あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

しいの実を探して

2007-11-25 23:42:41 | 植物

 高知から帰って2日ぐらいたって、母から電話がありました。 しいの木を見つけたので、しいの実を買ったりしないようにと。 ははははは、もう買っちゃったのに。 


 さて、西山興隆寺で、わたしたちは少し山へ足を踏み入れてみました。 こんなにたくさん木があるのだから、一本ぐらい椎の木があるのではないかと思ったのです。 「マイウエイ」の音楽が流れる中、耳を澄ますと「かさっ」と木の実が落ちる音が聞こえます。 地面には、しいの実によく似たどんぐりがたくさん落ちていました。


 


  でもしいの実か樫の実かわかりません。 そこでちょっとかじってみました。


  しぶい! これは樫の実でしょう。


  左ー樫の実        右ーしいの実



   とてもよく似ています。


 やっぱり木を見てみなくてはわからない。 わたしはしいの木を見たことがありません。 そこで母を送って行きがてら、母が見つけたというしいの木を見に行くことにしました。 母は、ウォーキングでそれを見つけたらしいのです。


 その木は国道脇の神社の森にありました。 ひっきりなしに車の通る道から10メートルぐらいしか離れてないのに、そこは見えないバリアで隔てられたかのような静けさがありました。 信じられないことに、そばの畑にはイノシシよけの柵があるのです。 こんなに車の通りが多い場所なのに、イノシシがでるとは!


 さて、母の言うしいの実は・・・・・ あれ? 高知で買ったのとは違うみたい。 もっと小ぶりで、丸くて、黒いのです。



 左ー高知で買ったもの  右ー神社で拾ったもの



 かじってみるとほんのり甘みがあって、これもしいの実だったのです。 母の思い出話を聞きながら、ふたりでしいの実を拾いました。


 「大風が吹いた次の日は、おばさんが、しいの実を拾いに行こや言うて誘いに来てな、よう拾いに行ったもんよ。」
 それなら、こどもの時に拾いに行った場所へ行けばよかったんじゃないか。 とは思いましたが、黙っていました。 


  実家へ帰って弟と話していたら、母が、もう一カ所しいの木があるから連れて行けと言います。 それは松山市に近い国道に街路樹として植えてあるというのです。 やれやれ。


 そこで見つけたのは、大きな、ならの実のようなどんぐり。 これは違うんじゃない? 早々に引き上げて弟に見せましたら、これもしいだと言います。


「かじってみいや。」


 お、甘い。 これはマテバシイという木だそうです。 そういえばわたし、前にブログでこの木のことを読んでたんだ。 



 ちなみに、神社で拾った黒い、丸い実はツブラジイ。 他にスダジイがあるそうです。 高知で買ったのはスダジイかもしれません。


 もみじがりとしいの実拾いで暮れた一日でした。


 


 

コメント (2)
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