ファンタジーなど

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日本の誕生 皇室と日本人のルーツ 長浜浩明著 WAC

2021-01-30 10:11:05 | 本と雑誌
2019年5月18日初版、同年7月20日第4刷です。

絶対に読むべき本です。
新書版でさがしていたため、見つけられずに
いました。B6版に近い大きさの本で、歴史
コーナーにありました。(数ヶ月前にも
見ていたんですが、そのときは無かった)

記紀の記述や、魏志倭人伝などの記述が
正しいと判断できる内容となっています。
 どちらかを否定、あるいは、一部を否定
 する方々しかいない中で、全部を肯定で
 きる内容というのは、凄いです。これだ
 けでも読む価値があります。陸行の解説
 は、特に面白いです。
 
凄いことに、褒められたままの歴史家は
一人もいません。褒められている方も、
どこか残念がられています。
読むと納得できます。

ただし、私は、古事記は、太安万侶の
遠い子孫が、書いたものと見ています。
(宮脇淳子氏の記事が妥当と思います。)
なので、古事記は、重用しないほうが
よいかと。
(出雲風土記の記事が古事記に有り日本
 書紀に無いことで、敵国の記事だから
 省いた可能性が高いとし、古事記の方
 が古いかもという推論をする人もいま
 すが、同じく敵対していた越(コシ)
 の記事は風土記も無く、古事記にも
 記事が無いことを見逃しています。
 滅ぼした邪馬台国についての記事が全
 く無いこともです。)

さて、遺伝子の解析でアイヌは、北方から
渡ってきた民族で有り、北海道に遺跡を
残した民族ではないことを書いてあります。
そう、アイヌは先住民族ではなく、侵略民族
であり、先住民族を根絶やしに下ことを示し
ています。ついでながらアイヌの遺跡の話は
聞いたことがありませんから遺跡を残せるほ
どの年月は経過していなかったとなるよう
です。
で、アイヌを先住民とする根拠は完全に否定
されたわけなのです、河野談話のように、
認めてしまったのだからと永久に残る?


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