UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

この世は真っ黒け・・・

2016-03-24 00:38:43 | 日記

一昨日、GGIは湖北の町に参りました。某市役所で行われる情報公開審査会に「補助参考人」として出席するためであります

情報公開審査会というのは、自治体に何らかの公文書などの情報公開請求を行ったけれども十分に内容が公開されなかった場合、あるいはまったく公開されなかった場合に、そのことを理由として異議申したを行いますと、異議申立ての内容が妥当なものであるどうかを審議するための第三者機関です。

「補助参考人」というのは意義申立を行った人物と一緒にこの審査会に出席してお手伝いの意見を述べることを役目としております

湖北の某市の産廃処理施設が基準値以上のダイオキシンなどを含んでいる焼却灰を某方面に数年にわたり搬出していたという不祥事があり、この町で暮らすGGIの知人が、この不祥事の処理に関連して要した諸経費の内容を公開するよう請求をいたしました。この不祥事に要した費用はどうなっているのかという公開質問状を出したところ、市長さんが「本事案に関連して種々の費用が発生したが、現時点でようやくこれらの経費が確定した」と回答したからであります

ところが市が「部分公開」と称して公開した文書はまことにあきれるものでありました

今日の写真は市が「部分公開」したと称する公文書を撮ったものです。クリックしてご覧になったからといって、非公開部分を見ることができるわけではないのですが、よろしければクリックしてご覧くださいませ

まことにリッパなる「部分公開」であります、ほぼ全部真っ黒、この世は闇どころのさわぎせはありませぬ、ブラックサンダー君も驚く真っ黒けのけであります、もっともらしく「部分公開」などと称しておりますが実質的に非公開に等しいものであります

公開されたのは、表の表題と表中の各欄の名称だけであります、ここまで徹底して黒塗りにされてしまいますと、この文書が果たして公開請求した文書そのものであるのかどうかさえ判断することができませぬ、このあまりの酷さに、市民をバカにした市長さんの横柄な態度をただすために、GGIが補助参考人として参上したのであります。

 公開審査会の委員は4人、会長さんはどこかの大学の先生、それに弁護士さんがひとり、あとの二人は飾りの委員さんでしたが、弁護士さんは欠席、ここまでは仕方がないのですが、会長さんである大学の先生が大遅刻・・・

でも、わが知人もGGIも寛容なる精神の持ち主でありますので、会長役の先生の大遅刻を咎めるようなことはいたしませんでした。そのかわり、GGIが最後に会長さんにお願いをさせていただきました

「あの~ですねぇ、会長さん、この公開された文書、ここまで黒塗りにされていますと、この文書が果たしてほんとうに公開請求した文書であるのかどうか、確かなことは言えませんよねぇ、どこかほかの、この案件とは無関係の公文書から適当な表を選び出して黒塗りにして、「はい、これがご請求になった公文書です」と言われても、ほうとか否か、確かめようがないですよね、会長さん、こんなものは情報公開の名に値するものではありませんよねえ、これはいくらなんでもふざけ過ぎです、情報公開制度の目的・精神をまったく無視したものであると言わざるをえません、会長さんもそう思われるでせう?」

会長さんは苦笑いしながら、しきりにうなづいておりました

「ですから会長さん、この異議申立てに関する公開審査会の答申を市長に示すにさいしては、単にこの文書の全面公開を命じるだけではなく、情報公開制度への無理解を指摘し、市長も無知無能をきつく叱責し,市民をバカにするような行為を今後厳に慎むよう命じてください」

かようなしだいで、なんとか無事ミッションを終え、山紫水明線の乗って庵に帰ってまいりました。

グッドナイト・グッドラック!