ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

J2も語る(上)

2012年02月28日 | サッカー

本題の前に高柳に千羽の鶴。ひざの同じじん帯に2回もメスを入れるのはさぞ不安だろう。

さて今週末はJ1に先駆けて、いよいよJ2が開幕する。

3~6位のプレーオフ導入や、昨季のFC東京のような無茶なクラブの不在で

混戦が予想される一方、湘南や熊本の債務超過濃厚や、皇潤が逃げた福岡といった

クラブの財務の窮状を伝えるニュースも続いている。むろん札幌も他人事ではない

いろいろな意味で岐路を迎えた今季J2を上・下2回で語る。

本日は自動昇格となる1・2位に入るクラブについて、ワタシの予想を述べる。

最初に山形・甲府・福岡の降格組だが、

いずれも監督交代や、攻守の核となる選手の移籍・引退といった

マイナス要素を抱えて、「1・2位は間違いなし」とするには決め手を欠く。

それよりも、昨季後半戦で白星を重ねた京都を本命視する。

宮吉・久保といった若いFWにハイタワー長沢も加わった攻撃陣は魅力十分だ。

森下の移籍で、後ろの方にやや不安を抱えており、序盤はもたつく心配もあるが、

1・2位は十分に射程範囲ではないか。 シーズン途中の主力の海外移籍がないとは言えないが

3年目のJ2となる千葉は、木山監督やFW荒田・藤田、MF田中らJ2を熟知する

人材が加わった。「ちばぎんカップ」を見る限り、敗れはしたが仕上がりは良さそう。

オーロイ負傷欠場で失速した昨季の失敗は繰り返さないとみる。

むしろ、オーロイがベンチの巨大な置き物と化しそうな気がする

昨季は無念の4位に終わった徳島は、柿谷・倉貫・佐藤が抜けた穴が不安。

だが、「昇格請負人」の小林さんが監督に就いたし、

西嶋・上里・ジオゴを擁して昇格を逃すのも何だかシャクなので、上位候補に挙げる。

この京都・千葉・徳島の三つ巴による、1・2位の席二つの椅子取りゲームというのが

ワタシが予想する今季J2の展開である。

しかし、この三つ巴に割って入るかもしれない「穴馬」をひとつ指名する。

東京V

昨季J2でトップの69得点をマークしたように、毎年「爆発力」のみは備えている。

菅原の引退や、富澤・菊岡・河野の移籍といったマイナス要素を抱えるが、

新加入の西やユース昇格組が機能したら、いきなり突っ走る可能性はあると思う(つづく)