あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

廃屋の植物たち

2007-11-21 21:14:34 | 植物

 田んぼへ行く道の途中に、廃屋があります。 その廃屋の庭に屋根より大きなクロガネモチの木があるのですが・・・・



  画面の右側、真ん中よりやや下に、電球ののような物がぶら下がっているのがわかりますか? そして上の方にも。 遠目にも不思議な物に見えるので、ちょっと失礼して庭に入ってみました。 


 そばで見るとー



 どうやらハヤトウリのようでした。 ハヤトウリは、次々といっぱいなるんだそうです。でも、なぜここに? 誰かが植えたのだろうか? とすれば、この家に住んでいたSさんでしょう。 Sさんは、夫の父のお友達でした。 義父もSさんの、亡くなってから20年たちます。 その後一人暮らしをしていたSさんの奥さんが植えたのでしょうか。それとも鳥がどこかから種を運んできた? いずれにしても、収穫する人もなく、芽生えては実をつけ、やがて地面に落ちて、春になるとまた新しい芽を出して・・・・ 何年も何年も季節を忘れることなく繰り返してきた営み。 


 改めて見回すと、荒れ果てて世話をする人もいなくなった庭で、ひっそりと咲いている花を見つけました。


 エンジェルズトランペットー暖かいこの地方では、冬に地上部は枯れても、春にはまた新しい芽を出します。



 白いサザンカ。 その清楚な姿は、廃屋でひときわ美しく見えました。



 このあたりには、住む人のいない家が4軒もあります。 ひっそりと静まりかえった家の周りには木々が生い茂り、小鳥の声だけが響いていました。


 


 


 

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ひつじ田

2007-11-21 00:41:33 | 植物

 稲がたわわにみのりました←ウソ。 稲刈り後の株からはえた稲が伸びた「ひつじ田」の今の様子です。 「ひつじ田」って季語にもあって結構馴染みがあるかと思ったのに、漢字変換できません。櫓のような字なんですが木偏ではなくてノ木偏。手書き入力してもだめだったー。



 ちょうど1ヶ月前に写したのがこれ。 稲穂が出かかっています。



 なぜかチョウチョのお宿に。 田んぼ全体に無数のチョウチョが飛び回って、ところどころこんなふうに一カ所にとまっているのです。 不思議でした。



 わたしが子どもの頃、「高知は二期作、愛媛は二毛作」と習いました。暖かい高知県は、年に2回米を作り、愛媛県では冬場は麦を作るーと。 しかしこの様子を見ると、愛媛でも二期作ができそうです。 これはことしの異常な暑さのせいなのかと思いましたら、毎年のことだといいます。 早生米の作付けが増えて8月中旬には稲を刈ってしまいますから、こうしたひつじ田が増えたのでしょう。 それにしてもこれだけの量の米、中はしっかり実が入っているのでしょうかね。


 そろそろ田起こしをするところがでてきました。 どこからかハクセキレイの群れが飛んできて、トラクターが掘り起こした土をついばんでいます。 10羽以上いるでしょうか。 きっとたくさんの虫が掘り起こされたのでしょうが、よく知っていますね。 
 おしりを上下にピコピコと動かして歩きます。学校の運動場にもつがいでやってきて、人がかなり近づくまで逃げません。とてもかわいい鳥です。



 一羽だけ羽の色が黒い鳥がいました。 えさを取るわけでもなく、じっとしています。 そのくせ他の鳥が来るととびついて追っ払ってしまうのです。 別の種類の鳥かと思いましたが、夏毛のセキレイらしいです。(冬毛は灰色)


 


ま~あ。 急に冷え込んできたというのに。 あまり動かないのは、寒かったからでしょうかね。

コメント (4)
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