あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

綱渡りの末に

2009-10-21 00:16:29 | レザークラフト

 秋の県展が始まりました。 
 わたしの作品は、前期(10月17日~10月27日)に展示されています。



 制作途中の作品を見てみんないろいろなことを、言ってくれました。
 「棚田なん?」
 「そうそう。」
 「おうちへ帰ろう、みたいなの?」
 「そうよ~」
 「ここへからす飛ばせたいねえ。」
  「それはないでしょ。」


 そう、今回は春の作品の延長で、棚田をモチーフにしています。


  


  こういう景色を見ると、不思議な感動を覚えます。 
 以前発掘の現場で教えてもらったのですが、大昔から、森と川のあるところに人は住み着いたそうです。そしてそこから一歩も出ることなく生きて死んでいった人がいて、わが子を広い世界に送り出した人がいて、みずから新天地を求めて出ていった人がいて、今の社会がかたちづくられてきた・・・
 その原点となったふるさとには、まだ自然とともに暮らしている人がいる。 都会の喧噪に疲れた人を癒してくれる風景と人と暮らしとがあるー だからわたしは棚田の中に家が点在する風景が好きです。


  


 ここには自然と調和しながら生産し続ける暮らしがあります。都会で人工的な物に囲まれて消費生活を営む人々よ、時には自然に還ってみませんか? そして、新たな一歩を踏み出す力を見つけませんか。 そういう意味を込めて「回帰」と題をつけました。
 帰るところは故郷でなくてもいいんです。 今の自分がある原点となった「時」、「場所」、「出来事」、 
 あなたの光り輝いていた時代はいつですか?
 ことあるごとに帰っていきたい場所はどこですか?
 遠い記憶をたどって行き着く思い出は何ですか?
作品を見る人に、そんな問いかけが生まれてきたらいいなあと、夕日に輝く棚田と川とを染めてみました。


 
 革をろうけつ染めで染めた作品ですが、完成までにはいくつかの工程を踏みます。その要所要所で綱渡り・・・まあいつものことではあります。ぎりぎりまで何とかしない、その性分はなかなか変わりませんわ。 材料の関係もあり、へたをするとタイムアップになりかねない綱渡り制作でしたが、幸運に恵まれました。


 1 下絵を拡大しに行ったら、営業日のはずの土曜日が、経営者が変わって半ドンに。 あと5分遅かったら店は閉まってた。 この日拡大できなければまた数日が無駄になるところでしたがセーフ。


 2 革が染め上がっていよいよパネルに貼りつけるまでになって・・・
 まだパネルを作ってない。 10年に一度の体調不良で寝込んだり、奈良へ出かけたりしたものだから時間もなかったし、木材を扱う気力もない。 多少サイズは違うけれど既製のパネルを買うことにしました。 が、お目当てのP50号というサイズのパネルが、画材屋さんにない 一般的に絵画で使うのはFサイズが多いので、Pサイズは取り寄せないとないそうなのです。
 数少ない画材屋さんに電話して、3軒目にやっと1枚在庫があったのを手に入れました。これがなければ、2時間ほどで大工仕事をしなければならないところでした。

 3 額縁を作ります。 下地となる木枠は前日の夜、弟の助けを得てできあがりました。 時間がなくて表面をサンダーで磨く時間がありませんでした。 
 さて、木枠に革を巻き付ける段になって
 革が足りない! 
 在庫ありますよ~と言って持ってきてくれたのが、微妙に色違いで 
 どうしよう 革を取り寄せる時間はもうありません。
 結局その色違いのが一番大きな革で、何とか足りたのです。 そしてできあがってみると予想以上に作品にしっくり合って、とってもよかったんですね。 怪我の功名とはこのことです。 額縁の効果はあなどれませんからね。


 4 最後にー 推奨という賞をいただきました。 すべり込みです。


 いくつかの幸運が積み重なってできたわたしの作品の前であなたの幸運を祈ったら、御利益があるかも=うそ 


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金銀の木犀

2009-10-20 02:00:58 | 植物

 湯築城跡のトイレ付近に植えてある金木犀。 西条、新居浜では、祭りと切っても切れない花ですが、昔はよくトイレの近くに植えていたんだそうですね。



 辺り一面によい香りが漂っていました。



 こちらは道後公園入り口近くにあるのですが、



 白花の銀木犀なんですよ。
 枝がジャングルのように入り組んでいます。



 先週金曜日の時点でまだ花は咲いていませんでした。 金木犀よりほんの少し咲くのが遅いような気がします。
  
 金木犀はあちこちに植えられていますし、香りが強くて、自らその存在をアピールしていますが、銀木犀はあまり見かけません。 松山市のどこかのお寺か、小学校にすごい大木があったような気がするんだけど・・・・・ 銀木犀もいい木です。 香りが金木犀ほどきつくなくて、ちょっとアピールが足りないのかも。


 道後の銀木犀ほどではないけれど、犬の散歩道にけっこう大きな銀木犀があるんですよ。



 しょっちゅうここを通っていたのに、存在に気づいたのは去年のこと。何を見ていたのやら・・・オハズカシイ


 ようやく満開になりました。 



 すがすがしく愛らしい花です。 



 剪定もせず放っておくとこんなふうにのびのびと枝を伸ばして、それでもけっこう形よくまとまるものなんですね。


 うちの金木犀は去年枯れてしまいました。 これは剪定で枝を切りつめすぎたのではないかと、わたしは今でも疑っています。 
 金木犀のない庭はやはり寂しいので、今年の春、小さな苗を植えました。 それがようやくわたしのひざくらいまでの高さになって、



 2房、花をつけました。 健気でいじらしいです。 今度はあまりいじらず、のびのびと育ててやりましょう。
 


  追記 ぱふぱふさんに教えていただいて、白いのはどうもひいらぎ木犀だということがわかりました。 やや葉が幅広くひいらぎのようなとげとげがあります。 道後公園の木もひいらぎ木犀かもしれません。 


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道後公園野外アート展

2009-10-19 01:49:30 | お出かけ

  染色教室でのレッスン中に、道後公園の湯築城跡で野外アート展をしていると教えてもらいました。 それで休憩を兼ねてちょっと出かけてきました。


 先週の金曜日のことです。 とても天気のよい日でした。
 土塁の外の掘りでは、亀がのんびりひなたぼっこ。



 土塁の内側では、猫がひなたぼっこ。



 武家屋敷を復元した資料館があります。 この門を入っていくと



 



 おしりをひなたぼっこさせている人形たち。 ちょっとはしたないのであまりUPでは撮れません。 これもアートなのか?
 で、肝心のアートというのは、

 芝生の上で遊ぶ虫たち。 なかなかユーモラスな形をしています。



 木に向かっていく巨大カブトムシ。



 芝生や緑に調和していると思いました。


 都会の真ん中の田んぼで一人働く人


 



 近くで見ると
 乾電池を背負っています。 ところが腰に付けた鎌も、手にした鍬も昔のまま。



 題は「AZEMO」だそうです。 あのロボットのパロディーなんでしょうかね。


 「うわさ」 耳だか口だかに似たものがいっぱい集まってグロテスクな形に。 無責任なうわさの不気味さを表しているようで何となく意図は分かります。



 現代アートの苦手なわたしもまあ、この辺までは理解できるような気がしました。


 ニコちゃんマーク


 


  図工の時間、子どもたちにデザインさせると、すぐにニコニコマークを描いたり、既製のキャラクターを描いたりするので閉口します。 そういう子に対しては、簡単でもいいから自分で考えて、物まねでないものを創り出すようにと指導してきました。 既製の市民権を得ているデザインも、 アートとして昇華できていたらいいのかなあ。 ちょっと考えさせられました。
 そして、この作品はすでに一部壊れています。 題の所に「作品には手を触れないでください」と書いてあるのですから、展示されている作品は大切に扱いたいものです。 小さな子であっても、こういう機会にきちんと教えてあげてほしいなと思いました。

 湯築城跡は狭い所ですが、休憩所もあって気持ちのよいところです。


 


  これは?


 


  鳥が魚を食べないように網を張っているのです。 いろいろ見てくると、これだって立派なアートに見えてきます。


  作品の善し悪しは分かりませんが、なかなかおもしろくて小一時間、ここで過ごしてしまいました。 
  ちょっと休憩・・・・・のつもりだったんですけどね。  野外アート展は10月25日までだそうです。


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祭りの熱気

2009-10-17 23:34:59 | くらし

 


 昨日から新居浜太鼓祭りが始まっています。
 まだこの祭りを一度も見たことのない両親を連れて、かき比べを見に行きました。


 わたしも14,5年前に一度見たきりです。 ブログ友の慧竿さんからも情報を頂き、山根グランドで行われる上部地区のかき比べを見ることにしました。 
 12時開始ということですが、たしか30分くらい前につけば駐車場にも観覧席にも余裕があったはず。 でも、交通規制の始まる11時30分には着きたいなあ、とそのくらいのつもりで出かけたのですが・・・・


 あまかった


 高速を降りて国道に出た途端にノロノロ運転。 部分的にはスムーズに行けたところはあったものの、特に別子ラインへ続く道に折れてからはずっと渋滞がつづいておりました。 
 いよいよ、橋を渡れば山根グランド、というところまで来たところ、道を歩く人、人、人・・・・ 皆一様にお弁当と敷物を持ち、重いカメラの機材や脚立を提げて歩いていきます。 車は、もちろん、歩いた方が早いくらいのノロノロ運転。 11時30分をわずかに過ぎ、橋の上は通行止めになっていました。 



 両親を橋のたもとで下ろし、河川敷の駐車場へ入りましたが、行けども行けども空いたところはありません。 ついに二つめの橋をくぐってしばらく行ったところでようやく整理員の人が誘導しているのに出会いました。 車と車のめちゃくちゃ狭いスペースに入れと指示されて、入ったら降りられないんじゃないかと思いつつ何とか駐車をしました。 時間は既に12時です。



 続々と入ってくる車。 対岸にも車。 そこから1キロは歩いたでしょうか。 子ども太鼓台のかき比べが始まっていました。


 山根グランドは、山際に石積みの観客席があります。 そこからは全体がよく見えてとてもいいのですが、すでに山の上の方まで人でいっぱいでした。 ブルーシートが敷いてあるところはすでに誰かが場所を確保しているのです。



 それでも、グランドにはまだ余裕がありました。 わたしたちは石段を3段ばかり上がったところに広い場所を見つけ、そこに座ることにしました。 


 いよいよ大人の太鼓台のかき比べです。 威勢のいいかけ声と笛、太鼓の音とともに次々と入場してきました。



 太鼓台が一台入る度に人が増え、太鼓台を取り囲んできました。 グランドの中は立ち入り禁止の場所はなく、みんなすぐそばまで近寄って声援するんです。 昔、国領川の河川敷で見たときは、新居浜人に、もっと近くへ行きましょう、もっと、もっとと言われて近寄ったものの、その大きさとかき夫の荒々しさに怖い思いをしたことを思い出しました。


 
 グランドを半周して所定の位置に陣取ります。



 この房飾りが真ん中でぱっぱっと口ひげのように割れるように担ぐのが上手なんだそうです。 そのためにはかき手のチームワークが必要です。 見たところ若者が多いところはへたくそ。 力まかせにかいてもうまくいかないようでした。 


 上部地区の太鼓台19台が勢ぞろいしました。 グランドはもう人でいっぱい。 壮観です。



 まずは19台が揃ってかきあげ。 かき棒の上に載っている人の動作に合わせて、全員がそーりゃと腕を差し上げます。



 この太鼓台、重さは2,5トンもあるそうで、それを持ち上げるのですから、みんな真剣そのもの。気を抜くと崩れてしまいます。


 かき夫のリーダーたち。 前後に4人乗って、笛とかけ声と動作でかき夫を指示していました。 前後は互いにちらちらと振り向きながら動作を合わせます。



 この人たちの動きも、太鼓台によって個性があります。 力を込めてどっしりした動きをするチーム、鞭がしなるようにしなやかに動くチーム、 ぴしっとシャープな動きをするチーム・・・・リーダー4人が揃って動くところは下のかき夫たちの動きも揃っています。


 全体でかきあげた後は、地区がさらに3つに分かれてかき比べを披露しました。


 まずは中萩地区、6台の太鼓台。 6台がぴたっとくっついて一斉に差し上げると、 観客からは大きな拍手がわき上がりました。



 周りの人もつられて両手を差し上げてソリャソリャ・・・・ ではなく、みんなカメラを差し上げているのです


 続いて舟木地区5台の太鼓台です。
 ここは太鼓台がさらに密着して、かき棒がいかだのように見えました。



  祭りは最高潮なのですが、わたしたちは混雑を避けるため早めに出ることにしました。
 下に降りてきたところで泉川地区の太鼓台から風船が放たれました。



 そばにいた人の中からは、歓声とともに
 「おー、今年は泉川が一番じゃ。」との声が。 さて、結果はどうだったのでしょうか。


 早めに出たおかげで駐車場からもスムーズに出ることができ、混雑する前に帰ることができました。 
 祭り見物にもエネルギーが要りました。 「もう、来年はよう来んわい。」と、母。 う~ん・・・・・
 とりあえず、元気なうちに見せることができてよかったです。


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祭り一色

2009-10-16 01:26:58 | くらし

  今、ポーチを作っているのですが、材料に足りないものができたので買いに行きました。 祭りの真っ最中だけど、店が開いているかしら。

 行ってみるとやっぱりお休みで、もう一軒の店へ回りましたがここもお休み。 やっぱりねえ。 祭りの日は病院さえもお休みです。 やれやれ、制作予定がだいぶ遅れそう。 祭りの前に気がついて買っておくべきでした。
 しかたがないので食料品を買って帰ります。


 西条祭りは、豪華なだんじりが練り歩くことで有名です。 夕方のニュースでも祭りの中継にかなりの時間を割いていました。
 
 車を走らせていると、市内どの道を走ってもだんじりに出会いました。 特に、駅前から続く大通りには次々とだんじりがやってきます。 ちょっと車を脇に停めて撮影を。



 ニュースでは、重さが700キロと言っていましたかねえ。ちょっとあいまい
 だんじりの中には白木ではなく漆塗りの豪華なのもありました。



 後から来る、布団を乗せたようなのは、太鼓台? それともみこし? 新居浜祭りの太鼓台に似た形をしている山車を西条祭りでは「みこし」というんだそうです。 ふつう祭りで見かける神輿(みこし)は、西条祭りでは「しんよ」というんだそうです。 これには神様が乗っていますので、1台だけなのでしょうね。ややこしくてよくわかりません。


 スーパーに来たら、ここにもだんじりが1台休憩をしていました。



 チャンス! じっくり見せてもらいましょう。

 


 屋根には木彫りの龍。



 


 その下の幕には金糸銀糸で重厚な刺繍がしてありました。


 


 


 胴体部分は何層にもなっていて、細かい透かし彫りと彫刻とが施されています。



  これは白木のままです。 こんなのが何十台と市内を練り歩いているのです。


  駐車場のBGMも今日ばかりはポップミュージックではなく、伊勢音頭です。 売り場にも伊勢音頭が流れています! ほんとにどこもかしこも祭り一色。


  だんじりには必ず交通整理をする人がいて、だんじりの運行と車の進行と交通信号とに目を配っていました。 だんじりに出会うと、車は停まったり車線変更したり・・・・だんじりが優先です。



 なんと、だんじりは赤信号でも通っていくんですよ。 救急車並みです。 みんな文句も言わず止まってだんじりを見送ります。 
 県外から来た観光バスもいました。 車中からだんじり見物をしているのでしょうね。 今夜は泊まって明日の川入も見るのでしょうか。


 すでに地元へ帰ってきただんじりもいくつか見かけました。



 すっかりお疲れの様子。 ニュースによると宮出しは未明だったそうです。 どれだけたくさん歩いたのでしょうか。


 これから祭りは新居浜、四国中央と東へ移っていきます。 東へいくとだんじりはなくなり太鼓台になります。 これがまた絢爛豪華、すごいです。 


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柿の渋抜き

2009-10-15 00:48:49 | くらし

 今日の夜(あ、もう昨日になってる)NHKの「ためしてガッテン」で、柿のおいしい食べ方を紹介していました。


 「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われるくらい栄養価の高いすぐれた果物ですが、食べない人が増えているんだそうです。 でも、柿には消臭効果があって、柿を食べた後は口臭が減るんですって! 食後のデザートは柿がいいですね。


 そして、渋柿の渋の抜き方もやっていました。 渋の抜き方にはいくつか方法があって


 1 お湯につけるーお風呂のお湯で渋を抜くという話を聞いたことがあります。 もちろん直接お風呂に入れるのではなくて、柿の入った袋を入れたんだと思います。 で、その柿をもらったか、うちでやったのか覚えてないのですが、食べると渋かったような・・・それが子どもの頃だったのか、大人になってからのことだったのか、それも忘れちゃっています。


 2 ドライアイスを入れるーこのあたりでしているのはすべてこのやり方です。番組ではしていませんでしたが、柿を入れた袋にドライアイスを入れたら、掃除機で空気を抜いて真空にしてしまいます。 最近では2個ずつ真空パックされて売られています。 袋を開けるとすぐ柔らかくなりますから、2個パックは小人数の家庭には都合がいいです。


 3 へたを焼酎につけるーわたしがやろうとしているのがこのやりかたです。 番組ではバスタオルにくるんで保温していましたが、多分保温しなくても渋は抜けます。


 こちらでは、柿の渋抜き用に厚手の大きいポリ袋を売っています。  



 ポリ袋の底に新聞紙を敷き、その上にへたに焼酎をひたした柿を並べます。 1段並べたら全体に焼酎をスプレーして、新聞紙を置き、また柿を並べます。 かなり自己流のやりかたです。
  15個ずつ袋に入れて、3袋できました。 これで3,4日置いておくだけです。まだ暖かいのでもう少し早く抜けるかもしれません。


 4つめの渋の抜き方。 それは、干し柿にすること。 
 昨日収穫するとき、よく熟れてすぐ柔らかくなりそうなのは、枝をつけておきました。 ここに干し柿の紐を引っかけるためです。



 むいで見ると中に黒い柿がまじっていました。 これが全体がうまく木練った柿。 これは干すまでもなくそのまま食べても渋くありませんでした。 西村早生ってほんとに不思議な柿です。


 枝をつけてなくて柔らかめの柿が5,6個あるのですが、これをどうしましょう。
 そういえば先日奈良へ行ったとき、柿の奈良漬けなるものを買ってきたんですね。 焼酎で渋が抜けると言うことは、酒粕でも抜けるのかなあ。 ちょっと試してみたい。 でも、買ってきた漬け物は塩辛いだけであまりおいしくありませんでした。 試す価値はないかもしれませんねえ


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今年も遅かったかな

2009-10-14 09:55:44 | くらし

 もう二週間も前に、近くの西村早生柿畑さんが収穫を終えました。
 ああ~、今年も遅くなってしまった。
 うちの西村早生はこんなに色づいています。



 去年まで、葡萄のようにかたまってついていた実が、今年はまばらです。これはよいことなのか、悪いことなのか。 多分、去年おと年と、収穫の時に枝ごと切っていたからだとは思うのですが。


 お隣の横野柿畑さん。 こちらは葉っぱも青々、実も青々です。 この柿の収穫は多分11月末くらいになるでしょう。



 一口に柿と言っても、早生と晩生とでは熟すのに2ヶ月近く差があるんですね。 たくさん柿を作っている農家では、種類の違った柿を何種類も植えて、長く収穫できるようにしているみたいです。


 この西村早生は基本的には甘柿に分類されるそうなのですが、今食べてもしぶ~いです。


 こんなふうに渋が黒く固まって模様をつけてくると甘柿になるらしいのですが、



 皮をむいたら模様がなくて、食べてみたら渋いと言うこともしばしば。 だから、柿農家では渋柿扱いをするそうなのです。 つまり、かたいうちにもぎ取ってアルコールで渋抜きをして販売します。 だから、よく熟れたのはだめなんです。 渋抜きをしている間に柔らかくなってしまいますから。 (我が家の西村早生についてはこちら


 柿農家が作っている柿は、作業がしやすいように枝を低く仕立ててあります。 が、うちのは伸び放題なので、脚立に上がって採らなければなりません。


 高さ2,5メートルの脚立です。



 地面には段差があり、石がごろごろしており、富有柿の枝が交錯しており、なかなか脚立を広げる場所がないのですよ。 倒れないように柿の枝に脚立の一方を支えてもらいました。 それでも上に上がると

 こわ~い 


 ある話を思い出しました。
 過去に 農家に嫁いだ人が、妊娠中なのにこの脚立に上がって柿を採れとお姑さんに言われてぶち切れ、家を出てしまったとか。 
 当然と思われます  脚立から手を離して柿に伸ばすと、ほんとに怖いです。 自分の娘なら決してそのようなことはさせなかったでしょうに。 


 採っていると、熟した柿がぽたっと落ちて、汁が顔にかかってしまいました。 
 降りて下を歩くと、うっかり踏んづけた熟し柿がぐじゅっとつぶれてズボンの裾を汚すし、クモの巣は顔にかかるし・・・・


 ああ、もういやだ。 手の届くところは7割方とってしまったところで作業終わり! あとは鳥さんにお裾分けーじゃない、人間がお裾分けしてもらったくらいの量が収穫できました。



 ずいぶん赤いですね。 この赤さでうまく渋抜きができるでしょうか。 これでも去年より2週間近く早く採ったんですよ。


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秋色あじさい

2009-10-13 00:26:16 | 植物

 我が家のあじさい。
 9月の始め頃からグリーンが色濃くなってきました。 残暑の日差しにてらされて上の方から枯れてきています。 秋のあじさいはやはり日陰でないときれいではありません。



 こちらは完全な日陰にあるので枯れずにグリーンになっています。 もとは赤紫だったのでもう少し複雑な色が出ると期待してたのですが・・・・・



 グリーン一色ですね。


 先日、桜三里を通っているとき、ふと思い出して山陰のあじさいを見に行きました。 
 真夏でも薄暗いここのあじさいは、多分きれいな秋色になっているはずー と思って行ってみても、毎年すっかり刈り取られて、わずかに2,3本残っているだけだったのです。 残っているのがきれいなだけに残念で・・・・・
 几帳面なお年寄りが、祭りの前にはすっかりきれいに刈り込んでしまうのでした。 ところが!


 今年はまだ残っていました。



  微妙な色合いが美しいです。 うれしい。 


 今年はどうして刈り取らないんだろう。 わたしが運良く刈り取る前に行っただけなのでしょうか。 それとも、地域の方が歳をとって、道ばたのあじさいにまで手がまわらなくなったのでしょうか、気になります。  
 このあじさいの咲く道を山に向かって進んでいくと集落があるのですが、ご多分にもれずお年寄りばかり。 10年以上も前に学校もなくなりました。 先日の祭りには伝統の奴行列を、大学生の応援によってかろうじて演じることができたと報じられていました。 
 これを限界集落というのでしょうか、山陰のあじさいも心なしか寂しげに見えました。    


 でも、あじさいが残っていたのはうれしいです。 ちょっと失礼して小さいのを2本だけいただいてきました。


 いつも、秋色あじさいが手にはいると赤いカラスウリと活けてみたくなります。



 中央のダリアは、まだ咲き続けている黒蝶。 咲き始めのウインターコスモス、ノブドウ、緑の変わり咲きのバラ、同じくピンクに緑がかったスプレーバラを組み合わせて、秋の空のような花瓶に秋満載です。  


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野分のまたの日こそ

2009-10-10 13:15:36 | 生き物

  野分のまたの日こそいみじうあはれにおぼゆれ (枕草子)


 「いみじうあはれ」だったのは、我が家ではコスモスだけでした。 



 コスモスは、とうとう一番きれいなときの写真を撮り損ねました。 もう、花びらにも細かい傷が付いて、所々ちぎれて、ちょうど命を終わりかけのちょうちょの羽のようです。
 でもまあ、被害とも言えないくらいのことで済んでよかった。 ありがたいことです。 


 ひとつだけ心配だったのが、エノキに住み着いているゴマダラチョウの幼虫でした。 最悪の場合、枝ごと切り取って家の中に持ち込もうと、雨の強くなる中見に行きましたら、どこにも姿が見えませんでした。
 わたしの経験では、雨がひどいと行方不明になったり死んだりする可能性が高いのです。 
 もっと大きな、雨をしのげる木だったら問題ないのですが、なにぶん小さな木なので雨の当たらない葉っぱは一枚もなさそうです。おまけにこの幼虫は、葉っぱの裏に回るということをしません。 葉っぱの表でじっと雨に打たれているものですから、少々の雨には平気なのかもしれませんが、こんなに降るとねえ。 現に1匹は、2,3日前の雨で死にました。 残りの2匹はどこに?
                            注: 幼虫は結局3匹見つかりました


 幼虫は・・・・・・生きていました。 
 もう、幼虫の写真にも慣れたでしょう? このまま写真とともに記事を書いていきますね。 どうしてもいやな方は、猛スピードでスクロールなさってください。多分見えないと思いますから。


 


 この間より一回り大きくなって、背中の突起がくっきりと、



 一枚一枚丹念に葉を見ていきましたら、
 あれ~、 前と同じくらいの大きさのが2匹もいる。 


 さらに、



 見るからに幼い幼虫が1匹。 角がまだ黒いですね。 突起も真ん中のははっきりしていますが、上下のははっきりと見えません。 これは後から生まれてきたものと思われます。 結局今、4匹の幼虫がいるということが分かりました。


 そしてこの日(10月8日)、近畿地方の台風が去った頃に、我が家の台風女第2号が、無事海外から帰国しました。 
 台風の影響なのか帰りの飛行機は激しく揺れて、もう死ぬかと思ったそうです。 キャビンアテンダントに怖いのかと聞かれて怖いと答えると、紙コップ一杯のキャンデーを持ってきてくれて大丈夫だからとなぐさめてくれたとか。 いったいどんな顔で座っていたのでしょうね。 というか、いったい何歳に見られたのか・・・・・ 


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ケーキバイキング

2009-10-09 00:42:01 | ランチ・カフェなど

 台風一過、からりと青空が広がるかと思いきや、どんよりとしたお天気でした。 台風に直撃された地方の皆さんには申し訳ないですが、まるで台風じゃなかったみたい。


 改めて今日、県展の作品搬入に行ってきました。 仕事を早く終えたぶじこも一緒です。きのうは台風が来る前に搬入をすませようとする人たちで混雑したようですが、今日はすんなりと手続きを済ませることができました。 次にわたしたちがやってきたのはー


 大街道2丁目、通称ロープウエイ街とよばれる通りです。



 学生時代、バスを降りて毎日この道を歩いて大学に通いました。 そのころは薄暗い小汚い印象だったこの道がすっかり明るくなっておしゃれになっています。 和雑貨の店や骨董屋さん、古書店などなかなかおもしろそうな店が並んでいました。 ありがたいことに駐車場も十分ありました。


 ロープウエイ乗り場がいつの間にかきれいになって! まるで浦島太郎になった気分。ガラス張りの建物に向かい側のビルがくっきりと写っています。



  松山城へ登るにはこのロープウエイを使うと便利ですね。わたしが最後に乗ったのはいつだったかしら。 もう30年くらい前? 多分ここからはリフトも出ていて、わたしはどちらかというとリフトの方が好きでした。城山の木々を間近に見ながら上がることができます。


  さて、わたしたちがここへ来たのは別の目的がありました。 この乗り場のお向かいにあるレストランQUPUQUPU(クプクプ)でケーキバイキングをしているのです。 


  店内には何組かのお客がいましたが、 赤ちゃんを連れたママ友や、わたしたちと同じ年代と思われる母娘など、みごとに女性ばかり。 これでは男性は入りにくいでしょうね。 ケーキの好きな男性はけっこういると思いますが、お気の毒に。


 ここは15時~18時30分までがケーキバイキングタイムで、1300円で90分間、ケーキ、アイスクリーム、ピザが食べ放題です。 飲み物は、最初の1杯は無料、後は飲み物の種類によって追加料金が必要です。


 まずはケーキを何種類か。 手前右から、プチシュー、桃のタルト、ブルーベリーのタルト、チョコレートケーキ、洋なしのタルト、コーヒー(ココア?)のムース、ショートケーキ2種 黄桃と木イチゴ。 サイズはかなり小さめです。
 



 もう食べてしまったけどキャラメルムース、季節のフルーツタルト、ロールケーキ。 どうもわたしは食べる前に写真を撮るという習慣が身に付きません。 食い意地が張ってるのか?
 この後食べたのが、チーズケーキ、さつまいものタルト、クッキー、パウンドケーキ、グレープフルーツのゼリー、ミニパフェみたいなの・・・・・


 あのう、これ全部一人で食べたわけではありませんよ。 小さいのは一口で食べてしまいましたが、タルト類はすべてぶじこと半分分けしました。 こうするといろいろな種類のを食べられるでしょ? わたしたち親子は回転寿司でも1個ずつ分け合って食べます。 我ながらせこいと思うけど、せっかくだからいろいろ食べてみたいもの。 


 ぶじこは昼ご飯も食べず気合いを入れてやってきました。 空き腹を抱えた彼女は、まずはピザをゲットです。これが薄めの生地をぱりぱりに焼いていておいしいの。 3種類あったと思うのですが、二人ともまるまる1枚分の量を食べたと思います。


 タルト類はわたしには少し甘すぎましたが、生クリームを使ったロールケーキやシュークリームはわたし好みの甘さ控えめ。 とてもおいしかったです。 それとキャラメルムースもおいしくておかわりを。


 甘いものってそんなにたくさんは食べられないのですが、ケーキとピザを交互に食べるとけっこう食べられるものなんですね。 
 
  ケーキ全種類制覇  ピザも全種類制覇


 しかし、さすがにアイスクリームまでは手が出ませんでした。 でもそれでよかったの。 これでお腹を冷やしたら大変なことになっていたかも。 
 もうお腹いっぱいで90分もしないうちにお勘定を済ませましたが、十分元は取った


 この日夕食が入らなかったのはもちろんです。


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