UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

鏡の中の鏡・・・あるいは写真家ソール・ライターさんについて・・・

2020-02-18 01:03:41 | 日記
一昨日、2月16日の夜、ETVの「日曜美術館」という番組を見ました。首都圏で暮らす現代美術に強い某老知人から「ソール・ライターという米国の写真家を特集した番組です、なかなかいいですよ、お薦めです」というメールが来ていたのを思い出して観てみたのです。

GGIはこの写真家のことはまったく知りませんでした。1923年生まれ、2013年に没したニューヨークの写真家です。長いあいだファッションメラマンとしても働いていたとのことですが、その一方で、マンハッタンの街など自分の住まい周辺の光景を撮っていたことでも知られているようです。

「日曜美術館」ではこのニューヨークの街角、そこで生きる人々などの日常を撮った写真を紹介する番組、いま東京で彼の作品展が開催されているとのことでありました。

彼の写真の大半は、住み慣れた街角で目にした何気ない光景を、人々の姿を、ユニークなアングルと細やかな心で捕えたものです。この番組、いつものことですが、司会者やゲストの評論家などによる余計なおしゃべり時間が長く、肝心の作品をしっかり視聴者に見せる努力に欠けていることが欠点。このため、この日もソール・ライターの作品を十分に見ることはできたとはとても言い難いのですが、それでもGGI、まったく気取りのない、自然体の、いい写真家だなあと気に入ってしまいました。,彼の写真からは、大都会で生きる人々の暮らしの息遣いが伝わってきます。

彼はビルのガラス窓やショーウインドーのガラスに映っている街の光景を撮るのが好きだった、との説明がありました。

GGI、この説明を耳にして、おもわず「そうだよなあ」とうなづいてしまいました。とても嬉しかったからです。と申しますのは、実はGGIも、外出するときの必需品はデジカメ、わが湖畔の街をぶらつきながらトマソン物件をさがしたり、気まぐれにいろんな写真を撮るのですが、ソール・ライターさんと同様、ガラスに写っている光景を撮るのが好きなのです。

まったく余計なことですが、GGIはまた、『さざ波や志賀の都』であった湖畔の街で暮らしておりますので世界唯一の「さざなみフォトグラファー」であり、そのうえ世界で数少ない「水たまり写真家」でもあります(水たまりがステキなことはあの「超芸術トマソン」の創始者、赤瀬川原平先生の写真集に教えてもらいました)・・・

かようなしだいで、昨日のお昼前、日本で一番見晴のいいコンビニでコーヒーを飲んでから、さっそくソール・ライターさんを見習おうと街を彷徨しました。

そうしましたら、心がけが良かったのでありませう、まるでGGIに撮られるのを待っていたのではないかと思われる光景に遭遇してしまいました!

ほんとうです。今日の写真はGGIを待っていたにちがいない光景を撮ったものです。すぐ近くのビルの一階にある某住宅会社のガラス張りのショールームを撮ったものです。不思議な光景が写っています。どうかクリックして、しかとご覧になってください。

冬の木立が幻想的な光景を呈しています。

今日の写真を眺めていて、GGIはなんとなくミヒャエル・エンデの小説に「鏡の中の鏡」という作品があったことを想い出してしまいました。

いい写真が撮れた(と勝手に思っております)ので、これからはしばらく、ソール・ライターさんを見習って暮らしていこうかなどと気まぐれ且つ勝手なことを思っております

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!