キルギスからも3人参加
新潟県剣道連盟居合道部会の講習会と昇段審査会が5月10日、魚沼市の小出郷総合体育館で行われ、同市日渡新田の志誠館道場(星野友昭館長)関係の参加者では中央アジアのキルギス共和国から遥々昇段審査会に駆けつけた3人をはじめ15人がそれぞれ審査に合格した。
同連盟居合道部の昇段審査は、国際大学で居合道を学んだ留学生や、魚沼市の志誠館道場で居合道を行なっていた外国人が母国に帰って居合道を指導、生徒を連れて講習会や昇段審査にやってくるというスタイルで年々外国人の参加が多くなっている。
キルギス共和国から訪れ昇段審査に臨んだのはバキットさん(40)、アザトベックさん(31)、ジャミリアさん(42)の3人。
3人とも、国際大学で居合道を学び帰国後、キルギスで居合道を指導しているチナラ・エセングルさん(28)の弟子。ジャミリアさんは二段に合格。バキットさん、アザトベックさんは今回初段となり、来年は二段を目指して再び来日し、昇段審査に臨むことにしており「居合道は奥が深く面白い。さらに上を目指してがんばりたい」とさらなる意気込みを見せていた。
同館関係では国際大学の学生6人(二段1人、初段5人)も今回合格したほか今泉の本多義雄さん(75)、佐梨の桜井タケさん(62)も見事初段に合格しており、外国人と熟年層のがんばりが光った昇段審査となった。