昨日は意を決して、外出した。痛み止めを飲み、膝にはたくさんのシップを張り、心を強く持って家を出た。それはずいぶんとお世話になってきた杉本賢志さんが指揮をされる「第79回岡山交響楽団」の定期演奏会での「悲愴」を聴くため。
杉本さんとの最初の出会いは岡山市役所で文化の仕事をしている時だったと思う。市の「岡山音楽祭」等でずいぶんとご無理をお願いし、お世話になった。以来ご縁をいただいていて、最後の指揮は何としても聴かなければという思い。それは杉本さんへのリスペクトであり、感謝の気持ちからだった。
しかし、「最後の指揮」は私のいつもの「早とちり」だった。岡響の常任指揮者である杉本さんが、そのFBに「80回で卒業する。岡響で最初に指揮した『悲愴』、今回再演できるのは嬉しい。本当80回でということだった」と書かれているのを読んで、何故か今回の「悲愴」の演奏が指揮をされる最後なのだと思い、なんとしても聴かなければと思ったから。
痛い足を引きずり、何とか開演前に着席できた。音楽音痴である私だが、それでも「悲愴」には心を揺さぶられた。杉本さん、渾身の指揮だった。感動した。終演後、大きな大きな拍手が会場いっぱいに広がった。
さて、岡響の次回・「80回定期演奏会」は今年・2025年11月30日(日)に、早島町の「ゆるびの舎」での開催とある。まさしく杉本さんの最後の指揮。
何としても行かなければと思うのだが、「みんなの食堂たかしま」の開設の日でもある。これは、申し訳ないけどパスさせていただくとして、問題は「ゆるびの舎」へどうやって行くかだ。私の下手な運転ではとても無理。誰かに乗せて行ってもらう以外にはない。どなたか、ご一緒に「岡響演奏会」、聴きませんか。車に乗せて行って。ランチは、ご馳走しますので。