あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

渋柿?甘柿?

2007-10-25 22:49:49 | 植物

   うちには柿の木が5本あります。 2本はわたしが嫁いで来る前からあった「富有柿」。 甘い柿です。 問題はあとの3本。 いつか夫が何を思ったか渋柿の苗を買ってきて植えたのです。 「横野」とかなんとか言っていたような。


 その3本の柿が色づいてきたので、今年は収穫して焼酎で渋抜きをしようかと思いついたのですが・・・。


 見かけはこの通り、「富有」によく似ています。 手入れをしないので小さな実が鈴なりです。 本当は春、夏に小さな実を摘果して、良い実を大きく育てなければならないんですけどね。



 ふと、疑問がわいてきました。 これは本当に渋柿なんだろうか? 確かめるには? 手っ取り早くかじってみたのですよ。


   渋くない! いや、ちょっと渋いかも。


 渋抜き用のドライアイスなどの入手先を聞くために、夫が、東隣の柿畑の持ち主、Mさんに電話しています。


 「うちに横野が2本あるんじゃけどの。」
 「え~、ちがう?」
 「うん、もう赤いんよ。」
 「柿の形? 四角かどうか?」
 


 どうも柿の品種が違うと言っているらしいです。 横野はまだ青くて取り入れ時期ではないのだとか。 結局、うちへ来て柿の種類が何なのか見てくれることになりました。
 そして、うちのは「西村早生」という品種だということです。 


 さて、今日は柿を取ることにしました。 取ってみてびっくり。 なんとも汚い柿です。 それも1本の木のほうだけなので、病気にでもなったかと思い、洗ってみたのですが、やっぱりきたない。 なんだかイモリを思い起こさせる模様がついています。



  またまた   もしかして。 これが木練っているということ?  (注: 木になったまま渋が抜けて、甘くなることらしいです) 
 


 皮をむいでみると



 たまに黒いのがあります。 左のように半分黒いのも。 黒いのはタンニンの固まったものだとか。
 そして、この黒いのは渋くないのです。 左の柿は、半分渋くて半分甘い、不思議な柿です。 皮に模様があったら中も黒いのかと思ったら、そうでもないのです。 甘い柿に当たるかどうかは
 「丁か 半か」と同じ、博打みたいなもんです。


 本物の「横野」はこの木。 うちの西隣の柿畑です。 まだ青くて、どこに実があるのかよくわかりませんね。 「横野」は晩生で収穫は11月下旬だそうです。 「横野」は渋柿なのに、形は「富有」みたいで、ややこしいです。



  プロの育てる柿。 その差は葉っぱを見るだけで歴然。 この大きさ、 この色つや。 うちの柿の葉を重ねてみると倍以上ありました。



  脚立に上がって手の届く範囲だけ取って、あとは鳥にあげます。 少し干し柿にして、あとは焼酎で渋抜きするつもりですが、うまくいきますかどうか・・・・。


  それで結局「西村早生」は渋柿? それとも甘柿?


  調べたところ、 甘柿だそうです。 滋賀県大津市坂本の西村弥蔵氏のカキ園の生け垣内に偶然生えたもので、発見者の名前を取って命名されたそうです。 甘柿だけれど、黒くならないと甘くないので、「不完全甘柿」だとか。 だから東隣の柿畑のMさんによると、甘いのも渋いのも一応全部渋抜きをするんだそうですよ。


  そうそう、残り1本は・・・・ わたしは夫が植えた渋柿だと思っていたのですが、しみじみ見ると幹が苔むして堂々たる古木の風格。 そう、これは昔からここにあった「富有」でした。 うまり、うちの柿は5本とも甘柿だったということ。


 

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蜘蛛の空中散歩?

2007-10-25 00:12:44 | 生き物

 ちょっと写りが悪いのですが、蜘蛛の写真です。 あとでアップがでますよ~、 蜘蛛の嫌いな方は要注意。
 細く糸が見えますが、いったいどこに巣をかけているのでしょう。



 ここです。 電線なんです。 うちの周りには蜘蛛がたくさんいて、今頃は、どこを歩いても蜘蛛の巣にひっかかります。  つまり、人間の背丈ほどの所に巣をかけていることが多いのですが、こんなに高い所にあるのは初めて見ました。 雨が降ってもここにいるのかな? どこかに雨宿りに行くのかな? それにしても空中を優雅に散歩とはいかないような気がします。 



 1本の線に引っかかっただけでは安定しません。 もう一方はどうしたのかな?


 電線が交わったところは、電線にー



 近くに枝があるところは枝にー (近くじゃないよー。3メートルは離れています)



 そもそも、電線にはどうやって行ったのか、 さらにそこから3,4メートル離れたところまでどうやって行くのか、 不思議です。 わたしは、体長2,3?ほどの緑色の蜘蛛が、糸にくっついたまま風に吹かれて飛んでいくのを見たことがあるのですが、こんな大きな蜘蛛も風で飛んでいくのでしょうか。 
 さらに、あんなに高いところでえさの昆虫を待っていて、はたして引っかかる昆虫がいるんでしょうか。 
 さらに、さらに、あんなにたくさん集まって、えさは足りるんでしょうか。だって、近くで見るとこんなふうに、そばに小さな蜘蛛を従えているんですよ。


 これは木と木の間に巣をかけている蜘蛛です。



 裏から見ると・・・・



 きれいなお腹をしています。 それより何よりも、張り巡らされた巣の見事なこと。 蜘蛛が嫌いな人は多いと思いますが、しみじみと見るとなかなかおもしろいものです。 ただ、蜘蛛の巣に蝶が引っかかったのを見つけたりすると、ついつい、逃がしてしまいます。

コメント (2)
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