あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

紅葉を訪ねて西山興隆寺へ

2007-11-24 22:55:21 | くらし

 母が遊びに来ました。 きのう新居浜市のマインとピア別子に行ったのですが、あまり紅葉がなくて・・・・。 きょうはテレビで紹介されていた西条市の西山興隆寺へ行きました。 愛媛県では興隆寺は紅葉の名所になっています。 昔は精進料理で紅葉の天ぷらをだしてくれたとか。 今はどうなんでしょう。


 興隆寺は20年ぐらい前に行ったことがあるのですが、車がやっと一台通れるだけの狭い道と、4,5台しか止まれない駐車場に懲りて、以後一度も行ったことがありません。 それで、駐車場確保のために9時前に着くように家を出ました。


 20年の間に、道は広くなり、きれいに舗装もされていました。  駐車場に着いてみると、ここも3カ所に増えて、5,60台は駐車できそうです。 よかった~。
 駐車場の近くに杖がたくさんおいてありました。 自由に使ってよいようですが、持って行きませんでした。


 長い長い参道を歩きます。  降りてくる人、何人もの人が、「おはようございます。」とあいさつしてくれました。 朝からすがすがしい気持ちになりました。 でも、参道の両側にたくさんあるもみじは全部緑。 こんなはずじゃあテレビに映っていたもみじはどこに~。



 たくさんの石段を、息を切らせて登っていったら、 あと少しで本堂というところでいきなり赤い色が芽に飛び込んできました。 ははあ、 テレビカメラはここを写したのね。 近くにいる人がみんな同じような会話をー。




 本堂近くにのこっていた秋色あじさい。 本当に微妙な色合いが美しい。 下の方のあじさいが枯れているのに。かなりの温度差があるものと思われます。



 竹林を透かして見える紅葉は、ことのほか美しかったです。



 この風景の中に大音響で聞こえてくる「マイウエイ」の音楽。 下の方でスピーカーから鳴らしているのです。 ちょっと興ざめ。


 下りの道は険しく、見知らぬ人と「きびしいねえ。」などと話しながら降りたり、 登ってくる2歳ぐらいの男の子に「がんばれ」と声をかけたり・・・・。 ここには、なぜか人の心を開かせるものがあるらしいです。 でも、登ってくるときのようにあいさつをする余裕はとてもありません。 なぜなら、わたしたちが来た頃の5倍ぐらいの人が登ってきたからです。


 「もみじが上しかなかったのがねえ」 などとは話しながら歩いていると、地元の人らしいおじさんが、「お参りしただけでも御利益があるよ。 今なくても、2代、3代後に現れるけんな。」と話しかけてきました。 そうです、ここは観光地ではなく信仰の場だということを忘れておりました。 

コメント (2)
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