UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

もう菅さんに手紙をだしたりしても手遅れなのですが・・・けれども出しておこうか・・・

2021-09-09 00:05:23 | 日記
今日は楽しい話ではありません。十年前に大事故を起こした福島第一原発の汚染水についての話です。

8月の末(25日)に東電さんが、大平洋に面している福島第一原発の敷地内に保管していたトリチウムという放射性物質を含んでいる汚染水を、二年後から基準値以下の濃度に海水で薄めてから海底に堀ったトンネルを通じて沖合1キロの地点から海に放流する計画であることを発表しました。これは政府が去る4月半ばに汚染水を海洋投棄することを認める閣議決定をしていたことに基づくものです。

国は風評被害が出た場合に備えて損害賠償のための基金を設けるそうです。しかし、風評被害の有無や程度を判定するのは、それに賠償額を決めるのは、国ではなく東電であるとされています。しかし、これまでにしばしば被害者から提訴されるなど、原発事故による被害に対する賠償を十分に行っているとはとても言い難いのが東電という企業です・・・

海洋投棄することの直接的な理由は、原発の敷地内にもう汚染水を保管するためのタンクを設置するスペースがなくなってしまったこと(ほんとうかどうかは怪しいのですが)とされていいます。しかしながら、たとえば原発に隣接している土地を買収してタンク設置のために供する、大型のタンカーを係留してタンク代わりにするなど、その気になれば、海に放流せず陸上で保管を継続する方法はいくらでもあるのです。

それに保管後の処分法も存在しているのです。例えば米国のある核関連施設では汚染水をモルタルなどで固形化して永久処分するという方法を採っています。それに、水の中からトリチウム水を分離する有望な技術も国内で開発されつつあるのです。

でも、そんなことお構いなしに、とにかく海水で薄めてから海に流してしまおうというのです。しかし、いくら薄めたところで、海水中にトリチウムが拡散する、すなわち環境汚染が広がることに変わりはありません・・・(そのうえ、実は、トリチウム以外の、原発事故に起因したストロンチウム90など何種類もの放射性物質も海水で基準値以下に薄めて放流されてしまうという事態もあり得るのではないかということも懸念されます)

福島原発事故から十年、ようやく福島の漁民のみなさんによる漁業再会の準備が整いつつあったところにこのたびの東電の決定です。福島の漁民の皆さんは激怒されています。漁民の皆さんだけでなく、福島県内の大半の自治体や宮城県の漁業関係者なども海洋投棄に強く反対しています。しかし、政府と東電は海洋投棄の方針を強硬に貫こうとするでありませう・・・

そこでGGI、いつもながらたいしたことは何もできないのですが、でも何にもしないよりは・・・でもゴマメの歯ぎしりだよなあ・・・などと思いつつ、海洋投棄に反対する菅首相宛てのハガキを作って、昨日50人ほどのみなさんにダイレクトメールでばら撒きました

月末には辞めてしまう菅首相に宛てて出しても意味がないのではないかとも思うのですが、まあ、この際そのようなムズカシイことは考えないことにして、善は急げとばかり、ばら撒いてしまったしだいでございます

バラマキはしましたが、果たして何人が実際に菅君へのハガキを投函してくれるか、その打率はまことに心もとない限り、神のみぞ知るであります。と申しますのは、日頃GGIは各方面から送られてくる印刷物、わがおカネにかかわる書類の類などは別としまして、ほとんどは大して目も通さずにゴミ箱行にしているからです。発送人からすればゴミ扱いするとは、まことに失礼極まる話であります。でも、発送人の自筆のメモか手紙などが付されていれば別ですが、そうでなければ「なんだ、不特定多数宛ての印刷物か」などとロクに目を通さないのが世の常ではないでしょうか?あなたはいかがですか?

GGIが勝手に一方的送りつけた50人のうち、半分の方々は、なんだ、GGIのヘタクソな自筆のサインが記されているけれど、印刷物か、また駄文か、どうでもいいや、とポイ捨て。残りの25人のうちの半分ほどはちょっぴり目を通したもの、そのまま放置しいつのまにか忘却のかなた、そしてその残りの十数人は、じゃあ、そのうちこのハガキ送ってみるかとは思うものの、その半数は些事雑事に紛れて・・・というしだいで、結局はハガキを出してくれるのは5人か6人、悪くすると一人か二人・・・と限りなくゼロに近づきます

でも、まあ、ゼロでなければ是とすべきでありませう。それに、このハガキの隅っこに「このハガキは自由にコピーしてくださって結構です」と記しておきましたので、なかにはこの但し書きに気が付いて「そうかあ、では私もちょっとコピーしてばら撒いてみるかなあ」などと殊勝なことをお考えになる方がおられるかもしれません。そういう方が一人でもおられましたならばラッキー、一粒の麦も死なずば、というわけであります

今日の写真は菅首相宛てのハガキを撮ったものです。よろしければクリックしてご覧になり、このハガキを参考に、菅君に何かメッセージを伝えていただければ、まことに幸いに存じます。

なお、福島原発の汚染水問題については、2019年4月6日の日記、それに2020年1月31日の日記、あるいは2020年2月2日の日記にもダラダラと記しておりますので、お時間がたっぷりあるようでしたらご覧になってくださいませ

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・

グッドナイト・グッドラック!