慰霊の「結」の火文字灯す
東北地方などに未曾有の被害をあたえた東日本大震災から1年となった3月11日、魚沼市では慰霊の「結」の火文字が小出スキー場に灯された。
この火文字は、市内で「結8万8千の雪灯り」を展開しているプロジェクト結実行委員会が制作したもの。
この日の午後には、同委員会のメンバーが集り、第1リフト脇の斜面に大きな「結」の文字をつくり始めた。日中は晴天に恵まれたこの日の天候も午後から次第に崩れ始め、雪と強風の中での作業となったがメンバーたちはロウソクが濡れないように工夫しながら雪面を掘り、大きな結の文字が完成。周囲が暗やみに包まれた午後6時頃には並べられたロウソクに火が灯され、斜面に慰霊の「結」の文字が浮かび上がった。