映画「いのちの山河」、10月15日に「特別有料試写会」
晟雄「どこさ、いぐんだべか?」
タミ「隣村の病院さ連れていぐんだ。医者さまの死亡診断書がねえっちゃ、 墓さ埋められねんだ。」
スヘ「死んじまってから病院へ行ぐなんて、なんぼ情けねえことよのぉ(涙 ぐむ)」
(映画「いのちの山河 ~日本の青空Ⅱ」のシナリオ・「準備稿」より)
「豪雪、貧困、多病」の三重苦に苦しめられた岩手県(旧)沢内村。老人医療費無料化、乳幼児医療無料化を、全国に先駆けて具体化した村だ。その岩手県(旧)沢内村を題材に取った映画「いのちの山河 ~日本の青空Ⅱ」が、9月には完成する。その岡山県内での上映に向けて、今日「『いのちの山河 ~日本の青空Ⅱ』製作支援委員会・おかやま」の代表者会議が、プロデューサーの小室さんをお迎えして開催され、私も参加させていただいた。
会議に先立って、これまでに撮影済みの豪雪下でのシーンを、約30分程度特別に魅せていただいた。なんとも雪が美しく撮影されていたが、その裏にある厳しい現実が、俳優達によって表現されていく。「死んでから病院に行く」という現実に、私はシナリオを読んで心打たれていたが、現実の映像になったのを見て、さらに深く私に迫ってきた。今こそ、憲法25条を暮らしに活かす時だ。とても、素晴らしい映画になることは確実だ。
さて、この映画「いのちの山河 ~日本の青空Ⅱ」は、10月15日(木)19時~、岡山市民会館を会場に「特別有料試写会」を開催することが決定された。そしてその後、11月から県内各地でのきめ細かい上映会が開催できればと相談し合った。あなたの地域でも、上映会をしませんか? 同時に、10月15日(木)の日程を今からチェックしておき、是非ともご参加をお願いしたい。なお、チラシ・ポスターなどが出来上がるのは、9月上旬になるとのことだ。ご了解をお願いしたい。