ドキュメンタリー映画「無言館」が完成した、是非とも岡山で上映したい
過日、一度書いたことがあるが、長野県上田市にある「戦没画学生慰霊美術館 無言館」を題材とした長編ドキュメンタリー映画が完成したと聞く。このドキュメンタリーは、もちろん「無言館」館主の窪島誠一郎さんが監修している。
私もかって一度だけだが「無言館」を訪れたことがある。仕事をさせていただいていた「ミュージアム」で、「無言館展」を開催させていただくこととなり、窪島さんへのご挨拶・打ち合わせを兼ねて行かせていただいた。
「無言館」には、戦没画学生たちの作品や手紙などが展示されており、静かに「生きていくことの大切さ」を語っている。展示された愛する人や故郷など絵を見て、もっと描きたかっただろう、もっと生きたかっただろうと、涙した記憶がある。
これも一度だけだが訪れたことのある、鹿児島の知覧にある「知覧特攻平和会館」。そこに展示されている特攻隊員たちの父母や恋人などに宛てた手紙などのように、直接死にゆく悲しみが語られてはいない分だけその悲しみや切なさが切々と伝わってくる。
その「無言館」が、90分とのドキュメンタリーにまとめられた。私は運良くその台本(第二稿)も読ませてもらった。題名として「絵よ、歌え、輝く明日を!」という副題が付けられている。とても素敵であり、早く映画を見たいと思う。
できれば、同じ思いを持つ方々に呼びかけて、その上映会への準備を進められればと考える。長編記録映像「絵よ、歌え、輝く明日を!戦没画学生慰霊の美術館『無言館』」の上映+窪島誠一郎さんの講演をセットで考えている。
そして、出来れば「無言館」へのツアーも実現したいとも考えたりする。また同時に、このドキュメンタリー映画「無言館」の主題歌を歌う佐藤真子さん(佐藤さんは今年の秋、女性開放運動家の平塚らいてうを歌うCDアルバムをリリースしている)のコンサートを、映画の上映と合わせて、岡山の地で開催できたらとも考えている。
ともあれしかし、先ず映画の上映と講演を具体化したい。是非とも、お力添えを。