tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

まさに「早春賦」を思い出させる空模様

2018年03月22日 10時07分15秒 | 社会
まさに「早春賦」を思い出させる空模様
 昨日は彼岸の中日、春分の日、春たけなわのはずですが、朝からみぞれ模様、そのうちに、みぞれは雪に変わりこのまま冷え込めば道路にも雪が積もりそうな寒い日でした。

車で外に出る用事があって、スタッドレスではないので、雪が道路に積もらない内に帰ってこようと早めに出たところその後雨になって一安心でした。

「春は名のみの風の寒さや」などと車の中で歌っていました。
旧鉄道学園、今、国分寺公園の桜の蕾はピンクに色づいているのに、それに大きな雪のフレークが風と共に斜めに降りかかっていました。

2番の「氷とけさり葦は角ぐむ」ですが、これはもうすぐお花見の時期なのにと驚きながら「さては時ぞと思うあやにく」という心持で、
「今日も昨日も雪のそ~らぁ」と歌って、これは「今日も昨日も」ではなくて「今日もあした」もだななどと考えていました。

 さて、3番に来ますと、「春と聞かねば知らでありしを、聞けばせかるる胸の思いを」と来て、またいつもの悪い癖が出てしまいました。

 そういえば、安倍政権は2020年にはGDPを600兆円にして、財政のプライマリー・バランスも回復する、インフレは2年で2%にするというのだから、ゼロ金利時代はすぐに終わって、銀行預金に利息が付くようになるなどと期待していたはずでしたが、
 「公約聞かねば知らでありしを、 聞けば急かるる胸の思いを」・・・

 「早春賦」に例えれば、立派な公約を聞いて、「これならば」と期待してしまったのがいけなかったという事のようです。

 結局は、みんな先延ばしになって、何時になったら日本経済・社会に本当の春が来るのか、あんな公約を聞いてしまったからには、早く何とかならないかと、まさに「聞けば急かるる胸の思い」に、待っても来ない春にしびれを切らす、という構図が現状か、などと考えながら、漸く目的地に着きました。

 幸い、駐車場には空きがあって、用事は順調に済みましたが、お天気と政治には、往々裏切られて、落胆するのがつきものなのでしょうか。