UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

万両さんがコガネムシさんを弁護するの記・・・

2020-01-21 00:55:06 | 日記
わが庵のガーデン、垣根はいまサザンカが満開です。この垣根、サザンカだけではなくナンテンや万両なども植わっているのですが、あまにもサザンカが目立っていますので、ついサザンカに目をとられて、ナンテンや万両にはあまり目がいきませぬ。

とりわけ、万両は葉っぱの下のほうに赤い実をつけるため、下の方から覗き込むようにしないとその姿を認めることは容易でありませぬ。ですからGGI、毎日のように万両さんの前を通るのですが、万両さんのことはほとんど気にとめておりませぬときどき、あっ、君そこにいたの?と気づくにすぎませぬ・・・、

その万両さんの実、今年は暖冬のせいでありませうか、冬になってもあまり赤くならなかったのですが、最近になってようやくいつもの通り真っ赤な輝きを放つようになりました。

今日の写真は万両さんの姿を下の方から、小津安二郎ふうのローアングルで撮ったものです。よろしければご覧になり、見事に赤くなった万両さんの実を愛でてやってくださいませ

ところで「万両」っていったどのくらいの価値があるのでせうか。あるとき江戸時代のことに詳しい知人に聞いてみました

「一両って、いまの貨幣価値でいうといったいどのくらいでせうか」

「どうしてそんなこと聞くの?君は千両箱でも持っているのか?」

「いや、千両どころではありません、実は万両あるのです、うちの垣根に万両が生えているのです。はじめ千両か万両か、どちらなのか自信がなかったのですが、鋭意情報収集に努め勉強しましたところ、葉っぱの上のほうに実がなるのが千両、下のほうに実がなるのが万両ということが判明、その結果わが庵には万両あることが決定的になったのです」

「それはよかったなあ、それでGGIはいったい自分がどのくらい金持ちなのか知りたいのだな・・・わかった、江戸時代の一両は、まあ、いまの貨幣価値でいえば10万円か20万円というところかなあ、だから仮に10万円とすると千両箱は1000×10万円=1億円ということになるなあ」

「そうですか、それなら万両はもっとすごいですね、一万×10万円は、えっと、えっと・・・え~、何と10億円だ!万両さんはほんとうの大金持ちということになりますね!」

10億円かあ、そんな大金持ちなのに万両さん、まるで人目を避けるようにひっそりと赤い実をつけているなんて、万両さんは謙虚なんだなあ、と感心してしまい、万両さんに敬意を払うべくその旨を伝えました。そうしましたら

「GGIさん、おほめ頂いてありがとうございます。でもね、ほんとうの大金持ちは謙虚なんですよ。目立たないように地味に暮らしているのです。たまたま運に恵まれていただけのことですから。オレはお金持ちだぞ、なんていう下品なそぶりは決してしないのです。ですから、いつであったか、GGIさんは二年ほど前に日記に、コガネムシは金持ちなのにどうして子どもに水飴しか買ってやらなかったのか、その理由が分らないとお書きになっていましたが、あれは誤解なのです、大誤解」

「誤解ではありません、ほんとうに、どう考えてもコガネムシの親の気持ちが分りかねたのです」

「そうですか。それにあの日記にコメントをお書きになった方は、コガネムシはケチンボだ、などとひどい替え歌をご披露なさっていましが、まったくの誤解です。あのですね。先ほどほんとうの大金持ちは地味に目立たぬように暮らしているのだと申しましたが、要するにほんとうの大金持ちはとても謙虚なのです。ですからコガネムシさんもカネがあるからといって子どもに贅沢させてはいけない、地道に暮らすことをおぼえさせなければならないと思ったのです、それで高いお菓子やケーキなんかではなく、水飴を買ってあげたのです。GGIさんたちは金持ちなのにどうして水飴なんだよ~とおっしゃいますが、そうではないのです。反対です。金持ちであるが故に、子どもに水飴を買ってあげたのです。水飴はいわば教育的配慮なのです。お分りですか?」

「分かりました、たしかに万両さんのおっしゃることは一理あります。でもねえ、コガネムシさんはこれ見よがしに金蔵なんか建てたりしているではありませんか。だからコガネムシは金持ちだけれども万両さんがおっしゃるように地味にひっそりなんか暮らしているとは言えないのではありませんか」

「そうですね、その点が、コガネムシさん、まずかったですね・・・こんどコガネムシさんに会ったら厳重注意しておきませう」

作詞:野口雨情 作曲:中山晋平
発表年:大正十一年(1922年)

黄金虫は金持ちだ
金蔵建てた蔵建てた
飴屋で水飴買つて来た

黄金虫は金持ちだ
金蔵建てた蔵建てた
子供に水飴 なめさせた

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!


「待て!」と叫んだところで待つはずなんかないやろ!湖国の県警さん・・・

2020-01-19 01:12:49 | 日記
昨日近くのスーパーに行きましたら、陸上100メートルで9秒台の記録を持つ湖国出身のオリンピック希望の星、桐生クンに遭遇しました

彼は壁にはってあるポスターの中におさまっておりました。湖国県警の特殊詐欺についてのポスターです。今日の写真はこのポスターを撮ったものです。よろしければクリックしたご覧になってくださいませ

やあ、桐生クン、何してるの?

スタートの練習です、100メートルはスタートが命ですから

そうかあ、たいへんやなあ、ところで桐生クン、君なあ、君は何か悪いことして逃げていく犯人を得意の足で追いかけて行って捕まえるのか?

何のことですか、どうしてそんなこと聞くのですか?

だって、このポスター、君の横に「待て!犯人」と書いてあるじゃない、だから、このポスターを見たら、誰でも、県警がスタートの合図をしたら俊足の君がスタートをきって「待て!」と叫びながら犯人を追いかけていって捕まえるのだのだと思ってしまうじゃないか

そんなムチャ言わないでください、ボクいくら足が速いからといっても街中を数百メートルも全力で走ったりしたらバテてしまいますよ、だいたい街中では危なくてグランドのように早くは走れないですよ。それにたとえ追いついたとしても捕まえられるかどうかは別問題でしょ。犯人が凶器なんかもっていたりしたらどうするんですか!

そやなあ・・・でもなあ・・・

それに「待て」と言ったら待っていてくれるなら苦労しませんよ、「待て!」と叫んだところで犯人が待ってるはずなんかないでしょ!何をアホなこと言ってるのですか!

そうだよな・・・でもなあ、湖国の県警さんはそのアホなこと言ってるのや、県警はどうやら君が「待て」と叫んで得意の足で追いかけていけば特殊詐欺の犯人は待っていると思ってるみたいだぞ、このポスターを目にする人もそう思ってしまうぞ

ヘンなこと言わないでくださいよ、そんなこと、ボクと関係ないじゃないですか

ヘンなことじゃない、無関係でもないぞ。だって君、このポスターでモデルになって何がしかのおカネ、県警からもらったでしょう。だから君にも責任があるんじゃない?「待て」といって犯人を待たせる義務があるんじゃない?そうでないと、このポスター、誇大広告ということになるぞ、オリンピック希望の星が俊足を生かして犯人を捕まえますよという誇大広告や、不当表示や、誇大広告が法律違反であることは常識だぞ、「不当景品類及び不当表示防止法」違反だぞ!

何を大げさなこと言ってるんですか、ボクはただ「スタートする姿勢をしてください、写真を撮りますから」と言われてそうしただけですよ

でも、おカネもらったでしょ、だからたとえ頼まれたのだとしても、君は「不当景品類および不当表示法」違反という犯罪行為の片棒を担いだことになるのや

そんなあ・・・

桐生君、いろいろイジワルいってゴメンな、あのなあ、オッサンが言いたいことはなあ、こんな実際には何の役にもたたない実効性が限りなくゼロにちかいポスター作って自己満足している県警さんの仕事ぶりは許せんなあということや、このポスター作るのにいくらカネがかかったかは知らんけど、要するに税金のムダ遣い、君にはわるいけれど、このポスター、まったく意味のないお役所仕事の典型や・・・

などと桐生クンと対話しておりましたら、親子連れが通りかかりました

お母さん、あのオッチャン、さっきからポスターを眺めて何かブツブツ話してかけてはる、頭オカシイのとちがう?

そんな差別的なこと言うたらアカン、人間、だいたい、みんな頭おかしいのや、程度の問題、それに誰にでもヒトに言われんような深~い事情があるのやから・・・

ふ~ん、そうなの、人生ってムズカシイやなあ

そうや・・・そんなことより買い物さっさとすまそ

お母さん、わたしハーゲンダーツのアイスほしい

何いうてんの、そんな高いものアカン、水あめにしとき

わたし、金持ちのコガネムシの子供なんかじゃない、お母さんのケチ!

ああ、そうか、ケチで結構!

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ

グッドナイト・グッドラック!

柚の大馬鹿は十八年だぞ~、わかってるかあ、アベ坊!

2020-01-17 01:18:37 | 日記
先日、アベ君がどこかで新年のあいさつに「桃栗三年、柿八年、柚は九年のなんとかかんとか・・・」と申しておりました。柚についてはちゃんと覚えてこなかったようでありました

たしかに「柚は九年の花盛り」と言われたりいたします。しかし、桃栗三年柿八年というのは実をつけるようになるまでの年限を意味しておりますので、ここでは柚の花が咲くようになるまでの年限でごまかしたりしてはいけません。やはりここは桃栗柿と同様に柚の実がなるまでに要する年限を示すべきでしたね。

さて、柚は実を付けるようになるまで何年かかるでしょうか、諸説あるようですけれども、正解は「柚の大馬鹿は十八年」!です。ウソではありませぬ。「二十四の瞳」で知られる作家・壺井栄の文学碑にそう刻まれているのです

「桃栗三年、柿八年、柚の大馬鹿は十八年」

アベ君、柚の大馬鹿なんて言いたくはなかったのでしょうね。言ったりすると「桃栗三年、柿八年、アベの大馬鹿は八年目」などとヤジが飛んだりする懸念がありますから・・・

桃栗は知らないのですが、たしかに柿は八年ですね。と申しますのは、築戦前で崩壊寸前であった旧八重葎、十年ほど前に建てなおしたのですが、建て替え工事のために荒れてしまったわがガーデンにいつのまにか柿の木が生えてきて、感心なことに八年目あたりから実を付けるようになったからです。

新八重葎庵建立記念にわが賢妹のダンナが夏みかんの木、棒切れみたいな夏みかんの木の苗を植えていきました。こんなちっぽけな木、果たして大きくなって実を付けるようになるのかなあとGGIは大いに疑問に感じていたのですが、昨年、秋になって大きな実をいくつか付けるようになっていることに気づきました。GGIは何も世話したわけではありませんので、まことにアッパレと申しますか、植物パワーに感心してしまいました。桃栗三年柿八年、夏ミカンは十年ぐらいというところでありあせうか

賢妹のダンナは建立記念に無花果の木も植えてくれました。ノーザンガーデン、新八重葎庵の建物から数メートルのところに高さ五十センチほどの、一見ただの棒切れしか見えないなものを植えてくれたのでありますが、無花果の成長は早い、桃栗並みといってよいでありませう。あっという間に大きくなって実をつけるようになりました。いまでは、毎年剪定してもらっても枝はが四方八方に伸び放題、庵の窓にまで到達するしまつ・・・・

そういえば、植えたつもりはないのですが、毎年ハクモクレンもきれいな花をつけるようになりました。柿八年と同様、新たな庵の建立工事で荒れてしまったガーデンの隅っこで自力で生えてきた大きくなったのでありませうか・・・。

いつであったか新八重葎庵を視察にきた知人が無花果の木のとなり、庭の隅っこにハクモクレンが花をさかせている姿を目撃して申しました

「GGIさん、これではダメですよ、あなたは風流なるものを解しませんね、庵の窓の前にハクモクレンを植えておけば春の宵に白い大きな花を愛でながら一献を傾けて楽しむことができるのに・・・ほっといても野放図に大きくなる無花果なんか庭の隅っこに生やしておけばいいのです」

御説ごもっともでありますが、いまさら手遅れでありまする・・・

今日の写真はやっと少し実を付けるようになったわがサザンガーデンの夏みかんの木の姿を撮ったものです。何の変哲もない写真ですが、よろしければクリックしてご覧くださいませ

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・

グッドナイト・グッドラック!

写真集《Deathly Still》:一枚の写真について・・・

2020-01-15 01:05:48 | 日記
去る1月2日の日記に「写真集《Deathly Still》について」という一文を掲載しましたが、今日の日記はその続きと申しますか付録のようなものです、でも単に付録では済まされないような付録です・・・

1月2日の日記に書きましたが、この写真集(元はドイツで出版されたは写真集の英語版)は先の大戦から半世紀を経た後、ナチス・ドイツによる強制収容所の跡を撮った写真を集めたものです。

GGIはこの写真集の内容を説明した箇所で、収容所跡の写真が200枚も掲載されているけれども、「この写真集には、見ていてひと目で気分が悪くなるような、あるいは吐き気を催すような残酷残虐な写真は一枚としてありません」と記しました。

確かに写真だけを眺めている限りはこの言葉に間違いはありません。ところが、文末に掲載されている、それぞれの写真について記されているごく簡単な説明を読んでいるうちに、ある一枚の写真の説明文に目が釘づけになりました。何とも言葉を失うような説明が付されていたのです。説明文はごく短いものでした。

この一枚の写真というのは写真集の161ページに掲載されていた写真です。今日の写真はこの一枚の写真です。どうかクリックしてご覧になってください(写真の右端に写真集の次のページが少し写ってしまっていました。ゴメンナサイ)。

写っているのはご覧になれば分りますように、一見したところ何の変哲もない一枚のドアに過ぎません(ドアの中央に小さな穴があけられていますが、これは中の様子を見るためののぞき窓ではないかと思われます)。

しかしその説明文には・・・

説明文の内容はあまりにも凄まじいものでありました。あまりもおぞましい内容ですので、日本語に訳して、みなさんに紹介するのをためらいます。ですから、ごく短い簡単な英文でもありますので、以下に説明の英文をそのまま記しておきます。どうかご自分でお読みになってください。

Herzogenbusch

Door of cell 115 where, on the evening of 15 January 1944, 74 women were locked up in the tiny 12 sq.m cell for 14 hours. Ten of them died.

Herzogenbuschというのは収容所が設けられていた場所の地名(オランダ)です。cellというのは刑務所などの収容室、日本語では「監房」と称される部屋のことです。つまり、この写真は115号監房のドアを撮ったものです。lock upは「閉じ込める」という意味、12 sq.mは12平方メートル、八畳弱の広さです

GGIはこの説明文を目にして慄然としました。まさに背筋が凍りつくというのでしょうか、形容しがたい思いにおそわれました。

いったい何のためにこんなことを・・・何のために・・・
人間は何でもする・・・何でも・・・

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・
なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・

言行不一致の朝日新聞さまゑ、あるいは格差社会について・・・

2020-01-13 01:26:55 | 日記
年をとりますと何やかやとひがみっぽくなるひとがいますが、GGIももちろんその一人であります。

ひがみっぽくなるとどうなるかは人それぞれでありますが、なかには自分とは直接関係がない他人の行為に何かとイチャモンとつけたくなる人がいます。GGIももちろんその一人です。

かようなしだいで、今日は朝日新聞の求人広告についてイチャモンをつけます。どこかの会社の求人広告のことではありません。そうではなく、朝日新聞社が社員を募集している広告です。社員募集といいましても正規の社員ではありませぬ。臨時社員すなわち非正規労働者求の募集です。

この求人広告が掲載されていたのは去る1月10日の朝刊、湖国のニュースが掲載される地方版の片隅です。

《大津総局事務スタッフ募集》と銘打たれておりました。

今日の写真はこの求人広告を撮ったものです。ぜひクリックしてしかとご覧くださいませ。

GGI、朝日は「日本を代表する高級紙」を自認している誇り高き新聞社であるから、非正規雇用と言えども朝日の名に恥じないまともな待遇をするのであろう、と思いながらこの広告を眺めておりました。

勤務時間はフルタイム(実働7時間)とパートタイム、土日と祝日・年末年始は休み・・・週五日制をきちんと守っているのは当然とはいえ、さすがです。仕事の内容は写真をご覧いただければわかりますが、非正規労働者向きの補助的な仕事です。これも当然なことでありますのであまり問題はありませぬ。

などと思いながら、肝心の賃金すなわち「待遇」について説明を読みましたらびっくりでありました・・・天下の大朝日、誇り高き大朝日でありますから世間水準を上回るものであろうと思ったのですが、そうではありませんでした・・・

なんと「時給1180円」であります・・・「おお、なんとリッパな待遇であることよ!」GGI、おもわず叫んでしまいました。突如、イチャモンの虫が仁王立ちになりました。

「あのなあ、朝日さんよ、天下の大朝日がわずか時給1100円とは恥ずかしくないのか。1100円なら、最近はコンビニやスーパー、各種チェーン店など、非正規でなんとか成り立っている、どこでも見かけるお店などで非正規で働いているひとたちの時給とたいして変わらんやないか、あのなあ、君らも新聞記者なら知ってるやろ、全国の最低賃金はいま800円~1100円、平均約900円ぐらいや、あのなあ、これでは天下の大朝日は実質的に最低賃金並みの金しか払わんと言っているのと同じことやろ、君ら恥ずかしくないか!」

「なに?でも交通費別途支給、時間外手当、社会保険完備、有給休暇ありですよ、しっかり待遇してますよというのか、アホか、そんなことあたり前やろ、それもないならまさにブラック企業やないか!それになあ、日本では実質的に賃金の一部であるボーナスがないやないか!これだけでも正社員との格差は歴然やないか!」

「それになあ、《最長3年まで延長の可能性あり》などともっともらしく書いているけれど、これはあまり長期に雇うと、非正規労働者の3年ルールや5年ルールに引っかかって正規の社員にしなければならなくなるからやろ。そんなカネのかかることはいや、できるだけ安く人を使おうと言う魂胆であることは見え見えやないか」

「あのなあ、朝日さんが日ごろからエエ加減なことしか書かない新聞ならこんなイチャモンをわざわざつけたりはせん。あのなあ、分ってるやろ、GGIさまが何を言いたいかは。えっ、分らん?まったくドンやなあ・・・」

「あのなあ、朝日はしょっちゅう、格差問題とか格差社会についてさまざまな記事を掲載してるやろ、これはわが国はいまや世界に恥じる格差社会や、それを放置していてはダメ、なんとかしなければという問題意識を朝日が持ってからやろ。そういう記事を掲載して全国にばら撒いておきながら、足元で格差社会を地で行くようなことをするとは、いったいどういう了見や!最低賃金すれすれの低賃金で非正規を雇って働かすとは何事や、これは現行不一致の見本やないか!恥ずかしくないのか!」

「あのなあ、これは首都圏にいるマスコミ関係者から聞いた話や、その人物が言ってたぞ、《そやなあ、朝日の記者なら30代後半で年1000万円というところやろなあ》。あのなあ、年1000万円といったら、この日本、この格差社会では一番の高給取りだぞ、わかってるかあ!それが時給1000円そこそこで非正規を雇ってのうのうとして働かせるとはどういうことや、これこそまさに格差会社、いや格差社会そのものやないか!恥を知れ!恥を!」

「これは何も湖都の支局だけの話ではないやろ、朝日は大組織だから、朝日で働く非正規労働は他にもたくさんいるはずや、新聞で格差社会のことを報じたり論じたりするなら、もっとまともな賃金、非正規に払ったらどうや!」

「あんたらも知ってると思うけど、例のアマゾンもあんまり低賃金で人を働かせ大儲けしていることに社会的な批判を浴びて、最低の時給を10ドルから15ドル(約1700円)に引き上げているやないか、あの《れいわ・新選組》というヘン?な新党も最低賃金1500円という公約掲げているやないか、朝日も格差社会が問題やいうなら、非正規の時給を1500円ぐらいに引き上げたらどうや」

「大阪のどまんなか、一等地にリッパなツインビルとかいうビルを建てたりしてるのやから、非正規にまともな賃金払うことぐらい、できないわけないやろ!」

「朝日の経営者、編集陣、記者のみなさん、言行不一致とうのは人間として一番恥ずかしいことですよ。言論人が言行不一致なんて最低、致命的、悪質な詐欺です!それに朝日にも労働組合というものがあるでしょう。組合員のみなさん、自分たちは高級をはべっていて、隣で働いている非正規のことなんか知らんわ、というのなら組合なんか解散しなさい、新聞記者なんか止めてしまいなさい!」

ああ・・・あんまり慣れない悪口を連発しましたのですっかり疲れてしまいました。しかしながら、この罵詈雑言は個人的なものではありあせぬ。最近とみにレベルが低下し劣化しつつある日本のメディアの将来を心から憂えてのことであります。

このようなエラソーなことを書きますと、どこからか「何をカッコつけてもっともらしこと言ってるのだ、GGIこそ言行不一致の見本みたなものではないか!などと𠮟声が飛んできそうであります。残念ながら𠮟声のとおりでありますので、GGIは自らを深く省みてこの一文をかいたのでございます。どうかご理解くださいませ

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・

若干の訂正?:文中で「朝日の記者なら30代後半で年1000万ぐらいだろう」という知人の話を紹介しましたが、昨日ビジネス界に詳しい別の知人にこのことを話しましたら「それは少し以前の話だろう、いまは朝日には以前のような勢いはないから1000万よりはかなり少ないであろう」と申しておりました・・・

グッドナイト・グッドラック!