ブランドコンセプトなど決まる

素のチカラ、魚沼。



　魚沼市では、観光で地域経済が潤う仕組みを作るため平成29年度から「魚沼市観光地域づくりプラットホーム構築事業」を実施しており３月29日には昨年度の取り組みにより決定された市の観光ブランドコンセプトとデザインマークが記者会見で公表された。
　クリエイティブディレクター藤島淳氏（ブランドア株式会社代表取締役）、アートディレクター新谷秀実氏（株式会社圖庵代表取締役）を迎えて行われた同事業。観光地ブランディング戦略構築では魚沼の時代を担う世代の34人が参加して３回にわたりワークショップを開催。魚沼の資産の洗い出しや魚沼の課題、魚沼への「想い」を抽出し、その成果がデザイナーによって言葉化とシンボル化されブランドコンセプトとデザインマークが決定された。
　この日公表された魚沼市観光ブランドコンセプトは「ｐｕｒｅ」、キャッチフレーズは「素（す）のチカラ、魚沼。」。「魚沼には、素の魅力が満ちています。素の魅力とは、過剰に手を加えられていない魅力。ありのままが魅力的なこと、純粋純朴な魅力があること、素材として良いこと」などを主旨として決定された。
　また、デザインマークは、「素」と「チカラ」を兼ね備えたマークで、安定感のある三角形の中にシンプルな直線のみで漢字の「素」を表現したデザインとなっている。
　コンセプトなど公表にあたり佐藤雅一市長は「これからの魚沼市を発信していくスタートラインに立てたのだと思います。これからこのコンセプトに基づいて先を見て進んで行かなければならない。この地域の素の力をきちんと出せば、おのずとリピーターになって来ていただける素地はあると思います」と述べていた。