リサイタル事前レクチャー

ショパン＆リストを知ろう



　19日に魚沼市小出郷文化会館で行われる「アンドレ・ラプラントピアノリサイタル」公演をより楽しむための事前レクチャー「ショパン＆リストを知ろう！」が３月31日、同館かまくらサロンで開かれた。
　事前レクチャーは、藤原歌劇団のソプラノ歌手で洗足学園音楽大学講師の高波礼子さんが音楽鑑賞の基礎知識やショパン、リストの魅力をわかりやすく楽しくレクチャーするもので、20人余の参加者が集まった。
　「クラシック音楽は敷居が高いと思われているかも知れませんが、マナーを守りながらも頭の中は自由にして聴いていただきたい」と話し始めた高波さん。フィギュアスケートの羽生結弦選手や浅田真央さんもショパンやリストの曲を使っていたことを、ビデオを交えて紹介した。
　ショパンとリストについては「ショパンは39年という生涯。彼の人生は不幸を絵に描いたようだった。作品のほとんどがピアノ曲で、歌うようなメロディー重視の曲を書いた。リストは70歳くらいまで生きオーケストラの曲も多く書いています。ピアノのテクニックを極め、自由な表現をピアノに託した」と話し、ビデオでショパンやリストの曲を紹介していた。
　「アンドレ・ラプラント　ピアノリサイタル」は４月19日、同館大ホールで開かれる。
　プログラムは第1部がフレデリック・ショパン作曲「幻想曲ｏｐ49」、「ソナタ第２番変ロ短調ｏｐ35《葬送》」、第２部がフランツ・リスト作曲、巡礼の年第２年『イタリア』より「ペトラルカのソネット第１０４番」、「ソナタ」ロ短調Ｓ１７８。
　18時30分開場、19時開演。前売券は一般３５００円（当日４０００円）、学生２０００円（同２５００円）、母子手帳をお持ちの妊婦は無料。全席指定、未就学児入場不可。