦の投入直後、やべっちも魅了した決勝ヘッドを決めた好調を買う。

また、水戸在籍時の3月の岡山戦では、0対2から自身のゴールなどで追いつきながら、

最後の最後に3点目を許す屈辱を受けた。「水戸の仇を松本で」という展開があるかも。

岡山は当然「ヤジトヨ」の2人 ただし、このコンビが活躍するほど、

来季の岡山に待ち受ける戦力ダウンを連想してしまうのが、見ていてツライ。

C大阪京都 今季リーグ戦はC大阪の1分け1敗。

一見して分が悪いが、7月の西京極の一戦は、0対3の後半30分から追いついた。

京都には「負けに等しい引き分け」であり、実質は双方1勝1敗の五分とみるべきか。

こちらは「京阪ダービー」ゆえ、金鳥とはいえ、圧倒的なホームにはならないかも。

ならば、シンプルに戦力差が明暗を分けそうな。負傷者が相次いでいるC大阪だが、

このPOに復活を期しているFW柿谷の存在が不気味だ。

  • J2・J3入れ替え戦

栃木金沢 個人的にどうしても金沢をひいきしてしまう。

退任が報じられた森下監督や、讃岐レンタル時に続く入れ替え戦に臨む古田の存在。

そして、何よりも今季最終戦で「赤の共犯関係」に落ちた相手であるwww

過去3戦の入れ替え戦の展開をみると、

「第1戦引き分け=J2クラブ残留」「第1戦黒星=J3クラブ昇格」という流れ。

おそらく金沢「初戦は敵地で負けなければよし」という姿勢だろう。

ただし、第2戦はおなじみの石川西部ではなく、近場ながら富山という「中立地」

よって、引き分けるにしても、アウエーゴールは奪っておきたい

なお、金沢の中美栃木の因縁は先に語ったが、栃木にも金沢と因縁深い選手がいる。

ひとりは金沢に昨季在籍したジャーン・モーゼル もうひとりは大石

大石は2009年に神奈川大を中退し、JFL刈谷に入団したが、

地域決勝3位の金沢との入れ替え戦に敗れ、東海リーグ送りの憂き目を見た。

その後、J3藤枝を経て、今季から栃木に加入。

リーグ5位タイの11得点を挙げて、チーム得点王に輝いた今季の終わりに、

「金沢との入れ替え戦再び」という状況には、燃えるものがあるに違いない。

奇しくも3人ともFWである。

前線のバトルに注目しながら、この入れ替え戦を観戦するのも面白そうだ。


  • 地域CL

決勝Rの1日目は、三重2対1三菱水島 今治2対1鈴鹿

2戦とも、先制した方が同点を許した後に突き放す展開に。

鈴鹿に今季勝てなかった三重に敗れた今治が鈴鹿を下して、

「三すくみ」が成立するあたりに、この決勝Rの混戦ぶりがうかがえる。

  • NPBベストナイン

中島はベストナインの方を獲るのでは・・・

大外れ。中島も今宮も獲れず、遊撃手はロッテ鈴木大地

つーか、ソフトバンクは無念の受賞ゼロorz

うーん、逆転優勝を許したし、個人タイトルを逃した選手が多かったし、

個人タイトルを獲った和田やギータはともに終盤にリタイアしたし・・・

この屈辱は是非もなし。来季への糧にするのみだね。