ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

23年ホークス回顧

2023年12月20日 | ホークス
空気を読まずに今季のソフトバンクを振り返る。
71勝69敗3分けの3位 2位ロッテとは1毛差
「あと1勝」に泣いてリーグ制覇を逃した昨季から
「あと1勝」に泣いてCS本拠地開催を逃した今季は
「退化」のそしりを免れまい。藤本監督の事実上の解任もやむなしだろう。

さらに、7月の12連敗や昨季と同じ9戦1勝8敗の不振に終わった「鷹の災展」
そしてCS第3戦の「3点差を守り切れずサヨナラ敗退」
勝負弱い現状が改めて浮き彫りになったシーズンにもなった。

千賀の穴を埋められず、パ・リーグ唯一の規定投球回数ゼロに終わった先発陣。
その先発陣の尻ぬぐいを続けたあげく「モイネロ離脱」でとどめを刺された救援陣。
盛り上げ役のアトゥーオを放逐した一方で、
助っ人ガチャに大失敗し、ギータ・近藤頼みに陥った打線。
小久保新監督ほかスタッフとフロントには、
昨季オフ以上の大がかりな再構築が求められる。

今回のどすこい獲得も、昨季の球宴の「浅村情報」からの規定路線とはいえ、
「なりふり構わず」というフロントの姿勢が透けて見える。
まあ、どすこいを素行面で拒否した場合、同罪で放逐必至のスタッフを何人か抱えているからね・・・
ただ、人的補償次第では、チームやファンがさらに動揺することもあり得る。
「高い買い物」に終わるリスクもかなり高いとみる。

なお、どすこい獲得には我が家でも2号の拒否反応が強く、
来季のクラブホークス(ファミリー会員)更新を見送る結果に。
これまでも正直、特典が多い一方で、
都内在住者にはメリットが乏しいという不満も募っていたので。
ファンを辞めるワケではないが、来季は札幌により比重をかける見通し。

現役ドラフトどうなった

2023年12月09日 | ホークス
宮杯プレミア参入PO:岡山3対1札幌 北海1対2近江
ともに先制しながら逆転負け。来季プレミアから道勢が消えるのは残念。

さて本題。結果的に日本ハムとのトレードになった第2回現役ドラフトを語る。
まずはソフトバンクの獲得・放出選手から。
  • IN:長谷川威展(たけひろ)投手(21年日本ハムドラ6)
99年8月9日生まれ。花咲徳栄→金沢学院大の24歳。
日本ハム&DeNAで活躍したエスコバーによく似たフォームの
左の変則投手。一部から「タケコバー」と呼ばれていた。
今季イースタンでは、リリーフ登板が主ながら最多タイの8勝を挙げた。

2年連続で日本ハムの投手を取ったが、トライアウト上がりの古川と異なり、
バリバリの若手有望株を「よく出したな」と少し驚いた。素行面を邪推してしまう
一軍初登板が昨季のソフトバンク戦で、三森から初の奪三振というのも
何かの縁か。4学年下だが、花咲徳栄の後輩の井上朋也もいるし。
「ポスト嘉弥真」の最右翼として期待している。モイネロはやはり先発転向なのか
  • OUT:水谷瞬外野手(18年ソフトバンクドラ5)
今回の現役ドラフト候補として、多くのタカキチが思い浮かべた選手のひとりかも。
身体能力の高さに定評がある「ロマン砲」だが、今季に至っても一軍出場がなく、
現時点では、7月に亡くなった元阪神・横田慎太郎の現役最終戦で
「奇跡のバックホーム」を食らった二走というのが最大の爪痕である。
ポジションは異なるが、同じタイプのイヒネ・イツアに押し出された格好か。

一方で、日本ハムと言えば、18年ドラフトの同学年、右打ちの外野手、
そしてアフリカンの血(片やコンゴ・片やナイジェリア)をひくといった
水谷との共通点が多い万波中正の大ブレークが記憶に新しい。
万波の開花に続いて並び立つ存在に、と願っているタカキチは多いはずだ。
昨季の大竹に続いて「タカのブランドイメージ」を確立できるか。

他球団に目を移すと、阪神→読売の馬場皐輔投手が話題になった。
チームメートになる秋広優人(身長200センチ)と上手くフュージョンできたら
馬場正平(ジャイアント馬場)2世が爆誕するかも。まずは朝風呂だ<やめろ

現役ドラフトを前に

2023年12月08日 | ホークス
少なからぬ期待を抱いていた元日タイ戦の代表発表だが、ネコタク選外に落胆
つーか、イトウが多すぎるわ これで浦和の伊藤敦が万全だったら大混乱。

さて本題。きょうはNPBの第2回現役ドラフトが開かれる。
昨年の第1回はソフトバンク→阪神の大竹耕太郎が12勝2敗と大ブレーク。
ひとりで貯金10をたたき出し、岡田阪神の「アレ」の立役者になった。

第二の大竹は現れるのか。そんな現役ドラフトを前に、
ソフトバンクを今オフに戦力外になった支配下9選手の
進路をまとめておく(今季の背番号順に記載)。
  • 佐藤直樹(外)育成再契約
  • 増田珠(内)ヤクルト
  • 椎野新(投)引退
  • 森唯斗(投)DeNA
  • 高橋純平(投)引退
  • 上林誠知(外)中日
  • 嘉弥真新也(投)ヤクルト
  • 古川侑利(投)育成再契約
  • 九鬼隆平(捕)DeNA育成
このほか、高橋礼・泉圭輔の2投手が読売のウォーカーとトレード。
この結果、17年ドラフトの支配下5人がドラ5の田浦のみになった。
また、森と上林の退団で、13年ドラフトの支配下4人も10年を経て
誰もいなくなった<ドラ1が現・阪神の加治屋連

上記の11選手に続き、誰が「花いちもんめ」の対象になって去るのか・・・
杉★★樹あたりはかなり匂うが。

  • 大学選手権
福岡大2対1四国学院大 関西学院大4対0岩教大

福岡大が初戦突破。10日の2回戦は関西大と対戦する。これも好カード。
そして、同じく10日の明治大の相手は関西学院大に決まった。
道代表は、札大も流経大に0対2で敗れ、2校とも初戦敗退となった。

23年ドラフト雑感

2023年10月27日 | ホークス
1位指名を公表していた国学院大の武内夏暉投手は3球団競合の末に
西武にさらわれたが、同じく3球団競合の外れ1位を引き当てた。
新人監督の初めてのドラフトとしてはまずまずか。というワケで、
昨夜のNPBドラフト会議で指名された若鷹のタマゴ7選手を語る。
  • 1巡目 前田悠伍 大阪桐蔭高 投手 左左 180センチ 80キロ
MAX148キロの速球に多様な変化球を絡める世代トップ級の左腕。
4強入りの今春のセンバツでは4戦21回2/3を投げて28奪三振。
夏は履正社に屈して甲子園を逃したが、U18W杯ではエースとして
決勝の台湾戦含む3戦に先発し、わずか1失点の好投を見せた。
完成度が高いという評価の一方で、伸びしろを不安視する声もある。
タカに戻ってくる倉野の魔改造に期待する。
  • 2巡目 岩井俊介 名城大 投手 右右 182センチ 90キロ
MAX155キロの速球にカットやフォークを絡めて三振を奪う。
京都翔英高時代は無名だったが、名城大では救援・先発にフル回転。
昨秋の神宮大会では同大を43年ぶりの4強に導いた。
今夏の日米大学野球では大学代表に選ばれ、救援2戦で無失点の好投。
  • 3巡目 廣瀬隆太 慶大 内野手 右右 182センチ 91キロ
19年柳町・21年正木に続いて「慶応高→慶大」の選手を隔年で獲得。
高校通算41本塁打。六大学でも18本塁打を放った右の大砲候補である。
上記の日米大学野球でも本塁打をマークした。
  • 4巡目 村田賢一 明大 投手 右右 181センチ 90キロ
春日部共栄高時代からたびたび怪我に悩まされ、明大入学後も
右ひじを手術したが克服。やはり上記の日米大学野球に登板した。
MAX150キロのふれ込みだが、それ以上に制球力への評価が高く、
「大崩れしない安定感が魅力」とスカウト陣は口をそろえる。
  • 5巡目 澤柳亮太郎 ロキテクノ富山 投手 右右 180センチ 95キロ
明治学院東村山高&明治学院大時代は全くの無名だったが、
ロキテクノ富山では社会人1年目から救援として頭角を現し、
都市対抗やU23W杯の大舞台を経験。
スピン十分の150キロ台の速球とフォークで空振りを奪う。
  • 6巡目 大山凌 東日本国際大 投手 右右 180センチ 78キロ
白鷗大足利高時代は控え。大学入学後もコロナ禍によるリーグ戦中止や
出場辞退など不遇の時を過ごしたが、3年時には大学選手権4強入り。
MAX153キロの速球と多様な変化球を誇る南東北屈指の右腕である。
  • 7巡目 藤田悠太郎 福岡大大濠高 捕手 右右 170センチ 73キロ
打っては高校通算43本塁打。守ってはポップタイム(二塁送球)1秒83。
強肩強打をセールスポイントとする九州高校球界屈指の捕手。
体格に恵まれていないゆえか、憧れの選手はやはりと言うか甲斐拓也

なお、ソフトバンクにとって「本番」とも言える育成ドラフトは、
今年は8人を指名。注目は5位指名の星野恒太朗投手(駒大)。
ダイエー&ソフトバンクで通算50勝を挙げた星野順治投手の息子で、
リアル親子鷹が誕生した。

西上ならず

2023年10月17日 | ホークス
パ・リーグCS1st第3戦:ロッテ4対3ソフトバンク

終わってみれば、藤本ホークスの勝負弱さを象徴するような今季終了

小島と和田。早大出身左腕の両先発がつくった投手戦の流れは、
0対0で迎えた延長10回に大きく動いた。
ソフトバンクは5番手の澤村から二死二塁の好機をつくり
周東・川瀬・ギータの3連打で一挙3点。大阪行きが見えたかに思われた。
しかし、その裏に7番手の津森が一死も取れずに藤岡の同点3ラン被弾orz 
8番手の大津も二死までこぎ着けたが、岡と安田に連打を浴びて万事休した。
2季連続でタカの中継ぎの墓場と化した「マリンの呪い」が来季も怖い
<昨季は泉が山口の3ランの、今季は津森が藤岡の3ランの犠牲に

津森と大津を慰めに走ったのが、斉藤和巳コーチというのが何とも。
「ポストシーズンの神に見放された漢」の06年の札幌ドームの風景が重なった。
支えられる立場から支える立場に変わったか・・・

監督退任はV逸の時点で既定路線とは思っていたが、
試合が終わった当日夜に公式発表とは想定外
矢継ぎ早に外国人野手の総退団を含む来季戦力の報道が出るわ出るわ。
おかげで、9回の守備で頭部強打&担架搬送の三森のその後が
ほとんど報じられず心配している。入院したとは聞いたが・・・
病床で聞いた10回の展開は、さすがの軍師にも読めなかったのでは。

  • 谷村新司さん逝去
大御所ミュージシャンがまた1人。数多くの名曲の中で、
ワタシがベストを挙げるとなると、佐藤隆との合作「12番街のキャロル」
長くカラオケの十八番にしていた思い出の1曲に感謝。合掌。