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高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、48年の歴史をもつ共同購入の会です。

山本優作さんより ~いろいろゆうき

2025-03-20 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
高知市 高知県有機農業研究会理事長 山本優作です

今春開始、朝ドラ『あんぱん』の小豆作り

去年5・6月頃、高知県マーケティング戦略課より電話があり、今春始まる朝ドラ高知県出身の漫画家やなせたかしさんの妻を主にした『あんぱん』で、小豆を使ったイベント等で高知を盛り上げるその為にも小豆を栽培してほしいとの事。
その高知県産小豆を100kg~200kgほしいと言われ、最初は軽く話を聞いた程度であったが、その後窓口の“とさのさと”のタデハラさんと色々話す内に、小豆の購入金額も自分の希望価格どおりご理解いただき有機小豆を栽培することとなった。
高有研(NPO法人高知県有機農業研究会)のメンバー、地元の集落協定の方、有志の方にもお願いすると何とか20aで200kgの収量は可能と判断し具体的に取り組むことにした。


まず自分の有機畑11aに完熟堆肥50袋を投入し、除草対策で3度耕耘した後、7月30日播種(種まき)作業を行った。
高知県の担当職員や市の土佐山庁舎の職員に加え高有研のメンバー、地元の協定会員有志等18名が集まり、NHK高知放送局や高知新聞の記者も取材に来ていただき約3時間かけ全面播種した。
後は発芽し11月の収穫を待つのみと思っていたが、残念なことに去年も異常気象で、高温に加え雨が降らず、播種後初めての雨が8月15日小雨。
本格的な雨は播種20日後の8月19日。
この状況で発芽は5%位、発芽していないところを掘ってみるとほとんど高温でやられている状況だった。


わたしはこの30年で約20回程栽培し、多いときで30kg少ないときで5kg程度は収穫しており、1度も失敗したことが無かったので自信はありましたが、去年は初の失敗となり発芽しないというのも初めてで、皆に申し訳なく思っています。


大栃の友人は途中まで良かったがダメになり、大豊の上村さんは収穫直前で獣にやられたとのことで、唯一“や農園”の川村君が7a播種し、まずまずで近々収穫できそうだが200kgには程遠く、重ねて申し訳なくお詫び申し上げます。

山本優作さんの文章と写真は高知県有機農業研究会広報誌「いろいろゆうき」2024年冬(第51号)に掲載されています
山本さんの承諾を得て転載しました


※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2025年3月号より転載しました。

管理人記
落花生の生産者でもある山本優作さん
某テレビ局の朝ドラ『あんぱん』に向けた小豆栽培でしたが
猛暑と乾燥でザンネンな結果だったそうです

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