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国歌「君が代」の歌い方・・・「さざれ石」は一息で

2022年03月26日 | 学校経営

 卒業式や入学式などの儀式では、国家「君が代」を歌う。

 ただ、意外と意味を教えられていないので、歌い方がまちまちである。

 日本の国家であるので、その意味を知った上で歌ってほしいと願い、次のような指導をした。

 

 君が代の意味を知っていますか?

 (児童は皆「知らない」と答えた)

 もともとの意味は、

 あなたの命が 永く永く 続きますように

 さざれ石、つまり小さな石が、長い年月をかけて大きな岩となり その岩に苔がつくまで

 

 という意味です。

 親しい人の長寿を願う歌です。

 今は、平和なこの世の中が、長く栄えていきますようにという意味で歌われることが多いです。

 

 国の歌としては、世界で一番歴史があります。

 そして、こんなに平和な歌詞が国歌になっているのは珍しいです。

 他の国の国歌は、「戦い」とか「血」とか「敵」という言葉を使っていることも多いです。

 

 さて、歌詞の中に「さざれ石」という言葉がありますね。

 「小さな石」という意味です。

 今は、この小さな石が大きな岩になったものを「さざれ石」とも呼ぶようです。

(と言って、「さざれ石」の写真を見せる)

 小さな石が、こんな大きな岩になるくらい「長い間この世が続くように」という願いを込めた歌です。

 「さざれ石」は、一つの言葉ですので、一息に歌います。

 先程の歌い方を聞いていると、「さざれ」と「石」の間で、ブレスをしている人もいましたので、つぎは、一息に歌うようにしましょう。

 

 再度歌うのを聞いていると、「さざれ石」を一息で歌えていた。

 これからは、「平和な世の中が長く続きますように」という願いも込めながら歌ってほしい。

 

 追記

 私は教員7年目まで「さざれ石」を意識していなかった。当時の校長先生(音楽専門)に指摘されて初めて知った。

 それ以来、一息で歌うようにしている。

 

 

 5年ほど前、台湾に行ったとき、台南では、毎日(しかも朝夕)「君が代」と「海行かば」を歌っている方々がいた。

 飛虎将軍廟を祀っている方々である。

 その方々は、「さざれ石」を一息で歌う。

 日本人が「君が代」を歌うのを聞いて、「日本人は「さざれ石」を一息で歌わない人がいる。」と驚いたそうである。

 台湾の方々のほうが上手に歌えていた。(朝夕と心を込めて歌っているからだろう)

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