中華街にて

　中華街でパーティーと言いますか、食事会がありました。もう何十年も通っているお店ですが、今日は特別です。何故かと言いますと、今月一杯でお店を閉める様なんですね。今日、郵便にそこの旦那から我が社の会長宛に封書が来ていましたが、忘れて会社に持って行けませんでした。それが閉店のお知らせだったようです。辛いものがありますね。

　中華街では家族経営で昔の祖父の頃からの味を守って来た良い店でしたが、まあ、時の流れでしょうかね。元町からトンネルを抜けて麦田町と言うところにある「奇珍』と言う極細麺で有名なお店も開いてないみたいですねえ。寂しいものですね。
　まあ、さっき言ったKと言うお店もわたくし達兄弟が言った時には手を抜きませんが、まだ顔を知られる前に妻が義母を連れて行った時は同じおそばが明らかに出汁が薄かったと言う経験もしています。やはり客を区別しては行けませんよね。まあ、それが原因ではないでしょう。今の社会全体の自分で判断出来ない、味の分からない人が増えて、本やテレビで言われた店にはどっと行くと言う様な訳の分からない現象がありますね。そして、中華街に来て肉まんを買って歩きながら食べてそれで終わりなんて人も多いようです。嫌なご時世ですねえ。

　まあ、仕方が無いから、今月中にもう一度親しい友人を集めて会費制で美味しいものを食べる会を開きたいと思います。日本で香港の様な気分で広東料理を食べられる最後のお店でしょう。ああ、辛い事ですねえ。食べたい人はメールをどうぞ。