84人もの命が奪われた大川小の大悲劇の真相が解明されていないのが許せない
昨日の読書ルームで、金沢啓修著『大川小学校 避難訓練さえしていたら……』(文藝書房刊)を読んだ。
この本でも詳しく報告されているが、「裏山があり、スクールバスも待機しており、時間も十分あって、逃げる気があれば全員助かっていたのに、助かったのは生徒四人と先生一人。84人もの命が奪われた大川小学校の歴史上最大クラスの大悲劇」は、未だ真相は究明されていない。それが許せない思いだ。
この本には、「大川小学校被災について」(平成24年10月28日)という「ご遺族らの報告書」が資料として掲載されている。この報告書の中でも、市教委の不誠実さが繰り返し指摘されているが、私も怒りを禁じ得ない。
そして同時に、同じくこの本の中で解明されているが、「職員集団に、余計なことをして失敗したり、めんどうなことになることが責められる雰囲気があり、このような局面においてもそれが優先して、組織としての判断基準になってしまった」という指摘に、深く頷く。
その結果、近くの山に逃げようと走り出した子どもたちをひき換えさせ、寒さと恐怖に震える子どもたちを他所に、「大川小は、『万が一津波がきた場合』よりも、『万が一来なかった場合』の話し合いになりました」との記述に涙した。こうした悲劇は、絶対に繰り返してはならない。
川崎中1殺害事件は少年三人が殺人容疑で逮捕、しっかりと解明して欲しい
事件の発覚から一週間を経て、昨日川崎中1殺害事件は18歳と17歳の少年二人が殺人容疑で逮捕され、大きく進展した。
にしても、当初から、ある意味見えていたのに、なぜ警察は情報を小出しにしつつ一週間も時間をかけたのだろうか、それがわからない。
そしてそれ以上にわからないのが、学校の対応。市教委によると、「担任がほぼ毎日、母親や自宅に電話していた」とのことだが、殺された生徒さんが顔をぼこぼこにされたのを始めとして悲惨な状況に置かれていたことを知らなかったのだろうか、とても不思議に思う。
*暴力は万引を強要され、断ったのがきっかけとなり、今年1月には、目の下が変色するほど殴られるなどした。「あざの原因は先輩にやられた」との証言もある
*「グループをやめると言ったら、暴力も激しくなった」「殺されるかもしれない」と友人に漏らしていた
*「(付き合っていた年上のグループから)学校に行くなと脅されている。『学校に行きたい』」などと周囲に漏らしていた。
こうした生徒の置かれていた状況を把握できていなかったのだろうか、それとも知っていて何も手を打たなかったのだろうか。それとも、生徒たちからの情報が何も入らないくらいの関係して築けていなかったのだろうか、そのことは、学校や教師集団が自己保身に走らないで、しっかりと解明して欲しいと願う。それが、こうした悲惨で深刻な状況を再び作り出さないために大切だと思うから。
池谷孝司著『スクールセクハラ』を読んだ、学校から性犯罪の追放を!
池谷孝司著『スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか』(幻冬舎)を読んだ。
この本は、共同通信社が2013年に全国の新聞社に配信した連載企画「届かない悲鳴 -学校だから起きたこと」(地元の山陽新聞には掲載されていない)が、まとめられている。
高校2年生の時に、担任の教師の進路指導の際に、カラオケに誘われホテルで乱暴された女性が10数年の時を経て、その担任と対峙する。そこから、連載は続いていく。よく言われることだが、性犯罪は「魂の殺人」と私も考える。。
学校という閉ざされた空間での、教師たちの性犯罪(=セクハラ)は絶対に許されない。性犯罪は「魂の殺人」だ。
「歌舞伎・観る会」が、南座「歌舞伎鑑賞教室」観劇バスツアーを実施する
私もスタッフとして参加している「おかやま・歌舞伎・観る会」が、フェイスブックに以下のような記事を投稿した。私も参加しようと思っている。是非ともご一緒に。新緑の京都で、歌舞伎と洒落てみませんか。
ご案内です。南座「歌舞伎鑑賞教室」観劇バスツアーを実施します。たくさんのご参加をお願いします。
*日 時 2015年5月9日(土) 14時からの午後の部を鑑賞
*演 目 一、解説 南座と歌舞伎 ご案内 桂 九 雀
二、色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)
かさね
かさね 上村 吉 弥
与右衛門 中村 松 江
*参加費 8,000円(チケット代+バス代)
詳しくは後日ご案内させていただきます。よろしくお願いします。
51年の歴史の岡山文庫、著者のお二人ともご縁があり読むのが楽しみ
昨日、岡山文庫が届いた。今回の配本は、高山雅之著『「郷原漆器」復興の歩み』(293)加藤章三編『作家たちの心のふるさと』(294)の二冊。今回のお二人は、いずれも私がご縁をいただいている方。内容も興味深く、読むのがとても楽しみでだ。
ところで、この岡山文庫は,1948年創立の日本文教出版社によって,創立15周年 記念事業の一環として1964年から創刊された。51年の歴史を数えて、今や、「岡山の百科事典」とも言える。
その岡山文庫は、全て我が本棚に揃っている(筈)。現役時代は職場に配達していただいていたが、今は郵送で送られてくる。年三回(一回に二冊配本)確実に出版されているのがスゴイ。今回の出版で、293回配本まできた。来年には300回配本となる。
誰のそしてどんな本が、その区切りの光栄に浴すのだろう。楽しみだ。それまでは、購読を続けようと思う。
ろう者である今村彩子監督の映画「架け橋 きこえなかった3.11」を観た
映画「架け橋 きこえなかった3.11」を観た。ろう者である今村彩子監督の東日本大震災で被災した耳の聞こえない人たちを描いたドキュメンタリー映画。
今村監督が震災の11日後に宮城を訪れ、2年4ヵ月かけて取材された記録。耳の聞こえない人たちは、避難警報がきこえなかった。映画は「命を守る情報に格差があってはならない」と訴えている。こうした状況が起っていたことを、深く理解していなかったことを恥じた。ホント、観ることができたことを感謝した。
ただ、映画上映とともにも予定されていた今村監督の講演がインフルで聞けなかったのがとても残念。いつかまた、今村監督の作品を観て、お話を聞くことが出来る日を楽しみにしている。
松井久子監督作品・映画「何を怖れる」試写会、実行委員を対象に開催される
松井久子監督作品のドキュメンタリー映画「何を怖れる ~フェミニズムを生きた女たち」の試写会を、実行委員をしてくださる方を対象として、下記の通り開催します。
*日 時 3月7日(土)13時30分~(開場13時)
*会 場 岡山県立図書館
*参加費 500円
*主 催 「何を怖れる」@岡山実行委員会
*共 催 WAN
★なお、松井久子監督をお迎えしての本上映会は、7月4日(日)を予定しています(参加費1000円)。たくさんの方々に観ていただくため、ご協力をお願いします。今から予定しておいてくださいね。乞う、お楽しみに。
映像、MC、圧巻のギターテクと、黒瀬さんのステージは最高だった
昨日の夜は、「marcoマンスリーライブ」に身を置いた。最近は夜の外出は極力控えているが、畠瀬本店でのライブでご縁をいただいたいるマーコさんのステージだし、それにこれまた越えをいただいている黒瀬さんがクロシバで参戦するというので、参加を決めた次第。
黒瀬さんの映像も駆使したステージは圧巻。しかし,もう久しく本格的なステージを楽しんでいないので、とても楽しみにしていた。
その期待を裏切らなかった。黒瀬さんのパフォーマンス、最高。映像、MC、そして圧巻のギターテク。最高だった。
マーコさんの澄んだ歌声とともに、ホント、心酔わせてくれたステキなライブだった。にしても、こんなステキなライブが1ドリンク込みで1000円は安すぎる。
ところで、このライブ、私は最高齢の参加者だったようだ。これからも、ミーハー心を忘れないで、人生を楽しみたいと思っている。
多くの高校生がカップルでお勉強中。そんなこと私は一度も経験がない
昨日の夜のライブのスタートは20時。1時間間違えて家を出てしまったので、時間つぶしでいつもの「読書ルーム」へ。
私の両隣を初めとして、たくさんの高校生カップルがお勉強中。我が人生では、そんなことを一度も経験していない。切なく、羨ましく、涙を流しつつ、苦いコーヒーを飲んだ。
読んだ本は文・パリなかや 絵・松山ミサ『流しの仕事術』(代官山ブックス)
昨日はランチは「来輪」のお蕎麦、ダイエット中なので「おろしそば」
昨日はランチは、私には珍しくお蕎麦。お店は友人がチョイスした「来輪(くるり)」。とても美味しかった。
いつもは「天ぷらそば」とするのだが、本格的ダイエット中なので「おろしそば」。ダイェット、頑張っているぜ。
その後、近くの公文書カフェでティタイム。ステキな時間を過ごした。