青い実をたべた
前に登場したクサギ。 熟すとだんだん黒くなります。 草木染めにはもう少したくさんの実がほしい。クサギって一斉に実にならず順々になるんですね。 まだ花もさいています。
これも前に登場したイシミカワ。 放っておくと木を覆い尽くし、しかもとげとげがあって簡単にはさわれない、やっかいな植物ですが、青い実は変化があって、ぶどうみたいな形でとても魅力的。 葉が紅葉しかけていてきれいです。
名前がわかりません。 ビナンカズラと同じ場所にありました。
ヤブミョウガにも実がつきました。 写真が悪いのですが、ラピスラズリのような深いブルーです。
ノブドウ。
下の娘が保育園に行っていた頃のことです。
「あのね、今度の日曜日ね、お母さんのお用事がすんだらおさんぽに行きたい。」「時間があったらね。」
日曜日
「お散歩行ける?」
よっぽど行きたかったのでしょう。 家事をそこそこにすませ、わたしたちは出かけました。 うちからほんの2,3分歩くと広い大きな道に出ます。 歩道の脇は柿畑、みかん畑が続いています。 その一角にカラスウリや葛の生い茂った藪がありました。 ふと見るとそこにノブドウが。
「これ見て、見て!」とわたしが言うのと 娘が、「あっ、これ!」と言うのとが一緒でした。
「この前、保育園でお散歩に来てね、見つけたんよ。 みんながさっさと行くけん見れんかった。 もういっぺん見たかったんよ。」
そうだったのか。 わたしは子どもの頃の自分を見たような気がしました。秋になると必ず探しに行き、飽きずにながめていた実。 白っぽいみどり、薄い水色、紫が買ったピンク、濃い青、紫・・・・どれとして同じ色がありません。 娘は宝石のような実を採って帰り、大切にティッシュにくるんでしまいました。
ノブドウは虫も好きなのか、 葉も実もきれいなものはなかなかありません。 娘と一緒に見つけた場所にノブドウはまだ生えていますが、今年はあまり実をつけていませんでした。 でもうれしいことに、別の場所でこんなにたくさんの実をつけているノブドウを見つけたのです。