ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

J1戦力分析/その6・名古屋

2012年02月11日 | サッカー

戦力紹介の6回目は、ダニルソンをお買い上げ下さったこのクラブ。

超円高で自動車業界が苦しいにもかかわらず、その太っ腹ぶりに感謝。

だが、10年の天皇杯でピクシーに「典型的なJ2チーム」と揶揄された悔しさは忘れぬ。

【名古屋/4月14日16時・豊スタ】

監督:ドラガン・ストイコビッチ(続投)

主なOUT

DF千代反田(磐田)松尾(京都)

MF花井(徳島)橋本(水戸)

FW久場(愛媛)

主なIN:DFダニエル(甲府)石櫃(神戸)FW巻(湘南フ)

主な新人

DF佐藤(名古屋ユ)

MF水野(名古屋ユ)田鍋(三菱養和)

FW高原(名古屋ユ)

名古屋にしては正直、オフの動きがおとなしめ。やはり自動車業界は苦しいのか。

とはいえ、その戦力自体は、札幌とは比べるまでもなく充実している。

また、昨季のJユース杯を制するなど育成部門がなかなか元気だ。

今季はおそらくマイク弟のDFニッキ君の二種登録があるのではないか。


【新戦力紹介・第6回/FW前田俊介・大分から完全移籍】

86年6月9日生 172センチ/72キロ

広島ユ→広島(05~07年)→大分(07~10年)→F東京(10年)→大分(11年)

高柳の紹介でもふれたが、03、04年にユース3大会を制した広島ユースのエース。

この3大会ですべて得点王に輝いた左利きのストライカー。

シュート・ドリブル・プレースキックのいずれも高いレベルを誇った「天才」である。

弱点は運動量、特に守備の動きの乏しさ。主審に手を出す不安定なメンタルも抱えて、

監督にとっては、なかなか使いにくい選手と言える。

クラブとしての札幌、指揮官としてのノブリンは問題児の更生に定評があるが・・・

昨季は田坂監督の下で、クラブ2位・シーズン自己最多となる8得点を挙げて、

更生の兆しを見せた。この8得点のうち、実に7得点がアウエーでの得点である。

敵地での勝負強さをぜひ札幌でも発揮してほしい。