仕事の道楽化

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管理職試験対策で見えてきた管理職としての心得(小学校の場合)

2020年08月15日 | 修養
 もうすぐ宮崎県では、公立学校の管理職試験がある。

 宮崎県の場合は、筆答試験である。

 例年3つほどの作文を70分間くらいで書いている。

 昨年度のテーマは、「学校における働き方改革」「50歳代や再任用教員の活用」「学力向上のための取組」だった。



 過去問に対する模範解答となる例文をいろいろ読んだが、共通する点がある。

 以下の7つである。

○ 学校内の組織を生かす。
  学校内の組織を生かすというのは、次のようにすることである。
 ・ ミドルリーダーや主任に活躍させる。
 ・ チームで動くようにさせる。
 ・ 報告、連絡、相談をさせる。(ふだんからそうする仕組みや雰囲気を作る)

○ 連携を図る。
 ・ 保護者や地域の方々と連携しながらすすめる。
 ・ 教育委員会や児童相談所、警察などの外部機関との連携を図る。
 ・ PTA役員や保護者への丁寧な説明が重要な場合もある。

○ 教育委員会への報告、相談、協議を密に行う。
 ・ 教育委員会との連携、バックアップで学校は孤立することなく問題に対処できる。
 ・ いろいろな機関ともつながることが可能になる。

○ 聞く・聴く
 ・ 何か問題が起きたら、真相を探るために該当職員や保護者、子供から聞く。
 ・ 傾聴する。
 ・ 聴くだけで解決する事案もある。

○ 事実の確認をする。
 ・ いじめ、事故、不登校その他の問題が起きたら、事実の把握に努める。
 ・ 特に、事件や事故が起きた場合には、分単位での記録が必要な時もある。

○ 情報収集を行う。
 ・ これは、事実の確認とは違って、近隣の学校の状況についてである。
 ・ 例えば、新型コロナウイルスのような感染症が流行した場合、起きている事実に対してどのように対処しているのかを情報収集する。
   対処の根拠も聞く。そうすることで、より妥当な判断を下すことができる。

○ 児童や職員、保護者を含め多くの人の幸せにつながる考えや取組を書く。 
・ ある意味、これが根底の考えとなる。この考えをベースにして、管理職の仕事は進められることになる。



 以上が、模範解答に共通してみられる点である。

 こうやって書き出してみて気づいたことがある。

 考えてみると、管理職の普段の仕事でも、心がけて実践していることである。

 教諭の時も考えてはいた。

 しかし、教諭時代よりも、管理職になったときの方が、この7つをはるかに意識して仕事をしている。
コメント
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