地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

ごあいさつ

いつも訪問してくれてありがとう。 「毎日が日曜日」の日々ですが、好奇心いっぱいに、ミーハー心を忘れず生きていく様や日々の思いを綴っていきたいと考えています。  是非とも、今後とも訪問をお願いします。また訪問していただいたら、足跡・コメントを残してくれたらなお嬉しいです(4桁の数字を半角小文字で入力忘れないでくださね)。 今後ともよろしくお願いします。

今年の漢字は「暑」

2010年12月10日 | ひとりごと
 
 

記録的な猛暑の連続で熱中症にかかる人が続出した今年の漢字は「暑」

 平成22年の今年も残りはわずかとなった。今年の世相を表す漢字一字は「暑」-。日本漢字能力検定協会(京都市下京区)が公募で選ぶ「今年の漢字」が決まった。 今回で16回目で、過去の漢字は、21年「新」▽20年「変」▽19年「偽」▽18年「命」▽17年「愛」▽16年「災」▽15年「虎」▽14年「帰」▽13年「戦」▽12年「金」▽11年「末」▽10年「毒」▽9年「倒」▽8年「食」▽7年「震」-が選ばれている。

 ずらりと世相を表す漢字を並べてみて、「この年はこうだから、この漢字がえらばれたのだな」とふり返ることが出来るのは、そんなに多くはない。結構楽しみにしている「漢字一字」だが、それでも思い出せない年が多い。情けない話だ。

 さて、新聞報道によると、「1位に『暑』が選ばれた理由として、記録的な猛暑の連続で熱中症にかかる人が続出。暑さ対策の支出が増えて野菜価格が高騰し、熊なども人里に出没したことから健康や生活、環境に影響をもたらせたことや、チリ鉱山のトンネル内落盤事故で地中の『暑い』中から作業員全員が生還。突入温度1万度という『暑さ』に耐え、無事帰還した『はやぶさ』など、勇気と未来へ希望をくれたことなどが理由として挙げられた」そうだ。

 『暑』次いでは、「中」「不」「乱」「異」「国」などが続いたようだが、私的には「深」を考えていた。今年は「無縁社会」なる言葉が定着するほどに、深刻な世の中の実態が表面化している。その他、いじめや虐待など、子どもたちが深刻な危機に陥ってもいる。その一方では、深い思索が求められている世の中だと理解するので、「深」を考えた次第だ。

 ともあれ、新聞紙上でも「年末回顧」等も始まり、今年も残りはわずかとなったと思う一方で、私が処理しなければならない課題が山積みとなっており、いささか焦る思いすらある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目からウロコ

2010年12月10日 | 読書
 


まさに「目からウロコ」、下村健一著『マスコミは何を伝えないか』を読んだ

 小説以外の本は、公民館経由で市立図書館から借りているが、人気の本はなかなか届かない。「こんな本を予約していたっけ」みたいな、もう予約してことを忘れている本も少なくない。

 そんな市立図書館から借りる本だが、「おねがい」と書かれた、黄色い用紙が挟まれていることがある。「この資料は、次の人がまっています。必ず2週間以内にお返しください。」とある。

 最近読んだ下村健一著『マスコミは何を伝えないか メディア社会の賢い生き方』(2010年9月、岩波書店刊)にも、黄色い用紙が挟めてあった。今人気の本で、私も読んでみようという気になった本だ。この本は、「メディア社会をどう生きるか」と題された4回の連続講座の講演に加筆して、出版されたものだ。4回の講演を、4章の構成としている。

 この本は、まさに「目からウロコ」だった。私自身手家美の報道番組はよく見ている方だと思うし、興味のある週刊誌の記事などは立ち読みをしている。そんな情報の受け止め方も含めて、とてもわかりやすく書かれている。

 筆者は書いている。「情報のキャッチボールというのは、もう現代社会では呼吸のようなものです。息を吸う・吐くのと同じようにして、情報を受信する・発信する。呼吸不全を起こしたら、もうこの社会は立ちゆかないんです」。

 この本の第一章「報道被害はなぜなくならないのか? -悪意なき《見えざる手》」で、いろいろな呼吸不全(報道被害)の症例が示されている。読んでいて、少しだけ的確ではない表現だとは思うが、ワクワクしながら読み進めた。「なるほど」と、まさに「目からウロコ」だった。マスコミなどの報道についての、見方を学ぶことが出来た。

 そして、この本では第4章で、「メディア社会を賢く生きるために メディアリテラシーを養う」が用意されている。「メディアリテラシー」(リテラシー=読み書きの能力のこと)を身につける、要は「情報のキャッチボールで、エラーせずに捕球し、暴投せずに投球できる能力を身につけましょう」ということのようだ。

 氾濫する情報の洪水の中で、マスコミの創り出す悪意なき《見えざる手》をしっかりと見抜きながら、情報を受信したいと考える。とてもいい本を読むことが出来たと、少しだけ嬉しくなっている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする