ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

4月の終わりに

2020年04月30日 | サッカー
Jリーグ理事会が金融機関との融資枠設定に合意。金額枠は未公表だが、
村井チェアマンが「リーグ年間予算とほぼ同額」とコメント。19年度予算が
約265億円だったので、一部報道にあった200億円規模とみてよいか。
ただ、どこもかしこもジャブジャブ借りられるワケではあるまい。
実質の貸主が金融機関になることで、クラブの財務状況がより問われる。
鳥栖は枠の1割が融通されるかもという甘い期待を抱くべからず。

さて、きのうはそのJリーグと各クラブのウェブ会議の実施が報じられた。
ただ、どんなことが協議されたか、メディアによって力点が異なっている。
以下に整理してみた。
  1. 6・7・8月再開案に加えて、9・10月再開案も検討
  2. ただ、シーズンの越年終了には多くのクラブが反対
  3. 再開前の調整期間は「4週間」が本命
  4. J1の試合の前後に、J2・J3の試合を組む「ダブルヘッダー」を認める
  5. 開催基準を満たさない競技場での開催も認める
  6. 同じ競技場で同じカードの連戦も認める
  7. 再開後の過密日程に備えて「交代3回最大5人」案を提案
  8. ルヴァン杯は予選3戦・本戦3戦の計6戦に縮小か<事実上は残り5戦
いろいろと思うところはある。
2はなし崩しの秋春制移行をクラブ側は警戒したのかな・・・
ワタシが最も重視したのは6。とうとうホーム&アウエーを諦めたか。
これはJリーグが「試合消化数>公平性」に舵を切ったことを意味する。
放映権料をめぐるプレッシャーがちらつく。
せめて中立地開催を望むが、ホーム以外は空路移動を強いられる
札幌の場合、下手に地理上の視点のみで中立地を決められると、
余計に移動がしんどくなることもあり得る。競技場選定は慎重を望む。

地域リーグその後

2020年04月29日 | 新型コロナウイルスがにくい
4月も押し迫り、ちょくちょく在宅勤務をこなしているが、
いわゆる「テレワーク」ではないので、かなり気楽ではある。
その気になれば、布団の上に全裸で寝そべりながらでもOK。
・・・なに? 本当に全裸で仕事をしているのじゃないかって?
失敬な。パンツぐらいははいていますよ<おい

さて本題。先日紹介したサッカーの地域リーグで新しい動きがあった。
多くの地域が「前期中止」を打ち出す中で、6月再開を目指していた
東海リーグが一転、24日に「前・後期とも中止」を発表した。
その内容は以下の通り。
  1. リーグ戦の代わりにトーナメント戦を実施。9月20日開幕予定
  2. 今季の1・2部の入れ替えはなし
  3. 今後の情勢次第では全日程中止もありうる
ちなみに、今季の東海1部は8チームで構成。
トーナメント戦はたぶんホーム&アウエーの全14戦になるとみる。
また、こんな大幅な変更に踏み切った背景には、
先に9月16日開幕と変更された天皇杯の存在があると推察する。
つまり、東海4県(静岡・愛知・岐阜・三重)の各協会に
当面は県代表選出に専念してもらい、天皇杯1回戦の終了後に
リーグ戦、もといトーナメント戦に取り組んでもらう配慮ではないか。
「王国・静岡」を抱える東海リーグの今回の動きが、
他の地域に波及するかどうか注視している。

どうなる籠城戦

2020年04月28日 | 新型コロナウイルスがにくい
九州の話題、つづく。筑後から南下して、きょうは肥後の話。
GW改めてステイホーム週間が始まり、
熊本市がリリースした下のポスターが話題になっている。


西南戦争で50日間に及ぶ薩軍の包囲に耐えた名城だけに説得力がある。
また、2016年の熊本地震からの再建アピールも期待できるか。ひごまる元気かな

だが、同時に「援軍なき籠城戦に勝ち目なし」という格言も思い浮かんだ。
小田原城や大坂城。歴史上、この格言に逆らえず落ちた名城は数多い。
熊本城とて、南下する政府軍が田原坂を突破しなかったら、どうなっていたか。
そして、籠城戦と言えば、日本史好きが必ず思い出す城攻めがふたつある。

三木の干し殺し 鳥取の渇え殺し

このステイホーム週間とともに緊急事態宣言が終わりを告げる。
そのように甘く考えている国民は正直、少ないだろう。



宣言の延長とともに、上のキャラが復活しないかと不安に思っている。

どうなる鳥栖

2020年04月27日 | サッカー
週末の数少ない娯楽として踏ん張っているJRAは、
25日は単勝万馬券5本&100万円3連単4本がとび出し、
26日は京都1Rで5頭が落馬と大荒れになった。
負傷した岩田康成や松山弘平ら騎手の状態が気がかり。
2人は5月のGⅠ戦線で有力馬の騎乗が予定されているし・・・

他にも「インターハイ中止」などの凶報が続いたこの土日。
再開を待つJクラブのサポーターにも衝撃の知らせが舞い込んだ。

鳥栖が19年度決算を公表 20億円超の赤字計上

この知らせに、ワタシは瞳ぱちくり&口あんぐり。下のキャラのようになった。


19年度決算と言えば、先に仙台が4億2千万円の赤字を計上。
札幌も1億4千万円の赤字を計上し、コロナ中断の長期化を見越して
「5~10億円の資金調達に動いている」(ノノ社長)と報じられたばかり。
これらの決算に比べても、その赤字額は文字通りケタ違いに大きい。

なぜこんな事態に。鳥栖が公表した経営情報を見ると一目瞭然。


広告収入(=スポンサーからの広告料)が前年の22億円強から
8億円台に急減してしまった。契約を打ち切った大手スポンサー、
有り体に言えば、サイゲームスが抜けた穴を埋め切れなかった。
他にも、新規スポンサーが3社ほど撤退したとか、
Jリーグからの配分金・融資を合わせても大幅に足りないとか、
クラブ消滅とか、J3送りとか、今季公式戦に参加できないおそれとか、
ネガティブな話ばかり聞こえてくる。

これらの報道について、気になった点が二つある。
ひとつは「株主からの増資」によって債務超過を免れたこと。
株主にかなりの無理を強いたと想像できる。
それは即ち、コロナ不況が待ち受ける今年度は禁じ手ということだ。
つーか、本当にそんな規模の増資が可能だったのか? 粉飾決算を疑ってかかった方が・・・

もうひとつは、今年度のチーム人件費を11億円に圧縮するとしたこと。
これは19年度の人件費の半額以下であり、
ノノ社長が唱えている「J1定着に必要な金額」15億円より低いうえに、
J2でも大宮(19億円)や千葉(12億円)を下回る<ともに18年度決算
降格免除の今季はともかく、この財務状況では来季以降がかなり心配だ。

この財務状況を把握しながら、竹原社長は3月の「経営危機報道」
よく否定したものだね・・・30日のサポミの行方を注視している。

延期の嵐やまず

2020年04月26日 | 新型コロナウイルスがにくい
以前から昨今の世情を幕末に重ね、ええじゃないか再びを唱えていたが、
ええじゃないかをとび越え、「奥羽越列藩同盟」が復活とは予想外だった
<東北6県&新潟がGWの県境越え自粛を要請
ここは「奥羽皆敵」とか言わずに、粛々と従うべきだろう。

というワケで、GW突入を機に、主なスポーツ・イベントの延期・中止を改めて。

【Jリーグ】

最短の再開日は6月13日。5月23日が決断の目処。
ただし、緊急事態宣言が延長された場合、7・8月再開もありうる。
無観客開催のシナリオも検討せざるを得ない事態に。

【NPB】

5月開幕を断念。交流戦も中止。
無観客開幕を視野に、5月11日に再開日程を協議。

【大相撲・プロレス】
  • 夏場所:来月24日の初日に黄信号
  • 新日本:5月3・4日のレスリングどんたくまで中止
  • 全日本:5月8~10日の沖縄3連戦まで中止
  • NOAH:5月中の全大会中止
  • ドラゲー:5月10日までの全大会中止
  • DDT:5月中の全大会と6月7日のさいたま大会中止
【JRA】 5月いっぱい無観客開催。ダービーも戦後初の無観客

高田川親方(元・安芸乃島)や白鷹山らが感染した大相撲は、
夏場所開催がいよいよピンチに。同じ部屋の竜電らも心配だ。
親方がまわしを締めて弟子に胸を貸すこともあったらしいので・・・
部屋がある清澄白河は「横綱通り」と呼ばれる界隈に
相撲部屋が集中している。他の部屋の状況も気にかかる。

新日本も「ベスト・オブ・スーパーJr」の開催が5月12日に迫るが、
こちらも開催は絶望か。来日外国人選手の隔離期間も必要になるし。
NOAHも6月14日の後楽園大会「三沢メモリアル」が開けるかどうか。