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記者日記

2015-05-03 | 小出郷新聞コラム
本格的な春を迎えて我が家の食卓にも山菜料理がのぼるようになってきた。フキノトウに始まり、このところはコゴミ。多くの人がそうであるように、子どもの頃は山菜が苦手で、あまり食べた記憶がないが、年を負うに従ってよく食べるようになってきた。特に癖の少ないコゴミやアスパラガスに似た味のシオデは好んでよく手が伸びる▼食べるのは随分と好きになった山菜であるが、それを採ってくることは全くしない筆者である。山菜取りが好きな人はこの時期になると山に行きたくて居ても立ってもいられないというが、筆者はそういう気持ちがまったく無く、山菜は食べる専門である。どちらかというと山菜取りは苦手の部類に入る。山に行ってもなかなか山菜を見つけられない性格のようで、簡単に言うと山菜取りが下手なのだ。小学生の頃、学校行事に山菜取りがあり、みんなで山に行ったが、筆者が採ったワラビやキノメは、どう見ても他の子より少なく面白くない思いをしたことを覚えている。目の前にワラビがあっても気づかずに他の子に採られてしまうのだ。そんな経験から山菜取りは自分には向かないことを悟ってしまい、それ以後今日まで山菜取りに行った記憶がない▼そんな筆者が当たり前のように山菜を食べられるのは結構山菜取りが好きな母親と、近所に人たちや知人のお陰である。山が近くにあるだけに母親は農作業の合間をぬって、ちょくちょく近くの山へ出かけては、少量ながらゼンマイやコゴミ、シオデなどを採ってくる。近所の人や知人が「今日はコゴミ採りに行って、いっぱい採れたから」とお裾分けしてくれる。山菜を好んで食べなかった若い頃は何とも思わなかったが、実にありがたいことである。山菜取りにまったく行かない筆者が毎日のように山菜を食することができるのは自然が身近あることと、そこに住む人たちの日ごろ付き合いの深さによるもの。それらに感謝しつつ今年も山菜を味わいたいと思っている。

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