地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

ごあいさつ

いつも訪問してくれてありがとう。 「毎日が日曜日」の日々ですが、好奇心いっぱいに、ミーハー心を忘れず生きていく様や日々の思いを綴っていきたいと考えています。  是非とも、今後とも訪問をお願いします。また訪問していただいたら、足跡・コメントを残してくれたらなお嬉しいです(4桁の数字を半角小文字で入力忘れないでくださね)。 今後ともよろしくお願いします。

女の笠智衆になりたい

2024年07月17日 | 読書


 「無欲の人-日本人は昔から憧れたタイプだけど、今はあまり聞かなくなったような気がする。金、地位、名誉、権力、名声、贅沢--資本主義の世の中の成功者が手に入れたい価値、目指すべき価値とはまったく無縁に生きた美しい人」(山田洋次監督) -は誰でしょう。

 これは、山田洋次監督の朝日新聞連載エッセイ「夢をつくる」(7月13日掲載、31回)に書かれた文章。

 そう、その人は笠智衆さん。今回のエッセイには、笠智衆さんに関わってのエピソードが書かれていて、楽しく読ませていただいた。

 そして、そのエッセイの冒頭には、「『私は女の笠智衆になりたい』と吉永小百合さんが言ったことがあった。ひとかどの役者なら誰もが理解できる言葉なのだが」とも書かれている。

 そのエッセイを読み、私の書棚にある笠智衆さんが日経新聞に連載した「私の履歴書」を本にまとめた『俳優になろうか』(1987年、日経新聞社刊)は購入したままなので、今回読んでみようと思う。。

 と同時に、山田監督の連載は31回を迎えているので、連載が終わったら一冊の本として出版して欲しいと願う。



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七十二候の「鷹乃学習」

2024年07月17日 | 読書


 毎日、安静療養中の日々であり、時間はタップリある。しかし、キッチリとした本は、全く読めない。読もうという気にならない。困ったものだ。

 そんな中で、昨日「読書ルーム」(=スタバけやき通り店)で読んだのは、県立図書館で借りている 作・白井明大 絵・くぼあやこ『えほん 七十二候』(講談社)。この絵本には、白井さんの「めぐる季節のうた」の詩も添えられている。少しだけカサカサに乾いている感性に水やり。

 ところで、今日・17日から七十二候の「鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)」とのこと。「鷹の子が巣立ちを迎える頃です。また、暑中見舞いを出すなら今がそのタイミング」だそうだ。

 日本の美しい四季折々、そして様々な行事などを楽しみたいところから願う。

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9月に「小手鞠るい展」

2024年07月07日 | 読書


 現在、絶賛家庭で安静療養中の身であり、何をすることなくテレビを見て過ごす日々。

 そんな中でも、過日は小手鞠るい著『空飛ぶ手紙』を読んだ。出版ワークスの「まほうの絵本屋さん」シリーズの一冊。今の私に読めるのは、児童書のみ。

 ところで、ある方のFBで知ったのだが、9月には吉備路文学館で「小手鞠るい展」が開催されるとのこと。

 吉備路文学館では、以前にも「小手鞠るい展」が開催されていて、その際にはサインもしていただいた。今回も楽しみ。早く元気にならなければ。

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優越感具現化カタログ 

2024年05月30日 | 読書


 投稿を訪問いただいている方はお気づきと思うが、私はファッションなどには全く興味がなく、十年一日同じものを着ている。服など買うことはほとんどない。興味かあるのはただ一つ食べることのみ。ただ、その食べ物も暮らし向き故、高価なものとは無縁。買えるのはあんパン程度。

 そんな私のところに、定期購読しているPR誌「波」とともに新潮社から「優越感具現化カタログ 2024年 特別編・夏」が送られてきた。「週刊新潮」誌上で連載されているものが、「特別編」として編集されている。

 「優越感具現化」といいながら、私のような者でも購入できるようなお値段の品々もある。冊子のトップには、「全国うまいもの直送便」として美味しそうなものが並んでい。買ってみようかなと思えるような品もある。

 格別優越感に浸りたいなんてことは思わないので、とりあえずは読んで楽しんでいる。



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岡山文庫の最新刊が届いた

2024年05月26日 | 読書


 日本文教出版から、「岡山の百科事典」とも言われる岡山文庫の最新の二冊が届いた。第一の現役時代は職場に配達に来てくれていて、退職後はそのご縁が続いて、郵送してもらっている。

 今回の配本は、日原誠介著『岡山の絶滅危惧植物』(岡山文庫333)、野崎豊監修 世良利和著『岡山の神社探訪(中) -古社・小社をめぐる-』(岡山文庫334)の二冊だ。まずはご縁をいただいている世良さんのご著書から読ませてもらおう。

 今回の発刊では、各々に著者の方が登壇しての講演会が企画されている。これは、素晴らしい。早速予約もした。

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「文藝春秋」読みにスタバ

2024年05月25日 | 読書


 「畠瀬本店」でランチを楽しんだ後に、少しだけ、これも久しぶりにスタバへ。

 「大研究 悔いなき死 鮮やかに生きるための心得」が特集されている2011年7月号の雑誌「文藝春秋」、そして「読者投稿 うらやましい死に方」が特集された2013年12月号の雑誌「文藝春秋」を片手に、スタバを読書ルームに。

 最近は、死に関わっての文章を読むことが多くなった。う~む。



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ドクターごとうの熱血訪問

2024年05月22日 | 読書


 私は車の運転中は、RSKラジオを聞いている。そんなラジオからある時、以前講演を聴いたことのある自転車で訪問診療する歯科医・五島先生の番組「ドクターごとうの熱血訪問クリニック」が聞こえてきた。

 その番組で、「本を出したのでプレゼントします」との告知があり、切手250円を同封して申し込みをとのこと。それは嬉しいと早速投稿。すると、その本が送られてきた。嬉しい限り。

 五島先生の優しい語り口といつも患者と向き合う姿勢が大好き。そんな先生のことを思いながら、昨日は『ドクターごとうの熱血訪問クリニックの本 PART4』のページをめくった。少しだけ心が豊かになった感じ。



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深沢七郎「風流無譚」事件

2024年05月06日 | 読書


 朝日新聞に連載されている文芸評論家・斉藤美奈子さんの「旅する文学」、とても楽しい。5月4日の連載は「山梨編」で、その一文の最後に取り上げられているのは深沢七郎さん、そしてその作品としては『笛吹川』が取り上げられている。

深沢七郎は、ネットでくぐると「ギター奏者として日劇ミュージックホールに出演。『楢山節考』が正宗白鳥に激賞され、異色の新人として注目を集めた。「中央公論」に発表した『風流夢譚』に関わる右翼テロ事件(嶋中事件)後、筆を折った時期もあったが、土俗的な庶民のエネルギーを描いて独自の作品を発表し続けた。農場や今川焼屋を経営したり、ギター・リサイタルを開催したりと多くの話題を残した」とある。

 私は今川焼きを食べたいと思ったが、さすがにそれは叶わなかった。ただ、深沢七郎の夢屋書店から出版した『みちのくの人形たち』と『秘戯』の二冊がある。「秘戯」は1979年の奥付があり、その本には天紅が施されている。本の最後のページには、「天紅について」と言う解説があり、「江戸の遊女の恋文、巻紙の上段に口紅で、思いのたけをかみしめる。天紅はヌードの女王ヒロセ元美先生が『秘戯』のためにくちづけしてくださいました」と書かれている。

 この二つの作品は、1980年に出版された『みちのくの人形たち』(中央公論社刊)に収録されている。

 ところで、深沢七郎は、まさに戦後史で忘れられない事件となった小説「風流無譚」を発表している。ちなみに我が書棚には、深沢七郎の「風流無譚」を収録している『宇宙人の聖書』、そして「風流無譚」事件について書かれた、中村智子著『「風流無譚」事件以後 編集者の自分史』及び京谷秀夫著『1961年冬』(1983年、晩聲社刊)が並んでいる。

 中村智子著『「風流無譚」事件以後 編集者の自分史』(1976年、田端書店刊)の「はじめに」には、「深沢七郎氏の小説『風流無譚』を『中央公論』(1960年12月号)に移載したことから起こった二つ事件--右翼少年によるテロ『嶋中事件』(1961年2月)と、右翼の攻撃をおそれた中央公論社が『思想の科学』の天皇制特集号を廃棄処分にした『思想の科学事件(1961年12月号)』--は、戦後の日本の出版界を揺るがせた大事件であった」と書かれている。

 それにしても、デビー作『楢山節考』はなんともスゴイ作品。改めて読み返してみようと思う。



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安田菜津紀さんの新刊

2024年04月13日 | 読書


 ネットで見て、注文していた本が昨日届いた。文・安田菜津紀 絵・金井真紀『それはわたしが外国人だから? 日本の入管で起こっていること』(図書出版ヘウレーカ刊)

 ネットでサイン入りとあったので、昨年の「市民のつどい」でステキな講演を聴かせていただいた安田菜津紀さんの新刊であり、お礼の意味で注文した次第。

 届いた書籍にはサインが入っていたのはもちろん、ポストカードや漫画、安田さんのメッセージも添えられていた。ラッキー。

 その「メッセージ『それはわたしが外国人だから? 日本の入管で起こっていること』はどうやって生まれた?」には、「人はつい、自分で見てきた風景を『すべて』のように思い込み、それ以外の多様さにふれたとき、おどろいたり、偏見をあらわにしてしまうことがある。(中略)すでに多様であるこの社会で、隣人がいだく喜びや悲しみ、苦しみを、子どものうちから知ることができる本を作りたい ---『それはわたしが外国人だから?』を生み出す原点となった思いだ」と書かれている。

 のんびりと、でもしっかりと緊張感を持って安田さんからのメッセージを受け取ろう。

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成瀬の勢いが止まらない

2024年04月12日 | 読書


 「成瀬」の勢いが止まらない。宮島未菜の『成瀬は天下を取りに行く』(新潮社刊)は坪田譲治文学賞受賞に続いて、今度は本屋大賞を受賞した。

 昨日の朝日新聞には「本屋大賞受賞」がカラー広告が打たれていた。その広告では、『成瀬は天下を取りに行く』はシリーズ累計55万部突破とある。今や「本屋大賞」は、販売促進の大きな起爆剤ともなっているので、今回の受賞を機に、さらに売り上げは伸びることは間違いない。

 私は坪田譲治文学賞受賞作家については、その後も注目をしていて、新しい作品は読むようにもしている。と、言ってもなかなか読めないのだが。

 ともあれ、そんな中で、宮地未奈の今回の本屋大賞の受賞は嬉しい。そして、さらなる活躍を期待する。



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