地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

ごあいさつ

いつも訪問してくれてありがとう。 「毎日が日曜日」の日々ですが、好奇心いっぱいに、ミーハー心を忘れず生きていく様や日々の思いを綴っていきたいと考えています。  是非とも、今後とも訪問をお願いします。また訪問していただいたら、足跡・コメントを残してくれたらなお嬉しいです(4桁の数字を半角小文字で入力忘れないでくださね)。 今後ともよろしくお願いします。

子どもたち

2010年11月30日 | ひとりごと
 


朝日で「いま子どもたちは」連載開始、子ども達の今日と明日が豊かであれ

 今朝の読売新聞が報じているが、昨日から開会した真庭市議会では、全議員が子ども虐待防止のシンボルであるオレンジリボンを着用して、虐待防止をアピールしたとのことだ。嬉しい動きとして注目した。全国各地に広がり、虐待防止の施策が前進することを願う。

 その一方では、今朝の朝日新聞の「産後7日保育所探し」の記事には、心が痛んだ。「認可保育所に入所を申し込みながら入れない子どもたち-(中略)都市部では『東大に入るよりも難しい』とも言われる」。この現実はなんとかならないのか、政治の力で今すぐに解決すべき課題だと思う。

 それにしても、もうずいぶんと時間が経ったが、7月31日付け新聞各紙に、大阪市での3歳と1歳の幼子をマンションに閉じ込めて餓死させるという、何とも痛ましい事件が起こり、一斉に報道されたことは記憶に新しい。

 しかし、そうしたとても深刻な事件も、マスコミの報道としては日々起こる事件・事故の前にはすぐにかき消されていく。そうした中でも、決して風化させてはならない出来事はたくさんあり、しっかりと記憶され、考え続けることが求められていると言えよう。

 とりわけて、今深刻な問題が表面化しているのが、子どもに関わることだ。私はいつも思うのだが、子ども達は日本の宝であり、子ども達は社会を映す鏡であり、子ども達の現状を考えると明日の日本・明日の社会が見えてくると考えている。その意味では、まさに明日の日本は、危機的状況にあるとすら考える。

 そんな中で、朝日新聞では一昨日・28日の一面トップ記事に「いま子どもたちは」の連載第一回が掲載された。連載にあたって、「いじめ、不登校、教育格差。子ども界が冬を迎えているように見えるからこそ、ありのままの子どもを見つめて大人にはない力や感性を描きたい。教室、放課後、家庭や塾と、子どもの集う場を幅広く訪ねる長期連載『いま子どもたちは』を始める」とある。

 まだ今日はまだ三回目であるので、その内容については定かではないが、まさに時宜にかなった大型企画と言えよう。この連載では、今の私の関心事である「子どもの貧困」について取り上げられることはないようであるが、子ども達の豊かな育ちに寄与するような連載となることを期待している。
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新伝説

2010年11月30日 | 食べ物
 


「たのたの庵」でランチやビールを楽しむと、そのカップルは結ばれるという

 沢田の柿を育てさせてもらっているが、まだまだ未熟で、その柿をお届けするのはとても勇気が必要だ。それでも「沢田の柿」というブランドがあり、みなさんに喜んでいただけるのが嬉しくて、お届けしたりもする。

 そして昨日は、いつも美味しいお料理を食べさせていただいている「たのたの庵」に、感謝の気持ちを込めてお届けした。そのお返しというか、庵主さんからは柚子をいただいたりもした。

 さてその「たのたの庵」のテーブルには、岡山商工会議所の「岡山の果実」のリーフレットが置かれていた。吉備土手下麦酒の岡山の果物(イチゴやブドウ)を使った「魔女の物語」が認定され、美しいリーフレットに掲載されている。

 そのリーフレットには、「晴れの国は、フルーツ王国!」、「こだわって、こだわって、岡山県産の果物が、おいしいブランド品になりました」と書かれている。そして、今年認定された14品目が写真と説明文つきで紹介されている。

 昨年「苺の麦酒」を楽しませてもらった「大森農園」さんのイチゴも、少し遅れたが、先頃初出荷されたと聞く。吉備土手の「ただ今の季節のビール(=魔女の物語)」は、「ピオーネ麦酒」を楽しむことができる。

 それにしても、吉備土手下麦酒さんは実によく頑張っておられる。吉備土手の翁さんは、心から麦酒と物づくりがお好きなのだと思う。だからこそ、美味しい麦酒がつくられるのだ納得する。

 ところで、今日は庵主さんにとても嬉しいお話を聞いた。先日の日曜日の夜に来店された三組のカップルは、みなさん結婚されるそうで、お一組はそのパーティを、そしてもうお一組は人前結婚式を「たのたの庵」でしたいと希望され、予約されたとのことだ。「嬉しいお話が続いて気分がうきうきした日だった」と、庵主さんが笑顔で語られていた。

 なるほど、と思った。とても素敵な雰囲気の「たのたの庵」でランチをしたり、吉備土手下麦酒を楽しんだカップルは、その温かい雰囲気に包まれ、心はより近くなり結ばれるのだと確信した。今デートで「たのたの庵」に行くと、そのカップルは結ばれるという新たな伝説が誕生しつつある。カップルのみなさん、試してみたら如何。

 ところで、そんな「たのたの庵」に夜なかなか飲みに行けないのはとても残念だし悔しい。今年は、年内にもう一度は飲みに行けるのだろうか。もう明日からは12月となる。時間が流れるのが、とても早い。

 
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PSA

2010年11月29日 | 健康
 


大腸がん検査(PSA)の数値が連続上昇しており、精密検査を言われた

 今年の自治体検診の結果はさんざんで、無事だったのは大腸ガン検診のみで、先月来胃がんの疑いで胃カメラ、肺がんの疑いでCT検査を受けた。その結果は、慢性胃炎の診断はあるものの、いわゆるガンの診断は下されず、一安心しているところだ。

 しかし、今日もう一つ難題があり、診察を受けた。それは大腸がん検査の数値(PSA)が、三年前は正常値の4以内だったのに(ただしその前は4を超えていた)、昨年は4.53、今年は5.08と二年続けて上昇しており、「要精密検査」との診断で、今日は泌尿器科での診察を受けた。

 私はもう三年前になるがPSAが4を超えて、国立病院に入院して検査を受けたことがある。前立腺を10カ所、いわゆるひっちぎってその細胞を検査したことがあり、その限りでは「無罪」だった。

 しかしその際の局部麻酔をしての検査(大学病院では検査なしだそうだ)とその後の痛かったことは、いまだにトラウマとなっている。従って、その検査だけはしないと心に決めて、診察を受けた。

 その先生は話をしていてとても安心でき、かつとても素敵な方だったが、前立腺がんの検査は「それ以外にはなし」とすっぱりと言い渡された。先生は「二年連続して上昇しており、精密検査の必要がある。しかし後はご本人の意思です」と言われた。私は動揺して少し考える時間をもらって一度診察室を出た。

 しかし、どうしても先に国立で味わった恐怖に打ち勝つ勇気が出ないで、精密検査はお断りした。ただ、もう一つの判断材料となる血液検査をし、その結果を聞く際に、触診もしていただくこととした。

 この二つの判断材料も含めて、やはり精密検査が必要となれば、逃げ回ることはできないと考える。二週間後の診察の際までには、その痛さに耐える勇気を身につけておきたいとも考えている。

 ともあれ健康にというか、元気に過ごすことが難しい年齢になってきた。悩ましい話だ。
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新垣勉

2010年11月29日 | 音楽・コンサート
 


「スミセイ ライフフォーラム 『生きる』」、新垣勉の歌声に魅了され感動した

 昨日は「(財)住友生命健康財団」主催の「スミセイ ライフフォーラム 『生きる』 いのちをささえるうたとことば」の催しに参加させていただいた。メインゲストは、テノール歌手の新垣勉さんだ。テーマは、「私を救った出逢い」だ。

 PR用の「チラシ」には、次のように書かれている。「憎しみから感謝へ、孤独から愛へ。全盲、差別、天涯孤独、絶望の淵から生への道しるべとなったのはラジオから流れてきた賛美歌と、心から彼の言葉を聞いてくれた恩師との出会いでした。いま、あふれる感謝と愛を多くの人へ伝えたい。生きる勇気を伝えたい。新垣勉さんの心温まるおしゃべりと魂を揺さぶる歌声をお届けします」。

 さて、第一部「セミナーステージ」は「私を救った出逢い」と題する新垣勉さんのトーク。第二部は「コンサートステージ」で、「新垣勉 ~ハートフルコンサート」の二部構成となっている。

 その歌声には、やはり魅了された。伴奏はピアノのみ。それでも、新垣勉さんの素晴らしい歌声が、広いシンフォニーホールを圧倒する。まさに、「魂を揺さぶる」歌声で、感動した。

 加えて心温まるトークにも感動したが、新垣勉さんのトークには、結構駄洒落と言うべきか、笑いを取る言葉がしばしば、繰り出されるのも気に入った。
 *トークに続いてのコンサート、遠くからいらっしゃっていただいて・・・
 *ゴーヤのお話しが出ると、「ぼーや(ゴーヤ)よい子だ ねんねこな・・・」
 *紅葉は美しくしばしばきたくなる、またこよう(紅葉)な・・・
 *オリジナル曲「私の半生」を紹介し、反省(半生)しきりですが・・・等々

 今日の「催し」には、開場時の混雑を避けて、開会15分前くらいに着席した。幸いにも、一階席の最後列に近い横の座席が二席空いており、着席することが出来た。まさに一階席は、びっしり満員。二階席のみならず三階席にも、たくさんのお客さんがあったと想像する。そんな方々と、素敵な時間を過ごさせてもらったことを感謝した。素敵な企画だった。
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一輪車が横転

2010年11月28日 | 沢田の柿育て隊
 


早く終えなければと焦る気持ち、一輪車は横転させるし収穫用ハサミも紛失

 昨日に続いて、今日も柿の収穫に行った。その柿の収穫中に私の携帯が鳴った。ご指導いただいているKさんからで、私たちの「柿育て隊」の柿山のオーナーであるOさんが、「いつ収穫するのか、早くしないと」とやきもきされてるので、早急に収穫をとのことであった。

 さもありなん、もう沢田の柿山で、柿がなっている木は数えるほどだ。早く柿を収穫しなければ木にもよくないと思いつつ、頑張っていつものカゴに、柿をいっぱいに入れた。すると何とも重たく、一度選果場へ降りて、一輪車を借りて運ぶこととした。

 しかし、一輪車の運転はとても難しく、ナントナント、横転して柿をばらまいてしまった。坂道に柿の転げること、転げること、切ない思いで追いかけた。

 こんな苦労した今日の収穫作業だが、今日は加えて大変なことを起こしてしまった。武士の社会であれば、切腹ものだ。柿の収穫になくてはならない「収穫用ハサミ」を、何と紛失してしまったのだ。帰宅するとそのハサミがなく、立ち寄ったところにも電話したが、どこにもない。とても焦り、且つ慌てた。

 考えてみると、ハサミは袋に入れた記憶がある。一輪車を横転させた際に、落としたのだろうとの結論に達した。そこで、今日同じ「柿育て隊」のHさんが収穫に行くと聞いていたので、電話して探してくれるよう頼んだ。すると、嬉しいことに「落ちていましたよ」と電話をしてくれた。これで、切腹は免れた。一安心だ。

 それにしても、もうこの時期の柿の色の美しいこと、美しいこと。まさに「柿色」だ。少し柔らかくはなっているものの、夜露を浴びて甘さもすごく増している。ただ、今年の酷暑の夏に「やけど」した部分であろうか、黒くなっている柿もある。柿を育て収穫する作業を通して、いろんなことを学ぶ。そしてまた、気分転換にも最高だ。

 ところで「沢田の柿生産者組合」による沢田の柿の販売も、今日を含めてあと三回となった。後は、12月1日(水)と3日(金)のみだ。販売は箱入りからで、その後に格安の「赤袋」の販売となる。販売開始は、13時からだ。私が柿山から下りてきた11時前には、もう10人近くが並んでおられた。大変な人気だ。

 私の柿育ても来年は三年目、勝負の年だ。来年こそは頑張って、しっかり大玉を育てて、みなさんにお届けできればと思う。私たち「沢田の柿育て隊」は、公民館の「クラブ講座」としての位置づけであり、その成果を示す美味しい柿を、みなさんにお分けもしたいと考えている。

 
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散髪

2010年11月28日 | 身辺雑記
 


今朝6時30分に散髪の予約、40年間そのお店で散髪をしていただいている

 昨日、お庭の剪定をしていただいたからと言うわけではないが、今日は散髪をした。私がお世話になっている散髪屋さんには、考えてみるともう40年も散髪をしていただいている。この間、一度たりとも他の散髪屋さんに行ったことはない。そのお店では、私が年金生活になったと、散髪代を500円下げてくれている。優しい。そんな心づかいに感謝だ。
 その散髪屋さんには現役を退いてからも、散髪を昼間にするのは何だかもったいない気がして、土・日の早朝に散髪をお願いしている。今朝も6時30分からお願いした。時にはお店で寝たりして、私のワガママを聞いて散髪していただいている。申し訳ない気持ちと、感謝の気持ちでいっぱいだ。
 ところで今朝休日のしかも早朝であり、旭川の土手を車は猛烈なスピードで飛ばしている。そう言えば昨晩、チェロコンサートの帰り、夜であり今朝のような大変なスピードで走っていた。すると、目の前でチェッカーフラッグが振られるのが見えた。以前の苦い思い出が蘇った。
 しかし、止められたのは私の前の車で、その後ろを着いて走っていた我が車は、止められずにすんだ。胸をなで下ろした。あの場所で「ねずみ取り」をしたら、全ての車はスピード違反で捕まるのは間違いない。
 そんなことを思い出しながら、散髪を終えた。そして、「よいお年を」との声で送られた。その後「カフェ MORI」で、400円のモーニングを楽しんだ。
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チェロリサイタル

2010年11月28日 | 音楽・コンサート
 


「藤原真理チェロリサイタル」、素敵なチェロの音色に魅了された

 昨晩はまたルネスホールへ行った。「サンフラワー基金チャリティコンサート」の「藤原真理チェロリサイタル」を聞きに行った。

 全くの音痴で未だカラオケを一曲も歌ったことがないほどだ。私はいつ死んでも満足だが、ただ一つ心残りがあるとすれば「カラオケを歌うことなく死ぬ」ことだろうか。これまで心許す素敵な女性が登場して、私と一緒にデュエットなど、カラオケを付き合ってくれることを願ってきたが、そんな夢のようなことは起こらなかった。

 ともあれ、今日はルネスでのクラシックを楽しんだ。コンサート前には、「公文庫カフェ」で、「モカ・カリエンテ・ジャパネサ」を飲んだ。この飲み物は、モカとココアにマシマロが浮かぶもので、古くからメキシコで飲まれ、カフェモカの原型とも言われているそうだ。

 ところで「サンフラワー基金」は、ドメスティック・バイオレンス(DV)被害者保護のためにと物資提供事業活動に取り組んでおり、その事業の一つが「チャリティコンサート」だ。そんな趣旨があり、音痴の私でも、クラシックコンサートを聞きに行った次第だ。

 そんな極めてコンサートを楽しむ姿勢としては消極的だったが、藤原真理さんのチェロの演奏はとても素晴らしかった。藤原さんのチェロは300年の歴史があるそうで、そのチェロが紡ぎ出す音色はとても素敵で魅了された。

 それにしても昨日は、朝は自分で育てた柿を収穫し、昼間は落語を楽しみ、夜はチェロのコンサートを楽しんだ。とても充実した一日だった。「藤原真理チェロリサイタル」に感動して、ルネスホールを出ると、美しいイルミネーションが輝いていた。
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柿の収穫

2010年11月28日 | 沢田の柿育て隊
 


友人がお友達を誘って柿の収穫にきてくれた、柿の収穫作業はとても楽しい

 昨日は友人がお友達お二人と一緒に、我が柿山に上ってきてくれた。三人は各々にリュックサックや大きなバッグを用意して、男の私でも持ち上げられないくらい詰め込まれていた。一本の木は、ほとんど柿がなくなった。
 それにしても、「沢田の柿山」はどの木にも柿はなっていない。全て収穫済みだ。我が「沢田の柿育て隊」のメンバーの方のオーナー木も、私と友人Tさんの木を除くと、まだ柿の実がついているのは数本しかない。
 我が柿の木も、早く収穫を終えてあげて、柿の木を楽にしてあげたいとは思うのだが。今日の収穫作業を終えても、まだ小さな柿がかなりの量が収穫を待っている。あまり長く柿の収穫を遅らせると柿の木が弱って、来年の柿の着果に影響してくる。
 ところで、昨年は12月2日に最後の収穫をしている。そして柿の収穫後は落ち葉かきをして、燃やす作業が待っている。落ち葉は病気を含んでいることがあるので、必ず燃やすことが必要だ。
 そしてまた、落ち葉が残っているとお礼肥を施す際に、落ち葉と共に風に散布したお礼肥が飛ばされたりするので、しっかりと土地に染みこまない恐れがある。落ち葉かきとその落ち葉を燃やす作業はとても大切だ。来月早々には、それをやらなければと思っている。
 そんな柿の収穫作業を楽しんだ後は、「珈琲館プラス」で少し早いがお昼とした。嬉しい時間を過ごした。

 
 
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桂米朝一門会

2010年11月27日 | 歌舞伎・演劇・バレー
 


朝日上方落語 桂米朝一門会、ざこば、南光、米團治等の古典落語を楽しんだ

 今日は庭木の剪定に、いつもの「葉好園」さんがきてくださった。朝早くから二人でテキパキと剪定をされていく。私の柿の剪定も、お二人のようにテキパキとできるようになるのはいつだろうと思ったりもした。
 さて今日は、これまた毎年恒例としている朝日新聞社主催の「朝日上方落語 桂米朝一門会」で、落語を楽しませてもらった。
 私は話芸が好きで、万歳、落語、講談などにを結構聞きに行っている。今日も、テレビなどでお馴染みの桂ざこば、桂南光、桂米團治などが古典落語を語っていただき、たっぷりと落語を楽しむことができた。また、一門会初出演の月亭可朝もたっぷりと語ってくれた。
 今日の「米朝一門会」は落語会であり、さすがに私のような中高年の男性が多く、休憩時間には市民会館の男性トイレも長蛇の列であった。私は長く市民会館で公演などを楽しんでいるが、今日のような男性トイレの列は初めての経験だ。
 たっぶりと古典落語を楽しんだ後に、繁華街を歩くとクリスマスツリーが飾られていた。もう年末であることを意識した。
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中島諒人講演

2010年11月27日 | 展覧会・講演会
 


中島諒人講演「劇場という名の社会装置 ~演劇が地域資源に資する~」

 NPO法人アートファームが、創立20周年プレ事業として連続講演シリーズ「舞台芸術 -地域との対話」を開催している。とても魅力的な講師陣であり、私は全五回の通し券を購入している。

 そして、昨日はその第4回目であり、「鳥の劇場」を主宰する中島諒人の「劇場という名の社会装置 ~演劇が地域資源に資する~」と題した講演があり聞きに行った。この連続講演シリーズでは、前回・第3回は欠席したが、これまでに通算では3/4は参加しており、横着な私にしては真面目に参加していると言っていいだろう。

 ところで講師の中島諒人さんは演出家であり、2006年より「鳥の劇場」を主宰し、「鳥取市鹿野町で廃校になった小学校と幼稚園をリノベーションし、意欲的な演劇活動を全国に向けて発信」している。そして、今年、芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞している。

 実は私は「鳥の劇場」を知らなかったのだが、津山在住のご縁があった方のブログで、「鳥の演劇祭」や「鳥の劇場」を観に行ったことを報告されていたので私も興味を持っていて、もっと詳しく知りたいと考えていた。

 今日は、その中島さんが主宰している「鳥の劇場」の4年間の歩みを、豊富な写真を使って、とても具体的にお話しいただいた。そして、「劇場」をただ単に演劇好きの人たちのみでなく、芸術集団「鳥の劇場」のものだけでなくすために、「創る、招く、いっしょにやる、試みる、考える」の5つのプログラムを展開したその歩みを語りながら、とても大切なメッセージを届けていただいた。ワクワクしながら聞いた。

 そしてお話しの中では、「芸術に対する投資についての社会的な議論」について、芸術の公共性が理解されているとする外国の例も引きながら、日本の場合には人間の社会にとって、すぐに採算が議論になり、何が大切なのかという成熟した議論がなされていないのを残念がられていた。

 また、鳥取にある「菜の花診療所」の徳永進医師とのトークで、ターミナルケア・医療の役割と演劇の役割の共通点が語られたことなど、とても興味深く聞かせてもらった。

 そして知の遺産を保存している図書館や行政などの資料を保存している公文書館、それらに比して劇場で何が貢献できるのかを考えると、文字に出来ない人間の感情、そう怒り、感動、喜び等がストック、蓄積できるのではと語られた。なるほど、まさに生の人間と向かい合っているのが、劇場、舞台芸術であり、それが私が惹かれ続けている要員なのだと理解できた。

 そんなお話しを聞いていて、今年で三回目となっている「鳥の演劇祭」(この内容も昨日は写真で詳しく紹介していただいた、今年の場合は9月3日~26日まで開催)に、来年こそは行ってみたいという気になった。

 それにしても、こうした魅力的な企画で学び・楽しめるのは、「アートファーム」を主宰する大森誠一さんが岡山にいればこそだ。これまで長く素敵な企画で楽しませてもらってきた。いくら感謝しても尽きない。その大森さんの次なる企画は、12月17日の竹下景子主演の劇団燐光群の舞台だ。これまた、楽しみにしている。

 
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