7月の公演に向け事前レクチャー
魚沼市小出郷文化会館で7月2日に行われる魚沼スロヴァキア国立オペラ2017「セヴィリアの理髪師」の公演の事前レクチャーが5月31日、同館かまくらサロンで開かれた。
事前レクチャーは、公演をより楽しんでもらおうと藤原歌劇団ソプラノで洗足学園音楽大学講師の高波礼子さんを講師に開かれたもので、約20人が集まった。
この日のレクチャーで高波さんはまず、セヴィリアの理髪師を作曲したロッシーニを紹介。「オペラをたくさん書いた作曲家ですが、世界で初めて著作権料を確立し、37歳で作曲家を引退。美味しいものが食べたいとパリに行ってしまいました」と説明。
セヴィリアの理髪師については「好きな人のために周りの人たちも協力してハッピーエンドとなるラブコメディ。理屈抜きに微笑ましくて、観ていて元気をもらえる」と紹介。「オペラは堅苦しいものではないので、歌舞伎のような感じで気楽に楽しんでいただきたい」と集まった人たちに話した。
また、レクチャーでは主要なアリアが映像により紹介されたり、参加者の質問に答えるなどしてオペラの楽しみ方が解説されていた。
この事前レクチャーは6月10日(16時~17時30分)にも開かれ、参加費は500円(要事前申し込み)。チケット購入者、友の会会員、サポーターズ会員は無料。問い合わせは小出郷文化会館☎025-792-8811へ。
なお、「セヴィリアの理髪師」公演は14時30分開場、15時開演。全席自由で料金は一般3000円、25歳以下2000円、母子手帳をお持ちの妊婦は無料招待される。チケットは同館はじめコミュニティホールさわらび、南魚沼市民会館などで販売中。