お寺で花見をしたとき見つけたものがあります。すぐ裏の斜面にはえていました。
タラの木です。 新芽は苦みと香りがあって天ぷらや和え物にします。
本来自然に生えている山菜ですが、最近は栽培もされているようです。 採ろうかなあ、でもこの山の持ち主の物だからなあ、と思案していると、母が、「うちの畑にも植えてある」と、言います。 行ってみると、ずいぶん背の高いタラの木が3本、隅っこに植えられていました。 たびたびここに来たのになぜ気づかなかったのだろう。 大根みたいな高菜の写真を撮ったすぐそばにありました。
タラの芽が手に入りましたので、夕食は天ぷらにすることにしました。
皿の上の方にあるのがタラの芽の天ぷら。 右の赤い物は小エビ。 その下の長いものがつくし。 へへへ・・・ これは失敗です。 つくしは水分が多すぎて、油に入れたとたん、じゅわじゅわじゅわっと泡が出て飛び散りました。 そして、くたっとなっただけ。 あぶらでべちょべちょになってしまいました。
そして、一番量の多い、葉っぱは?
あげる前はこんな葉っぱでした。 さて、何でしょう。
答えは、これ。
え? これじゃわからない?
これはキーウィの新芽ですよ。 天ぷらにしたのはレッドキーウィという、果肉が赤い品種です。 産直市場に売られていたのですが、パックに「おいしすぎー」とマジックでかかれてありました。
こりゃ、一度は食べてみなければー
今回、小麦粉ではなく、上新粉で衣を作りました。 なんでも、米粉にはグルテンがないので粘らずからっと揚がるのだとか。 粘りがない分、素材にくっつきにくく油の摂取も控えられるんだそうです。
さて、お味の方ですが、
おいし~い。 歯触りはぱりぱり、なんだかポテトチップスに似ていました。 毒じゃなかったです。 ちゃんと生きていますから。
産直市場のおかげで、今までいろいろ珍しいものを食べさせてもらいましたが、でも、キーウィの葉っぱまで食べようとは ^0^ これを食べてみようと思いついたのは誰なんでしょうね。 もし、体に悪い物だったらどうしたんだろう、体を張ってまで食べなくてもほかに食べ物はいっぱいあるのに。