goo blog サービス終了のお知らせ 

高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、48年の歴史をもつ共同購入の会です。

斉藤牧場通信 8月8日記

2017-09-03 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
南国市 斉藤牧場の斉藤佳洋です。

さすがに7月8月に入って暑い日が続いておりますが、皆様どのようにお過ごしでしょうか?
台風被害などありませんでしたでしょうか? 斉藤牧場の牛たちは、台風をものともせず、
芝を食べてました。あれくらいの雨風では動じません。


夏になると牛たちの牧場を歩くコースが決まっていて、午前中9時くらいまでは木陰の近くの
芝生で、みんなで集まって猛然と芝をかき込んでおります。太陽が昇り無風状態になったら、
いつでも木陰に逃げ込める算段です。11時近くになると、木陰に逃げ込んで反芻をし、3時に
なって頂上付近に風が吹いてくると、再び牧場に出てきて芝を食べています。頂上付近がいち
ばん風が通ります。搾乳が終わって、牧場に出るとそこから一晩かけて牧場を芝を食べながら
回っているようです。


ところが今年はなんとなくですが、牛たちがこの暑いのに炎天下にでてきて昼過ぎくらいから
芝を食べている姿が見られました。見ると若牛ばかり。若いからストレスに強い? ということ
もあるとは思いますが、ひょっとして耐暑性ホルスタイン? 新牛類?? とか頭をひねりながら
見てました。もしかしてそういう牛ばかりの子供を残せば斉藤牧場も暑さに強いホルスタインも
できるのでは?と感じてしまいました。


最近になって子牛が久々に誕生しました。元気な男の子で、人間が追い付けないほど牧場内を
走り回ってました。これから乾乳に入る牛が、ここ1カ月の間に5頭くらいいます。しばらく
乳量が減りますが、これらがお産をするとまた牛乳がでます。少しの間、お休みしてもらいます。


暑い日が続きますが、どうかご自愛のほどを。私も牛に見習って炎天下に牧場をめぐっております。
では。


※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2017年9月号より転載しました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする