掘之内の長谷川勝義さんが出版
魚沼市掘之内の長谷川勝義さんは、掘之内に伝わる奇祭
「雪中花水祝」の由来や、それに関わる八幡宮・皇大神社
の縁起などをわかりやすくまとめた「小正月と鳩祭り・雪中
花水祝い」(新潟日報事業社)を出版した。長谷川さんは長
らく旧掘之内町職員として勤め、町村合併を機に退職。在
職中に堀之内町史編纂室長を勤めた事から、町史編纂を
通じて調べた雪中花水祝のいわれなどを平成5年に手作り
の冊子にまとめており、今回「花水祝いのいわれや起源、
何を意味しているのかなどを、広く魚沼の人たちに知っても
らいたい」との願いから改めて出版することになった。中学
生が読んでも理解できるように心がけて書かれた「小正月と
鳩祭り・雪中花水祝い」は、中学3年生の絵美と母の清子、
父の一夫の会話を通してわかりやすく紹介しており、詳細
については巻末の註記で説明している、また、長谷川さんと
親交のある新潟市の漫画家、高橋郁丸さんの手による挿絵
が添えられている。価格は1000円で、掘之内地区の書店
で扱われている。