いつの頃だろうか、岡山の百科事典と言われる「岡山文庫」が、私の働いている職場に配達されだしたのは。それまでは、読みたいものを時々買っていたが、定期購読を機に、ないものは全てそろえた。なので、我が家には、「岡山文庫」が全巻揃っている筈。
そして今、「岡山文庫」は配達となっている。昨日、その最新刊が届いた。毎回二冊届く。今回は佐藤清明資料保存会『博物学者 佐藤清明の世界 付録「現行全国妖怪辞典」』(323)、上田恭嗣著『技師を志した江川三郎八の建築 -岡山の特色ある洋風建築-』(324)。
浅学非才故に、佐藤清明なる人は知らなかったが、「岡山を代表する博物学の隠れた巨人、そして最後の博物学者といっても過言ではない」(会報より)とのことだ。
上田恭嗣さんは一時同じ事業所で働いていた人で、今回の本には旧旭東幼稚園の八角園舎のことなども書かれている。
二冊ともとても興味深い。こんな本が読めることに、感謝している。岡山文庫には、これからも頑張って発行を続けて欲しいと願う。
私が本を読めなくなるのと、岡山文庫の発行が止まるのと、どちらが早いだろうかと思ったりも。