私が今直面している老いと貧困の二つの問題を考え続けている
このことろ同じ傾向の本を読み、公民館経由で予約していた本を受け取りに行った時に、以前一緒に働いていた公民館職員に、「いつも同じ本ばかり読んでいますね」と笑われる。
最近読んだ二冊の本も、介護に関わる本だ。一冊は三好春樹監修『生き方のとしての宅老所 起業する若者たち』(2010年9月、筒井書房刊)。そしてもう一冊は岩波ブックレット『認知症30ヵ条 予防から介護まで』だ。
同じ傾向となるには、それなりの理由もある。ある本を借りて読み感動した場合には、その本の最後書かれている「参考資料」とか「参考文献」を見たり、またその著者の著書をネットで探したりして予約をするからだ。
ともあれ、『生き方のとしての宅老所』には、パチンコ店の店長とか様々な経歴を経た後に、「生き方の宅老所」に出会うまでを、ていねいに語ってくれていて、「今は苦しくとも、明日になれば少しは変わる(かも)」といった元気をもらえた。
また、『認知症30ヵ条 予防から介護まで』には、「認知症予防10ヵ条」「認知症介護10ヵ条」」「認知症介護家族の接し方10ヵ条」」が、ブックレットでありわかりやすく書かれている。今はもう鬼籍に入っているが、年老いた母に接してきた私としては恥じ入ることばかりだ。そう言えばパートナーが、「私が認知症になったら、読んで欲しい本を書いておくから」と言っていたことを思い出した。