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記者日記

2014-04-19 | 小出郷新聞コラム

快晴に恵まれた日曜日。取材の予定もなかったことから、今シーズンの滑り納めにと湯沢町のスキー場まで足を伸ばしてみた▼早めに家を出たつもりであったが駐車場はすでに満車。少し離れた臨時の駐車場へ行くように係の人から促された。首都圏から多くのスキヤー、ボーダーが訪れるスキー場であることは理解していたが、この時期にしてこの賑わいぶりには少々ビックリ。臨時駐車場も筆者が車を止めて間もなく満車となった▼準備を整えてスキー場へのシャトルバスに乗り込んでゲレンデを目指す。ゲレンデに到着してみると賑わいの理由が、この日大会が開催されているからであることが分かった。すでにゲレンデには多くのスキーヤー、ボーダーがいて、胸にビブスを付けている人の姿も多く見られた▼何回か滑った後のこと、リフトを降りてすぐの場所に多くの人たちが集まっていた。「何事か」と思って筆者も立ち止まり周りを見てみると、そこにいる人たちの殆どが携帯電話で写真を撮っていて、そのレンズの方向に目をやると、そこにはニホンカモシカがジッと佇んでいた。距離にして20メートルほど。筆者もこんなに近くでカモシカを見るのは初めてだったので、しばしその姿に見入ってしまった。その間にも人の数は増え、チョッとした人だかりになったが、カモシカは全く動く様子はない▼見ていた若者からは「あのカモシカ、めちゃくちゃメンタル強いなー」との声。「うまいことを言うもんだ」とちょっと吹き出しそうになった。その後、カモシカはゲレンデの人たち注目の中、ゆっくりと向きを変えると斜面を下りて行った。その話をスキー場の人にすると「カモシカはよく出てくるんですよ。最近はサルもやって来てその対応に困っています」とのことであったが、筆者にとっては貴重な体験となった▼雲一つない晴天の下での春スキーは気持ちが良かったし、思いがけぬカモシカとの出会いが印象に残る今シーズンの滑り納めとなった。


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