高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

生まれたてのことば ~9月巻頭言

2015-09-01 09:00:00 | 土といのちからのお知らせ
理事長 丸井一郎です。

 この「お便り」が届く頃には、
朝夕やや涼しく残暑の候ということになっているでしょう。
が、今年も高知の夏は暑い。
よさこい祭りの熱気は当然ながら、
またぞろ動き出した核発電所と戦争法案の理不尽のせいで、
いやがうえにも脳みそが沸騰します。

 空に炸裂する太陽のもと、
風がとおると意外に涼しい木陰が高知の夏です。
本当は何もしたくない。
ぼーとしていたい。
パソコンに向かうなんてとんでもない。

 で、読んで涼しくなる
「生まれたてのことば」を紹介します。
愛媛県の旧東宇和郡野村町にある
野村学園の子ども達が粘土板に刻んだ詩があります。
中野猛先生の編集で
1981年に出版された『どろんこのうた』(合同出版)からどうぞ。


★ おに  兵頭末雄
おには 山にあがって
くもでわかした
おふろにはいって
のんきに
うたを うとうていました
おふろからでて
くものシャワーを あびていました


★ おとな  楠 繁雄
おとなとおとな
おっとっとーと
さけをのんだら
よっぱらった
よっぱらって
ねちゃった
あとで タクシーで
かえっちゃった

★ からす  木村孝夫
風がふいているので
雪がふっているので
烏が一わ 木の中へ
はいっていきました

★ かげ  住田照敏
マラソンのとき
ぼくが はしりよったら
かげも はしりました
ぼくは そのかげをみて
はしりました

★ 「太陽にほえろ」で  川辺 一
「太陽にほえろ」で
はんにんが けいじに
ジェット・コースターのうえで
うたれて おちて
かわいそかったです
なきたかったです
コメント (1)
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